【Excel・エクセル】特定の文字以降を抽出する!RIGHT関数×FIND関数

アドレスの@以降を取り出せないかな?

それなら、RIGHT関数とLEN関数、FIND関数を組み合わせるといいんよ。
- 特定の文字までを抽出するなら、LEFT関数とFIND関数を組み合わせる
- =LEFT(対象のセル,LEN(対象のセル)-FIND(“特定の文字",対象のセル))
- Excel365ならTEXTAFTER関数が簡単
【Excel・エクセル】RIGHT関数とFIND関数をおさらい
画像のように、特定の文字までを抽出する場合、RIGHT関数とFIND関数、LEN関数を組み合わせます。


まずは3つの関数をおさらいしてみよう。
RIGHT関数は、文字列の左から任意の文字数までを抽出する関数です。

ちなみに特定の文字より前、特定の文字から特定の文字までを抽出する方法は、下記ページをご覧ください。
=RIGHT(文字列,文字数)
文字列 | このセルの |
文字数 | 右からこの文字数までを抽出してね |
LEN関数では、セルの文字数が分かります。

=LEN(文字列)
LEN | この文字列の文字数をカウントしてね |
文字列 | この文字列(セル) |
FIND関数は、指定した文字列が何番目にあるのかを調べる関数です。

=FIND(検索文字列,対象,開始位置)
検索文字列 | この文字列は |
対象 | この中の何番目にありますか |
開始位置 | この位置から数えて(省略可) |
【Excel・エクセル】特定の文字以降を抽出する方法
画像のように、@以降のドメイン部分を取り出したいとき。
全体の文字数(LEN)から「@」までの文字数(FIND関数)を引いて、RIGHT関数で抜き出せばOKです。


あれ、なんだか、難しそう!!

大丈夫、=RIGHT(A2,LEN(A2)-FIND(“@",A2))で求められるよ。
ステップ1
まずはRIGHT関数から書いていきます。
「=RIGHT(」まで入力してください。

ステップ2
次にどのセルから取り出したいか。
コレはA2ですね。セルA2をクリックして、「,(カンマ)」です。

ステップ3
次は文字数、右から何文字まで抜き出したいかです。
特定の文字以降にするには、全体の文字数から@までの文字数を引けばいいですね。
全体の文字数はLEN関数を使います。
「LEN(」と入力します。

ステップ4
どのセルの文字数を知りたいかですが、これはもうセルA2ですね。
A2をクリックして、LEN関数は終わりなので「)」で閉じます。

ステップ5
全体の文字数から@までの文字数を引き算します。
引き算なので「-」、@までの文字数はFIND関数で求めるので「FIND(」まで入力します。

ステップ6
FIND関数の検索文字列は、特定の文字を指定します。
今回は@なので、「"@"」と入力します。
そして「,(カンマ)」。


文字列だから「""」で囲むんだね。
ステップ7
次に対象のセルを指定します。
コレはセルA2ですね。
セルA2をクリックして、「))」と入力します。


FIND関数終了の「)」と、RIGHT関数終了の「)」で2つなんだね。
完了!
無事、@以降の文字を抽出できました!

【Excel・エクセル】TEXTAFTER関数を使う(Excel365専用)
RIGHT関数、LEN関数、FIND関数でもできるんですが、Excel365をお使いなら、もっと簡単に特定の文字以降の抽出ができます。

TEXTAFTER関数を使うんよ。
=TEXTAFTER(text,delimiter
,[instance_num],[match_mode],[match_end],[if_not_found])

何で英語?
text | 文字列 | この文字列(セル)から |
delimiter | 区切り文字 | この文字より前を抽出して |
instance_num | 番号 | 区切り文字が複数ある場合、何番目か 省略したら1 |
match_mode | 検索モード | 0または省略:大文字と小文字を区別する 1:大文字と小文字を区別しない |
match_end | 末尾の扱い | 0または省略:文字列の末尾の区切り文字は無視 1:文字列の末尾の区切り文字も含む |
if_not_found | 既定値 | 区切り文字がない場合、なんて表示するか 省略した場合「#N/A」になる |

なんか難しそう。

最初の2つ以外は省略できるから、安心して。
アドレスの@以降の文字列を、TEXTAFTER関数で抽出してみましょう。
ステップ1
まずは関数名、「=TEXTAFTER(」と入力します。
「=TE」まで入力すると2番目に出るので、ダブルクリックか下矢印→Tabでもいいですよ。

ステップ2
文字を抽出したいセルA2をクリックします。
続けて「,(カンマ)」です。

ステップ3
続けてどの文字以降を抽出したいか。
今回は@以降なので「"@"」と入力します。


文字を指定するから、「"」で囲むのを忘れないでね。
完成!
これで式は完成です。
エンターキーを押してオートフィルすれば、無事特定の文字以降を抜き出せました!

文字を抽出する関数はたくさんあるので、使いこなして自由自在に文字列を抽出しまくってください!
それでは、お疲れさまでした!
- 特定の文字までを抽出するなら、LEFT関数とFIND関数を組み合わせる
- =LEFT(対象のセル,LEN(対象のセル)-FIND(“特定の文字",対象のセル))
- Excel365ならTEXTAFTER関数が簡単
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