【Excel・エクセル】順位をつけるRANK関数でランキングする！
5人を点数順にランキングしたいんだけど、関数でできないかな？
順位付けしたいなら、RANK関数で一発なんよ！
- 順位を調べるにはRANK関数
- 引数は（順位を知りたい値,どの範囲の中での順位か）
- 数値が少ない方が上位の場合、最後に「,1」をつける
RANK関数の練習ファイルダウンロード
一緒にやってみませんか？
【Excel・エクセル】順位をつけるにはRANK関数
数人の点数に順位を付けるなら、パッと見で分かります。
が、それが50人、100人と増えていくと、とても目視で確認はできませんよね。
そんな時使えるのが、「RANK関数」です。
指定した範囲の中での順位を、サクッとランキングしてくれます！
成績を順位付けしたり、売れ筋商品ランキングなんかもできちゃうね！
ちなみに読み方は「ランク関数」です。
RANK.EQ関数とRANK.AVG関数とは
※ここは読み飛ばしOK！
RANK関数を見てみると、他にRANK.EQ関数とRANK.AVG関数ってのがありますね？
RANK関数には3つの種類があるのでしょうか？
RANK関数とRANK.EQ関数は同じものだから、2種類かな？
RANK関数、RANK.EQ関数とRANK.AVG関数の違いは、同順位だった場合の結果です。
実際にどうなるのかは「【Excel・エクセル】順位が同点だった場合」でお話ししますが、基本はRANK関数を使えばOKだと思います！
さっそくRANK関数を使って、順位の出し方を見てみましょう！
【Excel・エクセル】順位をつけるRANK関数の使い方
＝RANK(数値,参照,順序)
それぞれはこういう意味だよ。
| RANK | 順位を教えて！ |
| 数値 | この値は |
| 参照 | この中で何位か |
| 順序 | 数値が高い方が1位か、低い方が1位か（省略可） |
RANK関数の使用例
この表の中で点数が高い順に、C列に順位をランキングしたいと思います。
RANK関数を使ってセルC2に、田中さんの順位を求めてみましょう。
=RANK(B2,B2:B6)
で求められるよ。説明していくね。
ステップ1
まずはC2のセルに、「=RANK(」と入力してください。
ステップ2
次に数値、順位を知りたい値です。
今回は、「田中さんの点数は5人の点数の中で何番目か」を知りたいので、田中さんの点数が書かれたB2のセルですね。
B2のセルをクリックして、「,（カンマ）」で区切ってください。
または直接「B2,」と入力してもOKです。
ステップ3
次は参照、どの範囲の中での順位かですね。
今回は、「5人の点数の中での順位」を知りたいので、5人の点数が書いてあるB2～B6ですね。
B2セルからB6セルまでをドラッグしてください。
B2の数値は、B2～B6の範囲の中で何位ですか？ってことだね。
ステップ4
オートフィルしたときにおかしくなっちゃうので、RANK関数の範囲は絶対参照にしておくことをオススメします。
「F4キー」を押して$（ドルマーク）をつけましょう。
完成！
これで式は書けたので、Enterキーで確定してください。
田中さんは4位らしいです。
オートフィルでコピーすれば、全員の順位が分かりました。
ランキングも簡単に付けられますね。
あれ、もう一つ「順序」ってなかった？
点数が多い順に順位をつける場合は、省略できるんよ。
降順（大きい順）で順位をつける場合、引数の順序のは書かなくてもOKです。
書く場合は、0と入力してください。
昇順（小さい順）で順位をつけるには
では昇順、数値が少ない方が順位が上になるようにするには、どうすればいいでしょうか？
ステップ1
これは簡単で、先ほどの式の最後に、「,（カンマ）1」を追加するだけです。
先ほどの式に入れると……
完成！
順位が2位になりました。
点数が少ない方が上位になるので、ちゃんと昇順で順位がつけられていますね。
0が降順、1が昇順で、0の場合は省略可能っと。
【Excel・エクセル】順位で並べ替えするには
RANK関数で出た順位を並び替えすれば、順位で並び替えは簡単にできます。
順位のセルをクリックして、「データタブ」→並べ替えとフィルターのところにある「昇順」をクリックです。
または「Altキー → Aキー → Sキー → Aキー」と順番に押してもできます。
ランキング順に並べ替えできましたね。
【Excel・エクセル】順位が同点だった場合
では、点数が全く同じで同順位になる場合、どうなるのでしょうか？
C列にRANK関数を使って、点数で順位をつけてみると……
同点の人が同順位になりました！
1位が2人いるよ？そして、2位がいなくて3位になってる。
そう、RANK関数で同点がいた場合、その人たちは同じ順位になります。
今回は石井さんと井上さんが同じ81点で1位。
その次は佐藤さんですが、順番としては上から3人目なので、3位となるのです。
RANK.AVG関数で同順位だった場合
ちなみに、RANK.AVG関数だと結果が違うんよ。
RANK.AVG関数を使って、同じ表に順位をつけてみました。
先ほどと同点だったときの結果が違い、1位は1.5、5位は6になりました。
ど、どういうこと？
同じ順位の平均値になるんよ。
今回の例では、1位が2人。本来は1位と2位なので、1と2の平均で1.5。
5位が3人ということは、本来は5位、6位、7位となるので、平均の6が表示されたってことですね。
確かに、普通にRANK関数でいい気がしてきた……
これで、順位も簡単にわかって、ランキング順に並べ替えも楽々できますね！
それでは、お疲れさまでした！
- 順位を調べるにはRANK関数
- 引数は（順位を知りたい値,どの範囲の中での順位か）
- 数値が少ない方が上位の場合、最後に「,1」をつける