【Excel・エクセル】REPLACE関数|文字列を置換する関数

変換

REPLACE関数の使い方
もりの

置換する関数はSUBSTITUTE関数じゃないの?

やまの

文字位置で置換文字を決める、REPLACE関数ってのもあるよ。

今回のポイント
  • REPLACE関数は、置換する文字を文字の位置から指定できる
  • =REPLACE(文字列,開始位置,文字数,置換文字)
  • 文字の挿入、削除もできる

スポンサーリンク

【Excel・エクセル】文字列を置換できる、REPLACE関数

文字列の置換を文字の位置で指定できるのが、REPLACE関数です。

文字の置き換えは「置換機能」や「SUBSTITUTE関数」でもできますが、この2つは文字列を指定して、それを別の文字に置換します。

対してREPLACE関数は、何番目の文字を置換するといった使い方をします。

もりの

分かるような、分からないような。

やまの

実際に見てみると、すぐに分かるよ。

ちなみに読み方は「リプライス関数」。

書き方は、こんな感じです。

REPLACE関数の書き方

=REPLACE(文字列,開始位置,文字数,置換文字)

REPLACE次の文字を置き換えてください
文字列この文字(セル)の
開始文字左から数えて何番目から
文字数何番目までを
置換文字この文字に

PEPLACE関数の使い方は、動画でもご紹介しています!

REPLACE関数の使い方

以下のシートのセルA2~A4の最初の4文字を、REPLACE関数を使ってモグモグに置換してみましょう。

※実際に操作できます。

いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!

やまの

=REPLACE(A2,1,4,$D$2)で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

セルB2に、「=REPLACE(」と入力してください。

ちょい長いので、「=REP」まで入力してTabでもOKです。

「=REPLACE(」まで入力した画像
まずは関数名

ステップ2

まずは、どのセルの文字を置換したいか。

今回はセルA2を置換するので、セルA2をクリックして「,」です。

置換する文字があるセルを指定した画像
置換する文字があるセルを指定

ステップ3

次は、左から数えて何番目から、何番目までを、です。

今回は「パクパクグミ」の「パクパク」を置き換えたいので、左から数えて1~4文字目までですね。

置換したい文字位置
1~4文字目までを変えたい

なので、「1,4,」と入力すればOKです。

「,」を忘れずに!

開始文字と文字数を指定した画像
1~4文字目を変えるよ!ってこと

ステップ4

最後に、置換後の文字列を決めます。

文字は直接入力してもいいですし、セルを参照してもOKです。

今回は、セルD2をクリックで良さそうですね。

置換後の文字列を指定した画像
置き換えた後の文字を決める

オートフィルで複数セルを一括変換するなら、F4で絶対参照にしておきましょう。

置換文字列のセルを固定した画像
置換文字列のセルは固定したい
やまの

直接入力するときは「"」を忘れずにね。

完成!

これで式は完成なので、Enterを押してください。

無事、REPLACE関数で文字列の置換ができました!

REPLACE関数で置換できた画像
REPLACE関数で置換できた!

置換したい文字位置が同じなら、置換したい文字が違ってもオートフィルで一括置換できますよ。

オートフィルで一括で置換した画像
一括で置換できた
もりの

置換機能やSUBSTITUTE関数だと、パクパク、ペロペロ、カムカム、それぞれ置換しないといけないもんね。

REPLACE関数で文字を挿入する

REPLACE関数を使えば、好きな位置に文字を追加できます。

郵便番号にREPLACE関数を使って、「-」を追加してみましょう。

REPLACE関数で文字を追加する練習問題
4文字目にハイフンを入れたい

※練習される方は、「挿入・削除タブ」に切り替えてください。

練習問題のタブを切り替える画像
タブの切り替えもできます

ステップ1

まずは「=REPLACE(」まで入力します。

「=REP」まで入力してTabでもいいですよ。

「=REPLACE(」まで入力した画像
まずは関数名

ステップ2

で、置換したいセルを選びます。

セルA2をクリックして「,」です。

ここまでは一緒ですね。

置換したいセルを指定した画像
このセルの文字を置換したい

ステップ3

次に開始位置。

左から数えて4文字目に「-」を入れたいので、開始位置は「4,」ですね。

開始位置の画像
4文字目から

ステップ4

ここが問題の文字数。

1にすると、4文字目の1が「-」に置換されちまいます。

コレはあかん。

文字数を1にした場合の画像
文字数を1にした場合

というわけで、文字を挿入するときは、文字数は「0」と覚えておいてください。

「0,」と入力します。

開始位置を0にした画像
挿入の開始位置は0

ステップ5

最後に挿入したい文字を指定します。

今回は「"-“」と入力すればいいですね。

置換後の文字列を指定した画像
何か、顔に見えません?

完成!

無事、4文字目に「-」を挿入できました!

REPLACE関数で文字を挿入した画像
好きな位置に文字を追加できる

REPLACE関数で文字を削除する

決まった位置にある文字列を、REPLACE関数で削除できます。

REPLACE関数を使って、住所から県名を削除してみましょう。

REPLACE関数で削除の練習問題
件名を削除したい

ステップ1

最初は同じで、「=REPLACE(」

削除したいセルD2をクリックして「,」です。

REPLACE関数の出だし
ここまでは一緒

ステップ2

次に開始位置と文字数。

左から数えて1~3文字目までを削除するので「1,3,」でいいですね。

開始位置と文字数を指定した画像
消したい文字の位置を決める

完成!

これで式は完成なので、Enterを押してください。

無事、REPLACE関数で件名を削除できましたね。

REPLACE関数で文字を削除できた画像
文字を削除できた
もりの

変換文字を「""」ってしなくてもいいの?

やまの

削除の場合、変換文字は省略OKなんよ。もちろん「""」でもできるけどね。

他の置換方法と使い分けて、思い通りの文字の置き換えをしてくださいね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • REPLACE関数は、置換する文字を文字の位置から指定できる
  • =REPLACE(文字列,開始位置,文字数,置換文字)
  • 文字の挿入、削除もできる

数式・関数,Excel変換

Posted by morino