【Excel・エクセル】最大値と最小値を抽出!MAX関数、MIN関数

今回のテストの最高点数、最低点数は何点だったんだろう?

それ、MAX関数、MIN関数ですぐにわかるんよ。
- 最大値はMAX(セル範囲)
- 最小値はMIN(セル範囲)
- オートSUMで関数を使わなくてもできる
MAX関数、MIN関数の使い方の練習ファイルダウンロード

一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】最大値を抽出できるMAX関数

あるセル範囲の中で、一番大きい数値を検索できるのが、MAX関数です。読み方はマックス関数、そのまんまですね。
最大値はもちろん数字の話なので、範囲の中にある文字などは無視されます。

数値だけで見てくれるんよ。
【Excel・エクセル】最大値を求めるMAX関数の使い方
=MAX(数値1,数値2,……)
MAX | この中で一番大きい数値は? |
数値1 | この中(セル範囲でもOK) |
数値2 | この中(セル範囲でもOK)……最大255個まで比較できる |

引数は一つでも大丈夫!
MAX関数の使用例
次の画像は、それぞれのテストの結果をまとめた表です。
この中で最高点数は何点だったかを調べて、セルB11に抽出してみたいと思います。


=MAX(B2:B10)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
セルB11に、「=MAX(」と入力してください。

半角英数入力モードにしてから、入力するんだよね。
ステップ2
最初の引数は、「この中」という、範囲を指定するものでした。
今回はみんなの点数の中から探したいので、セルB2~B10ですね。

引数は関数の括弧の中に入れる式だよね。
セルB2からB10をドラッグして、エンターキーを押してください。
完成!
範囲の中で一番大きい数値が出てきました!


これでおしまいなんよ。

はやっ!
範囲がいくつか分かれる場合は、=MAX(B2,B5:B8,C5:C8)といったように、カンマで区切ればOKです。
【Excel・エクセル】最小値を求めるMIN関数、読み方は?

ある範囲の中で、一番小さい数値を教えてくれるのが、MIN関数です。
読み方はミン関数、またはミニマム関数とも。英語の「Minimum(ミニマム)」からその名が付きました。
こちらも最小値はもちろん数字の話なので、範囲の中にある文字などは無視されます。

こっちも数値だけで見てくれるんよ。
【Excel・エクセル】MIN関数の使い方
=MIN(数値1,数値2,……)
MAX | この中で一番小さい数値は? |
数値1 | この中(セル範囲でもOK) |
数値2 | この中(セル範囲でもOK)……最大255個まで比較できる |

デジャヴ……?
MIN関数の使用例
次の画像は、それぞれのテストの結果をまとめた表です。
この中で最低点数は何点だったかを調べて、セルB12に抽出してみたいと思います。


=MIN(B2:B10)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
セルB12に、「=MIN(」と入力してください。

半角英数入力モードにしてから、入力するんだよね。
ステップ2
最初の引数は、「この中」という、範囲を指定するものでした。
今回はみんなの点数の中から探したいので、セルB2~B10ですね。

引数は関数の括弧の中に入れる式だよね。
セルB2からB10をドラッグして、エンターキーを押してください。
完成!
範囲の中で一番小さい数値が出てきました!


最大値と最小値は、関数を使わないで求める方法もあるんよ。
スポンサーリンク
【Excel・エクセル】関数を使わずに最大値・最小値を検索する方法

最大値・最小値を調べるにはオートSUM
オートSUMを使えば、クリックだけで最大値も最小値も抽出できます。
オートSUMについて詳しくは、下記ページで解説しています!

