【Excel・エクセル】空白を削除する、TRIM関数の使い方

データをコピーしたら、変な位置に空白スペースがあって困ってるんだ。

空白を削除するTRIM関数を使ってみよう。
- TRIM関数の使い方は「=TRIM(セル)」
- 文字の前後の空白を削除、間の空白を1つ残して削除する
- 半角と全角の空白はSUBSTITUTE関数で統一できる
【Excel・エクセル】空白を削除できるTRIM関数
TRIM関数は、指定した文字列(セル)の空白(スペース)を削除する関数です。
引数は1つしかないので、超簡単!

=TRIM(文字列)
TRIM | この中の文字の空白を削除してね |
文字列 | 空白を削除したい文字列(セル) |
ちなみに読み方は、「トリム関数」です。

削除の仕方は、空白の場所によって違うんよ。
TRIM関数の使い方
半角の空白スペースが入ったセルに、TRIM関数を使ってみましょう。
※それぞれ空白が入っている場所は、図の通りです。


カイザーしか入ってこない。
ステップ1
まずは「=TRIM(」まで入力します。

ステップ2
あとは、空白を消したいセルをクリックするだけ。

完成!
オートフィルでコピーすると、こんな結果になりました。


真ん中の空白は、1つだけ残るんだね。

TRIM関数は、次の3つの特徴があるんよ。
- 文字列の前後にある空白は、問答無用で削除する
- 文字列の間にある空白は、1つだけ残して削除する
【Excel・エクセル】全角と半角の空白を揃える(SUBSTITUTE関数と組み合わせ)
このTRIM関数、一つ弱点があります。
それは、半角スペースと全角スペースの統一ができないこと!
図のように、半角スペースと全角スペースが混在 する表で、TRIM関数を使ってみます。
前後の空白は削除されていますが、半角は半角、全角は全角で残ってますね。


カイザーまだおる。

うーん、空白は半角と全角どっちかに統一したいなぁ。
そんな時は、TRIM関数とSUBSTITUTE関数とを組み合わせて使います!
SUBSTITUTE関数の使い方
=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)
SUBSTITUTE | 次の文字を置き換えてください |
文字列 | この文字(セル)の中の |
検索文字列 | この文字を |
置換文字列 | この文字に |
置換文字 | 何個目の検索文字列を(省略可能) |

文字を変換する関数だね。

半角スペースを全角スペースに、または全角スペースを半角スペースに変換して、TRIM関数で削除するんだね!
では、さっそくやり方を見てみましょう。
全角空白と半角空白の揃え方
ズバリ、組み合わせ方は以下の通りです!
■すべて半角スペースに合わせる場合
=TRIM(SUBSTITUTE(セル," "," “))
■すべて全角スペースに合わせる場合
=TRIM(SUBSTITUTE(セル," “," "))
先ほどの表に当てはめると「=TRIM(SUBSTITUTE(A2," "," “))」で半角スペースに統一できます。

無事、半角スペースに統一して、空白を削除できました。

【Excel・エクセル】空白をすべて削除する方法
文字の間の空白も、すべて完全に削除したい!
という場合、先ほどのSUBSTITUTE関数を使って
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(セル," “,"")," ","")
と入力すればOKです。

半角スペースと全角スペースを、何もない状態に置換したんよ。
また直接セルの空白を削除するなら、置換機能を使うといいですよ。
ステップ1
空白を削除したい範囲を選択します。
シート全体の空白を削除したい場合は、ステップ1は飛ばしてください。

ステップ2
「Ctrl + H」を押して、検索と置換ダイアログボックスを出します。

ステップ3
検索する文字列に「消したい文字(この場合スペース)」を入力して、「すべて置換」をクリックします。
※置換後の文字列には何も入れません。

完成!
これで直接セルの空白を、すべて削除できました!


カイザー……
これで、邪魔な空白があってもすぐに削除できますね!
それでは、お疲れさまでした!
- TRIM関数の使い方は「=TRIM(セル)」
- 文字の前後の空白を削除、間の空白を1つ残して削除する
- 半角と全角の空白はSUBSTITUTE関数で統一できる
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