【Excel・エクセル】文字列を結合する方法!CONCAT関数、CONCATENATE関数、TEXTJOIN関数
2つのセルの文字列をつなげて、別のセルに書き出したいんだ。
文字列を結合する方法だね、まかせて!
- 文字列の結合は、セルや文字列を「&」でつなげる
- 文字列結合の関数「=CONCAT(セル範囲)」
- Excel2016以前なら「=CONCATENATE(セル,セル)」
- 間に文字を入れるなら、TEXTJOIN関数
【Excel・エクセル】文字列を結合する方法
住所や氏名など、別々のセルの文字列を結合したいときってありますよね。
複数のセルや文字列を連結する方法は、いくつかあります。
今回は「&」を使った方法や、「CONCAT関数」、「CONCATENATE関数」という文字列結合する関数の使い方をご紹介します!
間に文字を入れたり、日付を結合したりもできるんだね。
数式だから、オートフィルでコピーもラクラクです。
この表のC列に、A列とB列の文字列を結合して表示させたいと思います。
※実際に操作できます。
いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!
文字列結合の方法1、&でつなぐ(簡単)
一番簡単なのは、セルを「&(アンド)」でつなげる方法です。
「=A2&B2」みたいに、セルや文字列を「&」でつなげるんよ。
ステップ1
数式を書いていきますので、半角英数に切り替えて、「=(イコール)」を入力してください。
ステップ2
結合したいセルをクリック、または文字列を入力します。
今回は、セルA2をクリックしてみます。
文字列を入力する場合は、「"(ダブルクォーテーション)」で囲んでくださいね。
ステップ3
ここで「&」の出番です!
「&」を入力して、結合したい2つ目のセルをクリック、または文字列を入力してください。
完成!
Enterを押せば無事、セルA2とB2の文字列を結合できました!
さらに「&」でつなげれば、3つ以上のセルでも結合できるよ。
文字列結合の方法2、CONCAT関数(範囲指定OK)
CONCAT関数を使っても、セルの文字列結合ができます。
あ、読み方は「コンキャット」ですにゃ。
キツネ?ネコ?
コブタ、タヌキ♪
3つ以上のセルの文字列を結合するなら、この関数が一番楽です!
なぜなら「&」や「CONCATENATE関数」はセルを一つずつ選ぶのに対して、「CONCAT関数」はセル範囲をドラッグして一括で指定できるから!
Excel2019以降、またはExcel365なら使える関数なので、お使いの方はぜひこちらを試してください。
Excel2016以前だと、使えないのか。
=CONCAT(テキスト1,テキスト2,……)
CONCAT | この中のセル範囲を結合してね |
テキスト1 | 結合したいセル範囲1 |
テキスト2 | 結合したいセル範囲2(なくてもOK) |
さっきの表のA3とB3の文字列を結合して、セルC3に表示してみましょう。
「=CONCAT(A3:B3)」で結合できるよ!詳しく見てみよう。
ステップ1
まずは関数名、「=CONCAT(」と入力してください。
「=CON」まで入力すると一覧にCONCATが出てくるので、それを「ダブルクリック」orTabでも構いません。
ステップ2
結合したいセルをドラッグして選択します。
今回は、セルA3からB3までをドラッグします。
完成!
Enterを押すと無事、セルの文字列が一括で結合できました!
ちなみに、3つ以上のセルの文字列を結合したい場合は、その範囲までドラッグすればOKです。
離れたセルの文字を結合したい場合は、「,(カンマ)」で区切ればOK!
文字列結合の方法3、CONCATENATE関数
CONCATENATE関数を使っても、セルの文字列結合はできます。
Excel2016以前ではCONCAT関数が使えないので、「&」でつなげるか、CONCATENATE関数をお使いください。
コンキャット、エネート……?
あ、読み方は「コンカティネート」です。
=CONCATENATE(文字列1,文字列2,……)
CONCATENATE | この中のセルを結合してね |
文字列1 | 結合したいセルか文字列1 |
文字列2 | 結合したいセルか文字列2 |
「,」でつなげれば、3つ以上のセルや文字列も結合できるよ。
さっきの表のセルC4に、A4とB4の文字列を結合して表示したいと思います。
「=CONCATENATE(A4,B4)」で結合できるよ!
ステップ1
まずは関数名、セルC4に「=CONCATENATE(」と入力してください。
さすがに長くて覚えきれない……
「=CONC」まで入力すると、一覧に「CONCAT」と「CONCATENATE」が出てきます(Excel2016以前ならCONCATENATEのみ)。
CONCATENATEを「ダブルクリック」or↓→Tabでも構いません(Excel2016ならTabのみ)。
ステップ2
1つ目の結合したいセルをクリック、または文字列を入力します。
今回はセルA4をクリックします。
ステップ3
「,(カンマ)」で区切って、2つ目の結合したいセルをクリック、または文字列を入力してください。
今回はセルB4をクリックします。
完成!
Enterを押せば無事、CONCATENATE関数でセルの文字列を結合できました!
