【Excel・エクセル】UNIQUE関数|重複データを除いて抽出する

一致,抽出

もりの

この表から、重複を除いたリストを作れないかな?

やまの

UNIQUE関数ってのを使えばできるんよ。

今回のポイント
  • 重複を除いたデータを抽出するには、UNIQUE関数
  • =UNIQUE(範囲,行か列か,オンリーワンだけにするか)
  • 0を表示しないで空白以外にするには、FILTER関数と組み合わせる

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【Excel・エクセル】重複データをまとめるUNIQUE関数

UNIQUE関数は、指定した範囲から重複を除いて抽出する関数です。

重複したデータをまとめて、1つだけ表示するってことですね。

例えば同じ購入者が何人かいる表から、重複した購入者を除いて、購入者のリストを作りたい場合。

もりのさんめっちゃ買ってる

UNIQUE関数を使えばこの通り!

重複したセルを省いて、重複しないリストを作ってくれるんです。

UNIQUE関数で購入者がわかった
やまの

ただ2023年8月時点では、UNIQUE関数はMicrosoft365(旧オフ365)とExcel2021でしか使えんのよ。

ちなみに読み方は、「ユニーク関数」です。

さっそく、使い方を見てみましょう。

UNIQUE関数の使い方、基本編

UNIQUE関数の書き方

=UNIQUE(配列,[列の比較],[回数指定])

配列この範囲の重複してないデータを抽出して
列の比較配列(範囲)を行(横方向)にするなら「TRUE」にする
列(縦方向)なら省略可(またはFALSE)
回数指定重複した値を省く(TRUE)か
リストに加える(省略可、またはFALSE)か

では早速UNIQUE関数を使って、先ほどの表から、重複を除いた購入者のリストを作ってみましょう。

購入者のリストを作りたい

※以下はパソコンで閲覧いただくと、実際に操作できます。

いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!

やまの

=UNIQUE(A2:A13)で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

まずは関数名、「=UNIQUE(」と入力してください。

まずは関数名を書く

ステップ2

あとは重複を省きたい範囲をドラッグするだけ。

今回はセルA2からA13までをドラッグします。

リストにしたい範囲を選ぶだけ

完成!

これで式は完成です。

Enterを押せば、無事重複を除いたリストが作成できました!

UNIQUE関数で購入者がわかった

UNIQUE関数の使い方、複数列にする

UNIQUE関数はスピルが使えます。

配列で複数行を選択すればOKですよ。

A列とB列両方を含めて「=UNIQUE(A2:B13)」とすれば、お隣の購入品名も含めて重複していないデータを抽出できました。

購入者と購入品名どちらも重複するヤツだけ除けた

UNIQUE関数の使い方、行方向を検索

もりの

さっきは列(縦)方向の範囲だったけど、行(横)方向の表も重複データをまとめられるの?

やまの

列の比較を「TRUE」にすればいいんよ。

ステップ1

まずは「=UNIQUE(」まで入力して、範囲を選択します。

ここまでは一緒

「,(カンマ)」も忘れずに。

ステップ2

「TRUE」と入力してください。

横方向はTRUE

完成!

Enterを押せば、無事行(横)方向の重複データをまとめられました!

横方向はTURE、忘れないでね!

UNIQUE関数の使い方、1回だけ出る値だけ抽出する

もりの

まったく被ってない値だけで、リストを作れないかな?

やまの

回数指定を使えばいいんよ。

UNIQUE関数では、1回しか登場しない購入者だけのリストも作れます。

1回だけ買った人を知りたい

ステップ1

まずは「=UNIQUE(」と入力して、範囲を選択します。

今回れ列の比較は指定しないので、「,(カンマ)」を2つ入れますよ。

省略可の引数を飛ばすには、そのままカンマ

ステップ2

「TURE」と入力してください。

1回だけの値を抽出するにはTRUE

完成!

Enterを押せば、1度も被ってないオンリーワンだけのリストができました!」

私たち、オンリーワン!

【Excel・エクセル】UNIQUE関数で空白以外を抽出する

範囲内に空白がある場合、「0」と表示されます。

空白は0になる
もりの

え、0を表示しないで、空白以外で抽出できないの?

やまの

FILTER関数と組み合わせれば、できるよ。

FILTER関数は、こちらのページでご紹介しています。

ステップ1

まずは「=UNIQUE(」まで入力しましょう。

UNIQUE関数から書いていきます

ステップ2

ここでFILTER関数の出番です。

「FILTER(」と入力してください。

FILTER関数登場

ステップ3

続けて、重複を除いて抽出したい範囲をドラッグ、「,(カンマ)」、もう一度同じ範囲をドラッグします。

今回だと「(A2:A13,A2:A13」ですね。

範囲は全く同じ

ステップ4

「<>""」と入力します。範囲内で空白以外、ということですね。

最後に「))」と入力します。

空白じゃないって意味

完成!

Enterを押せば、無事空白以外の重複データを除いて、データを抽出できました。

空白以外でUNIQUE関数が使えた

これで、重複データを除いたリストが作れますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 重複を除いたデータを抽出するには、UNIQUE関数
  • =UNIQUE(範囲,行か列か,オンリーワンだけにするか)
  • 0を表示しないで空白以外にするには、FILTER関数と組み合わせる

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