実際に使ってみよう。
先ほど入力した関数は一度削除して、開いたときの状態に戻してください。

オートSUMで最大値を出す
まずは最大値から調べていきましょう。
ステップ1
最大値を出したいセルB11をクリックしてください。
「ホームタブ」→編集のところにある「オートSUMの右にある▼(下向き三角」をクリックしてください。
オートSUMは「Σ(シグマ)」のマークです。

ステップ2
オートSUMのメニューが表示されるので、「最大値」を選んでください。

ステップ3
すると、エクセルが自動で範囲を考えて、関数を書いてくれました!
範囲もセルB2:B10で問題なさそうなので、エンターキーで確定してください。

完成!
自分で関数を記入したときと同じ結果になりました!簡単ですね。

オートSUMで最小値を出す
ステップ1
最小値も同じく、まず最小値を出したいセルB12をクリックして、「ホームタブ」→編集のところにある「オートSUMの右にある▼(下向き三角)」をクリックします。

ステップ2
出てきたオートSUMのメニューから、「最小値」を選んでください。

すると、エクセルが自動で範囲を考えて、関数を書いてくれました!
しかし、範囲がB2からB11までと、テストの点数ではなく、先ほど出した最高点数が入っちゃってます。
ここだけ修正しましょう。B11をB10にします。

ステップ3
まず、「B11」と「)」の間にポインタを移動させて、クリックをしてください。
範囲が修正できるようになったので、1を消して0にします。
または、正しい範囲を改めてドラッグしてもOKです。


「Shiftキー」を押しながら「矢印キー」でも、範囲を変えられるんよ。
完成!
これでエンターキーで確定すると……最小値が出ましたね!

最大値・最小値に印をつける、条件付き書式
最大値・最小値を抽出してセルに出すのではなく、直接該当のセルに印をつけることもできます。
実際にやってみた方が分かると思うので、さっそくやってみましょう!
次の画像の点数のセル(B2~B10)を、最大値なら青く、最小値なら赤く塗りつぶしたいと思います。

条件付き書式で最大値を探す
ステップ1
まず、最大値を探したい範囲(どの中の最大値を求めたいのか)をドラッグして選択します。
ちょうど例題のような状態ですね。
ステップ2
「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。

ステップ3
条件付き書式のメニューが出てくるので、「上位/下位ルール」→「その他のルール」と進みます。

すると、「新しい書式ルールダイアログボックス」が表示されました。

ステップ4
「上位」の右側(10と書いてあるところ)を「1」にします。これで上位1位だけ、書式を変えられるようになります。
次は、書式を設定しましょう。書式をクリックしてください。

ステップ5
セルの書式設定ダイアログボックスが表示されますので、1位のセルの書式を自由に決めてください。
今回は、青く塗りつぶしたいと思います。
背景色から青を選んで、「OK」をクリックしてください。

ステップ6
OKを押すと、新しい書式ルールダイアログボックスに戻ります。
設定した書式がプレビューに表示されるので、良ければ「OK」をクリックします。

完成!
最大値のセルが青く塗りつぶされました!

条件付き書式で最小値を探す
最小値も同じ要領で探せます。
ステップ1
まず、最小値を探したい範囲(どの中の最大値を求めたいのか)をドラッグして選択します。
今回は、セルB2からセルB10を選択してください。

ステップ2
「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。

ステップ3
条件付き書式のメニューが出てくるので、「上位/下位ルール」→「その他のルール」と進みます。

すると、「新しい書式ルールダイアログボックス」が表示されました。

ステップ4
今回は最小値、つまり最下位の数値に色を付けたいので、上位の右側にある下向き矢印から「下位」を選びます。

ステップ5
下位の右側(10と書いてあるところ)を「1」にします。これで下位1つだけ、書式を変えられるようになります。
次は、書式を設定しましょう。書式をクリックしてください。

ステップ6
セルの書式設定ダイアログボックスが表示されますので、最小値のセルの書式を自由に決めてください。
今回は、赤く塗りつぶしたいと思います。
背景色から青を選んで、「OK」をクリックしてください。

ステップ7
OKを押すと、新しい書式ルールダイアログボックスに戻ります。
設定した書式がプレビューに表示されるので、良ければ「OK」をクリックします。

完成!
最小値のセルが赤く塗りつぶされました!


誰が1位かサクッと調べたいときなんかは、条件付き書式の方が便利かも。
これでどんなに範囲が広くても、一発で最大値や最小値が抽出できますね!
それでは、お疲れさまでした!
- 最大値はMAX(セル範囲)
- 最小値はMIN(セル範囲)
- オートSUMで関数を使わなくてもできる
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません