【Excel・エクセル】同じかどうかを調べる、EXACT関数の使い方
この列とこの列が、同じかどうか調べたいんだ。
IF関数でもできるけど、EXACT関数を使うと早いんよ。
- 二つのセルが同じ値かどうかを調べるには、EXACT関数
- 同じ場合「TRUE」、違う場合「FALSE」となる
- 大文字と小文字、半角と全角を区別する
EXACT関数の使い方の練習ファイルダウンロード
一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】EXACT関数で一致するか確認できる
2つのセルが同じ値かどうかを調べるときは、IF関数やCOUNTIF関数でもできますが、「EXACT関数」の方が便利です。
同じ値の場合は「TRUE」、違う場合は「FALSE」で教えてくれます。
また、大文字と小文字、半角と全角を区別するので、例えば「Excel」と「EXCEL」は違うと判断します。
ちなみに読み方は「エグザクト関数」です。
【Excel・エクセル】EXACT関数の使い方
=EXACT(文字列1,文字列2)
この2つの文字列を比較するんよ。
EXACT | この2つは同じもの? |
文字列1 | コレと |
文字列2 | コレ |
EXACT関数の使用例
EXACT関数は間違い探し的なことができます。
例えば同じ並びのはずなのに、1つ行が足りなかったり、途中からずれていたりした場合。
こんな時にEXACT関数を使えば、どこが間違えているのかを確認できます。
EXACT関数を使ってこの表がどこでズレているのか、調べたいと思います。
=EXACT(B2,D2)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
F2のセルに、「=EXACT(」と入力してください。
ステップ2
EXACT関数の引数は、「コレとコレ」です。
今回はセルB2とセルD2が同じかを調べたいので、引数はB2,D2ですね。
ステップ3
カッコを閉じて、「=EXACT(B2,D2)」これで完成です!
結果が「TRUE」となったので、2つの値は同じことが分かりました。
どこが間違っているかを探る
B2とD2は同じ値でした。
あとはオートフィルを使って、数式を下まで引っ張ってください。
EXACT関数を使えば、左右の表で間違っている場所から「FALSE」となるはずです。
ブドウからFALSEになっているようですね。
ブドウ以降が全部「FALSE」だね。
ここに、抜けていたライチを加えると、よさそうだね。
そこで左の表に抜けいていた、ライチの行を加えてみます。
ステップ1
D6からF6をドラッグして、「右クリック」→「挿入」→「下方向にシフト」を選んでください。
ステップ2
加えた行のD列にライチと入力すると、F6の値がTRUEになりました。
その下はFALSEのまんまだよ?
再計算してあげないといけないんよ。
ステップ3
改めてオートフィルすると誤りが解消されて、すべてTRUEになりました。
これで、左右の表のB列とD列は完全に一致していることが分かりました!
EXACT関数とイコールの違い
ところで、一致しているか調べるのに「=(イコール)」を使う方もいるのではないでしょうか?
EXACT関数とイコール、何が違うの?
一部で結果が異なるんよ。
数値の1と文字列の1は、イコールではFALSEになります。
また、EXACT関数は、アルファベットの大文字と小文字を区別しますが、イコールは同じとみなすようです。
値 | EXACT | イコール |
---|---|---|
数字:数値と文字列 | TRUE | FALSE |
アルファベット:大文字と小文字 | FALSE | TRUE |
【Excel・エクセル】同じ値なのにEXACT関数で一致しない、うまくいかない
見た感じ同じはずなのに「FALSE」とでて一致しない、うまくいかない場合、細かな違いがあるのかもしれません。
EXACT関数は大文字と小文字、半角と全角を区別します。
「Excel」と「EXCEL」ではFALSEですし、「Excel」と「Excel」でもFALSEです。
目には見えないスペースが入っていることもあります。
そういった細かい部分もしっかり一致していないと、EXACT関数はうまくいきません。
置換をうまく使って、対処しよう。
EXACT関数を動画で見る
これで、2つのセルが同じかどうか、簡単に見分けられますね!
それでは、お疲れさまでした!
- 二つのセルが同じ値かどうかを調べるには、EXACT関数
- 同じ場合「TRUE」、違う場合「FALSE」となる
- 大文字と小文字、半角と全角を区別する
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