【Excel・エクセル】AVERAGEIF関数の使い方!条件に合う平均を求める

計算,if,統計

もりの

条件に合うセルの平均値を知りたいんだ。

やまの

AVERAGEIF関数を使ってみよう。

今回のポイント
  • 条件に合う平均を出すにはAVERAGEIF関数
  • =AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)
  • ワイルドカードも使える

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【Excel・エクセル】条件に合う平均を求める、AVERAGEIF関数

条件に合うセルの平均値を求めるなら、AVERAGEIF関数を使います。

AVERAGE関数とIF関数の合体系ですね。

ちなみに読み方は、「アベレージイフ関数」です。

やまの

条件が複数ある場合は、AVERAGEIFS関数を使うよ。

AVERAGE関数、AVERAGEIFS関数、TRIMMEAN関数との違いは、こちらの動画にまとめました!

AVERAGEIF関数の使い方

AVERAGEIF関数の書き方

=AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)

AVERAGEIFこの範囲で条件に合う行の、対象範囲の平均を教えて
範囲この範囲で
条件この条件に合う
平均対象範囲平均したい値が書かれた範囲

次の表にAVERAGEIF関数を使って、お菓子の平均価格を出してみましょう。

※実際に操作できます。

いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!

やまの

=AVERAGEIF(B2:B7,F2,C2:C7)で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

まずは関数名。

セルG2に、「=AVERAGEIF(」と入力してください。

「=VERAGEIF(」まで入力した画像
まずは関数名

AVERAGEIFは長い!という方。

「=AV」まで入力してでAVERAGEIFまで進んでTabでもOKですよ。

AVERAGEIF関数を選ぶ画像
長い関数はこっちが便利

ステップ2

まずは条件を判定する範囲を選びます。

今回の条件は「お菓子」、お菓子かどうかはB列の分類を見れば分かりそうですね!

というわけで、分類が書かれたセルB2~B7をドラッグします。

範囲をドラッグした画像
範囲をドラッグ
やまの

次に進むから、「,」も忘れずにね。

ステップ3

次に条件。条件は「お菓子」でしたね。

直接「"お菓子"」と入力してもいいですが、セルF2にお菓子と書いてあるので、これを使いましょう。

セルF2をクリックして、「,」を入力します。

AVERAGEIF関数の条件を指定した画像
条件を書くか、セルをクリック

ステップ4

最後に、平均したい範囲です。

今回は価格の平均を知りたいので、価格が書かれたセルC2~C7をドラッグしてください。

平均対象範囲を選んだ画像
最後に平均対象範囲を選ぶ

完成!

これで式は完成です。

Enterを押せば、条件に合うセルの平均値が出ましたね!

条件を指定して平均が出せた画像
条件を指定して平均が出せた!

AVERAGEIF関数で以上や以下といった条件を使うには

AVERAGEIF関数の条件には、~以上や~以下、~未満といった比較演算子が使えます!

もりの

比較演算子?

やまの

この通り書けば、いろんな条件を指定できるんよ。

Bより大きい“>B"
B以上“>=B"
Bと等しい“=B"
B以下“<=B"
Bより小さい“<B"
B以外“<>B"
もりのの笑った顔
もりの

100以上ってしたいなら、「>=100」って書けばいいんだね!

今度は人気が3以下の製品の、平均価格を出してみましょう。

AVERAGEIF関数の練習問題
人気が3以下の平均価格を知りたい
やまの

=AVERAGEIF(D2:D7,"<=3″,C2:C7)で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

まずは関数名、「=VERAGEIF(」まで入力します。

Tabを使う方法でもいいですよ。

「=VERAGEIF(」まで入力した画像
まずは関数名

ステップ2

次は条件を判定する範囲。

今回の条件は「人気が3以下」、人気はD列に書いていあるので、セルD2~D7をドラッグして「,」です。

範囲をドラッグした画像
範囲をドラッグ

ステップ3

3以下なので「"<=3″」と書けばOKです!

そして「,」

条件を3以下にした画像
3以下はこうやって書く

ステップ4

最後に、平均したい範囲です。

価格の平均を知りたいので、価格が書かれたセルC2~C7をドラッグします。

平均対象範囲を選んだ画像
最後に平均対象範囲を選ぶ

完成!

これで式は完成です。

Enterを押せば、条件に合うセルの平均値が出ました!

条件を指定して平均が出せた画像
人気が3以下の平均が出せた!

AVERAGEIF関数にワイルドカードは使える?

AVERAGEIF関数の条件には、あいまい検索のワイルドカード」も使えます

ワイルドカードは、以下の記号で表す任意の文字の代わりです。

?何にでもなれる文字、一文字分
*何にでもなれる文字、0~何文字でもOK
もりの

ワイルドカードってなぁに?

やまの

詳しくは、こっちのページで説明するね。

ワイルドカードを使えば、「特定の文字を含む」という条件や、以下のような条件にもできるんですね。

Aで始まる“A*"
Aを含む“*A*"
Aで終わる“*A"
Aで始まりBで終わる“A*B"

例えば、商品名に「パ」が入っているものを条件にしたい場合、条件を「"*パ*"」にすればOKです!

「パ」が付く商品の平均が分かる式
「パ」が付く商品の平均が分かる

これで、いろんな平均値も楽々計算できますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 条件に合う平均を出すにはAVERAGEIF関数
  • =AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)
  • ワイルドカードも使える