【Excel・エクセル】TRIMMEAN関数の使い方!AVERAGE関数との違いは?

統計

もりの

平均を出したいけど、極端なデータがあるからずれちゃうんだよな。

やまの

そんな時は、TRIMMEAN関数を使うといいんよ。

今回のポイント
  • 極端な値を除外して平均値を知りたい場合はTRIMMEAN関数
  • =TRIMMEAN(平均を出したい範囲,そこから何割分除外したいかを小数点で)

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【Excel・エクセル】極端なデータを除いて平均値を出す、TRIMMEAN関数

普通平均は合計÷総数、エクセルだとAVERAGE関数を使います。

ただ1部の極端な値があると、とても平均とは言えない答えになることがあります。

平均値だが平均年収と言えない

そこで、全体の上下を割合で除外して平均してくれる関数、それがTRIMMEAN関数です。

ちなみに読み方は、「トリムミーン関数」です。

上下の極端なデータを省いて平均を出した
もりの

分かるような、分からないような……

やまの

とりあえず使ってみよう。

AVERAGE関数、AVERAGEIF関数との違いは、こちらの動画でご紹介しています!

【Excel・エクセル】TRIMMEAN関数の使い方

TRIMMEAN関数の書き方

=TRIMMEAN(配列,割合)

配列平均を出したい範囲
割合範囲内の総数から除外したい割合を指定

この表から平均年収を出したいのですが、上下に極端な値があるので、これらを省いた平均を出したいと思います。

極端な値を省いて平均したい
やまの

=TRIMMEAN(A2:B6,0.2)で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

とりま関数名を入力しましょう。

「=TRIMMEAN(」まで入力します。

まずは関数名

ステップ2

配列は範囲、つまりAVERAGE関数と同じです。

年収が書かれたセルA2~B6をドラッグして選択します。

そして「,(カンマ)」

平均を出したい範囲を選択

ステップ3

最後に割合です。

配列の総数の何割を省くかを、小数点で指定します。

今回範囲内には10個の値があります。

で、省きたいのは0と12800の二つ。

割合は範囲の何割を省くか

10のうち2つを省くので20%、小数点で表すので0.2ですね!

「0.2」と入力してください。

0.2で2割カットできる

完成!

これで式は完成です。

エンターキーを押すと、無事極端な値を除いた平均年収が出せました!

上下の極端なデータを省いて平均を出した

TRIMMEAN関数の割合で省かれるデータ

やまの

割合について、もうちょっと詳しく解説するね。

先ほどは総数10に対して0.2を指定したので、2つ値を省いて平均を出しました。

で、先ほどの例を見ると、最大値から1つ、最小値から1つの値を除いた平均が出ていました。

つまり上下で省かれる値の個数は、総数(配列のセル数)×割合÷2となるのです!

もりの

総数×割合が奇数だったら?

例えば総数が10で割合を0.3にした場合、省かれる値は3、÷2すると1.5になってしまいます。

その場合、小数点以下を切り捨てした数が省かれます

総数10で割合0.3の場合、1.5を切り捨てて、最大値と最小値からそれぞれ1つの値が省かれるんですね。

平均値と中央値

平均と似て非なる、中央値という考え方もあります。

極端な値でうまく平均が出せない場合はTRIMMEAN関数でもいいですが、中央値を求めるMEDIAN関数を使うという手もありますよ。

やまの

中央値やMEDIAN関数については、こっちのページでお話しするね。

これで、極端な値が邪魔して平均値が出せないときも安心ですね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 平均値を知りたい場合はTRIMMEAN関数
  • =TRIMMEAN(平均を出したい範囲,そこから何割分除外したいかを小数点で)

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Excel,数式・関数統計

Posted by morino