さらに別のセルをの文字列を連結したい場合は「,(カンマ)」→セルをクリックでOKです。
文字列結合の方法4、TEXTJOIN関数(区切り文字ならこれ)
TEXTJOIN関数でも、文字列結合ができます。
文字列と文字列の間にスペースやカンマなど、区切り文字を入れたいときは、TEXTJOIN関数が便利です。
Excel2019以降か、Excel365で使えるよ。
=TEXTJOIN(区切り文字,空のセルは無視,文字列1,文字列2,……)
TEXTJOIN | この中のセルを、間に区切り文字を入れて結合してね |
区切り文字 | 間に入れる文字列 |
空のセルは無視 | 文字列がなくても区切り文字を入れるか |
文字列1 | 結合したいセルか文字列1 |
文字列2 | 結合したいセルか文字列2 |
空のセルは無視?
後で説明するね。
さっきの表のセルA6とB6の間に、TEXTJOIN関数を使って区切り文字「の」を入れて、文字列を結合してみましょう。
「=CONCATENATE(A4,B4)」で結合できるよ!
ステップ1
まずは関数名、「=TEXTJOIN(」まで入力します。
または「=TE」まで入力して、候補に出てくる「TEXTJOIN」をダブルクリックでもいいですよ。
ステップ2
初めに区切り文字を指定します。文字列を何でつなぎたいか、ですね。
今回は「の」を入れたいので「"の",」と入力します。
文字列だから、「"(ダブルクォーテーション)」で囲むんだね。
ステップ3
次に、空のセルは無視。
コレ、結合する文字列が空欄だった場合も区切り文字を入れるかってことです。
TRUEなら無視する、FALSEなら無視しないってことになります。
例えば空欄のBとCを結合した場合、
- TRUE:空欄
- FALSE:区切り文字だけ表示
になります。
ここはお好みでよいよ。
今回は「TRUE」にしてみました。
「,(カンマ)」も忘れずに!
ステップ4
あとはCONCATENATE関数と同じで、結合したいセルを「,(カンマ)」でつなげるだけ。
完成!
Enterを押せば無事、文字列の間に「の」を入れて、銀河鉄道の夜にできました!
おまけ:セルの文字列結合ではなく、セルを結合する
セルの文字列を結合させるんじゃなくて、セルそのものを結合させたいな。
そんな時は、「ホームタブ」→配置のところにある「セルを結合して中央揃え」を押しましょう。
詳しくは、下記のページで説明するね!
【Excel・エクセル】文字列を区切り文字を入れて結合する
文字列をただつなげるだけじゃなく、「○○の□□」、「○○ (スペース)□□」のように、間に文字やスペースを入れることもできますよ。
一番楽なのは、さっきのTEXTJOIN関数だね。
ただTEXTJOIN関数は、Excel2016以前では使えません。
Excel2016以前をお使いの方は、次の方法をお試しください。
セルA5とB5を、区切り文字に「 (スペース)」を入れて「Microsoft Office」にしたいと思います。
区切り文字を入れて文字列結合1、&でつなげる
&でスペースの区切り文字を入れる場合、「=A5&" “&B5」としてみてください。
「" “」で半角スペースを意味します。
スペースも文字列扱いだから、「"(ダブルクォーテーション)」で囲んでるんだね。
区切り文字を入れて文字列結合2、関数
区切り文字を入れて文字列結合する専用関数は、TEXTJOIN関数です。
Excel2019以降、またはExcel365をお使いの方は、TEXTJOIN関数をお試しください。
ただCONCAT関数、CONCATENATE関数でも、区切り文字を入れられます。
どちらもやり方は同じで、CONCAT関数なら「=CONCAT(A5," “,B5)」。
CONCATENATE関数なら「=CONCATENATE(A5," “,B5)」です。
【Excel・エクセル】文字列と日付を結合するには
文字列と日付を結合すると、日付が謎の数字になってしまいました。
何この数字?
シリアル値っていう、日付を数字で表したものなんよ。
シリアル値は、1900/1/1から何日後かを数字で表したものです。
実は日付は、このシリアル値の表示形式を変えて、〇月×日と表示されているわけです。
結合したセルの表示形式を日付にしても、変わらないよ?
そんな時は、表示形式を指定できる「TEXT関数」を使います。
ステップ1
セルC7に「=A7&TEXT(B7,"m月d日")」と入力してみてください。
これで、文字列と日付を結合できます。
ちなみに「m月d日」の部分を変えれば、日付の表示形式を変えられます。
式に書く文字 | 実際の表示 |
---|---|
mm/dd | 06/26 |
yyyy/mm/dd | 2020/06/26 |
yy/m/d | 20/6/26 |
yyyy年mm月dd日 | 2020年06月26日 |
TEXT関数については、こっちのページで紹介するね。
これで、複数のセルの文字列を簡単に結合できますね!
それでは、お疲れさまでした!
- 文字列の結合は、セルや文字列を「&」でつなげる
- 文字列結合の関数「=CONCAT(セル範囲)」
- Excel2016以前なら「=CONCATENATE(セル,セル)」
- 間に文字を入れるなら、TEXTJOIN関数
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