【Excel・エクセル】SUBSTITUTE関数の使い方|複数の置換を一括で

変換

もりの

置換って複数を一気にできないのかな?

やまの

SUBSTITUTE関数を使うといいんよ。

今回のポイント
  • 置換する関数は「SUBSTITUTE関数」
  • =SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)
  • 置換機能と違い、セル参照や複数の置換を一度にできる
  • 複数の置換は、SUBSTITUTEをネスト化する

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【Excel・エクセル】置換できるSUBSTITUTE関数

SUBSTITUTE関数は置換機能と近く、セルの中から指定した文字を探して、それを別の文字に置き換える関数です。

ちなみに読み方は「サブスティチュート」。

SUBSTITUTE関数の書き方

=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)

SUBSTITUTE次の文字を置き換えてください
文字列この文字(セル)の中の
検索文字列この文字を
置換文字列この文字に
置換文字何個目の検索文字列を(省略可能)

置換機能や、もう一つの置換する関数、REPLACE関数は、以下のページで詳しくご紹介しています。

動画でもSUBSTITUTE関数の使い方をご紹介しています!

SUBSTITUTE関数の使い方

以下のシートのセルA8の文章の<旧商品>と<新商品>を、SUBSTITUTE関数を使って実際の商品名に置換してみましょう。

※実際に操作できます。

いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!

やまの

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A8,"<旧商品>",A2),"<新商品>",B2)で、求められるよ。説明するね。

もりの

あれ、SUBSTITUTEが2つあるよ?

やまの

大丈夫、怖くないよ。まずは旧商品を置換していくね。

ステップ1

セルA7に「=SUBSTITUTE(」と入力してください。

それか、長いので「=SU」まで入力してTabでもOKです。

SUBSTITUTを選ぶ画像
ダブルクリックでもOK

ステップ2

次に、どのセルの文字列を置換するか決めます。

今回はセルA4を置換するので、セルA4をクリックして「,」です。

置換したいセルを選んだ画像
置換したいセルを選ぶ

ステップ3

次にどの文字をどの文字に置換するか。

もりのの笑った顔
もりの

つまり、置換機能の「検索する文字列」「置換後の文字列」ってことだね!

まず検索する文字列、置換したい文字のことですね。

「"<旧商品>"」と入力します。
文字列なので「"」で囲むのを忘れずに。

そして「,」

置換文字列を指定した画像
検索する文字列は「<旧商品>」

ステップ4

次に置換後の文字列、なんて文字に置き換えたいかです。

ここも直接入力してもいいですが、セルA2に置換後の文字があるので、これを使いましょう。

セルA2をクリックしてください。

置換後の文字列を指定した画像
セル参照は関数ならでは
やまの

最後の置換対象は、今回使わんから省略するよ。

ひとまず完成!

Enterを押せば、無事<旧商品>をパクパクグミDXに置き換えられました!

SUBSTITUTE関数で置換した画像
SUBSTITUTE関数で置換できた!
もりの

置換機能と同じように使えるんだね。

やまの

ところが、決定的に違うところがあるんよ。

SUBSTITUTE関数で、複数の文字列を置換する

置換機能は検索する文字列、置換後の文字列を1つずつ入力する必要があります。

しかし今回は<旧商品>と<新商品>、2つの文字列を置換したいんです……。

もりの

置換機能で2回置換したらいいやん。

やまの

そんなこと言わずに。

そこでSUBSTITUTE関数を使えば、複数の文字列を一度に置換できちゃいます

やり方はSUBSTITUTE関数の中にSUBSTITUTE関数を入れる、いわゆるネスト化(入れ子)するのです!

ネスト化したSUBSTITUTE関数の画像
ネスト化する
もりの

よくわかんないけど、すごそう!

先ほど書いた数式に、<新商品>もセルB2に置換できる式を追加していきますよ。

書き方はズバリこんな感じ。

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(置換する文字列,1つ目の検索文字,1つ目の置換文字)2つ目の検索文字,2つ目の置換文字)

ステップ1

まずさっきの式に「SUBSTITUTE(」を加えます。

SUBSTITUTEの中にSUBSTITUTE
先でも後でも、この形になればいい

ステップ2

末尾にカーソルを移動させます。

こっから2つ目の置換を書いていきますよ。

最後にカーソルを移動した画像
「)」の続きから書いていく

ステップ3

まずは文字列~とセルA4をクリックしたくなりますが、ここはグッとこらえていただいて。

「,」からの、2つ目の検索する文字列を入力します。

「"<新商品>"」ですね、そして「,」

2つ目の検索文字列を指定した画像
検索文字列から書いていく

ステップ4

あとは置換後の文字列。

ここも直接入力でも、セル参照でもOKです。

セルB2をクリックしましょう。

2つ目の置換後の文字列を指定した画像
2つ目の置換後の文字列を指定

完成!

これで式は完成なので、カッコを閉じて、Enterを押せば……

無事、複数の置換を一度にできました!

SUBSTITUTE関数で2つの置換を一度にできた画像
2つの置換を一度にできた

SUBSTITUTE関数は置換機能と比べてちょっと難しいかもしれませんが、複数の置換を一度にできたり、セル参照できたり、あとはオートフィルできたりと利点も多いです。

SUBSTITUTE関数の置換対象とは

もりの

結局使わなかった「置換対象」ってなんだったんだ?

置換対象は、何番目の対象文字を置換するかです。

例えば「モグモググミ」を「モググミグミ」に置換したい場合。

そのまま置換すると「グミグミグミ」になってしまいます。

対象文字がすべてグミに置換された画像
対象文字がすべてグミになった
やまの

そこで、置換対象を使うってわけ。

置換対象を2にすると、2つ目のモグが対象になるので「モググミグミ」にできるのです。

2つ目のモグだけをグミに置換できた画像
2つ目のモグだけをグミに置換できた

置換機能と使い分けて、思い通り文字を置き換えてくださいね。
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 置換する関数は「SUBSTITUTE関数」
  • =SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,置換対象)
  • 置換機能と違い、セル参照や複数の置換を一度にできる
  • 複数の置換は、SUBSTITUTEをネスト化する

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Posted by morino