【Excel・エクセル】ROW関数の使い方と応用!行番号を自動で表示
1行削除下から、通し番号を振り直さなきゃ。めんどくさっ!
ROW関数を使えば、行番号が取得できるんよ。
- =ROW()で、そのセルの行番号を返す
- =ROW()-見出し行 をオートフィルで、そのセルから始まる通し番号が振れる
- MOD関数と組み合わせれば、1行ごとに書式を変えられる
ROW関数の練習ファイルダウンロード
一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】行番号を取得できるROW関数とは
1,2,3……と続く、通し番号が振られた表って、よく目にしますよね。
私も使っています。使い始めてから階段の昇り降りが楽で。
それはウソ。
しかしこの度、ペロペロソフトの生産が終了したので、ペロペロソフトの行を削除しないといけません。
すると……
ムキー!また商品Noを書き直さなきゃ。
こんな時に使えるのが、ROW関数!
ROW関数は指定したセルの行番号(何行目か)を検索できる関数です。
単純な関数ですが、それ故他の関数と組み合わせるなど、応用も効く関数なのです。
ちなみに読み方は、「ロウ関数」です。
【Excel・エクセル】ROW関数の使い方
=ROW(参照)
ROW | このセルって、何行目? |
参照 | 調べたいセル |
単純な関数っぽいね。
ROW関数の使用例
参照にセルを指定すると
例えばセルB6の行番号を表示させたい場合、「=ROW(B6)」でOKです。
参照は、調べたいセルをクリックでもOKですよ。
参照したのはセルB6なので、6と表示されました。
参照を省略すると
参照を省略して「()」ってすれば、ROW関数を書いたセルの行番号が分かるんよ。
ためしに7行目にROW関数を書いてみます。
引数を省略して、「=ROW()」とだけ書いてみると……。
答えは7になりました。
ROW関数を書いたのは7行目なので、ばっちりですね!
【Excel・エクセル】ROW関数の応用編
ROW関数で通し番号を振る
さていよいよ、ROW関数を使って通し番号を自動表示していきましょう!
さていよいよ、ROW関数を使って通し番号を自動表示していきましょう!
今回は次の表のA列に、ROW関数を使って通し番号を振ります。
=ROW()-1で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
まずはROW関数を使うので、セルA2に、「=ROW(」と入力してください。
ステップ2
次に、どのセルの行番号を取得するか、ですが、今回は今入力しているセルの行番号を取得するので、そのままカッコで閉じてください。
それだと、「2」になっちゃうんじゃ?
ステップ3
そう、なので、1引いちゃいます!
今回は2行目を1と表示させたいので、「-1」と入力してください。
完成!
これで式は完成です!
エンターキーで確定すれば、通し番号の1つ目が完成です!
後はオートフィルで引っ張ってあげれば、無事ROW関数で通し番号が自動表示できました!
ROW関数を使っているので、間の行を削除しても、自動で番号が振り直されていますね!
ROW関数とMOD関数で、1行ごとに書式を変える
1行ごとに塗りつぶしなど、書式が変わっていると、格段に見やすくなりますよね?
テーブルスタイルでテーブル化する方法もありますが、このROW関数とMOD関数を組み合わせた条件付き書式を使っても、同じことができます。
MOD関数は、割り算の「余り」を返す関数です。
難しそう……
やってみたら、意外と簡単だよ。
今回はこの表を交互に、塗りつぶし無しの行、塗りつぶし有りの行にしたいと思います。
ステップ1
まず、色を付けたい表をドラッグして選択します。
見出し行に別の書式を設定している場合は、見出し行を除いて選択しましょう。
ステップ2
次に、「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。
ステップ3
出てきたメニューから「新しいルール」をクリックします。
すると、「新しい書式ルールダイアログボックス」が出てきましたね。
ステップ3
「ルールの種類を選択してください」と書かれたボックスから、一番下にある「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
ダイアログボックスの内容が、さっきまでと一変しました。
ステップ4
では「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のところに、「=MOD(ROW(),2)=1」と入力してください。
そのままコピペでもいいですよ。
この式って、どういう意味?
ROW()÷2をして、余りが1になったとき、ってことだよ。
ROW()は「そのセルが」ってことでしたね。
MOD関数は(○,△)で、○÷△の余りが返されます。
そのセルを2で割ったとき、余りが1になる……つまり、2で割り切れない奇数のとき、を表現した数式なのです。
ステップ5
数式が書けたら、次は条件に当てはまったときの書式を設定します。
右下にある「書式」をクリックしてください。
すると、「セルの書式設定ダイアログボックス」が出てきました。
ステップ6
好きな書式でかまいませんが、今回は薄いオレンジで塗りつぶそうと思います。
上のタブから「塗りつぶし」をクリックします。
好きな色を選んだら「OK」をクリックです。
ステップ7
さっきの画面に戻りました。
プレビューを確認して、良ければ「OK」をクリックしてください。
完了!
お疲れさまでした!
1行飛ばしで、設定した書式が適応されましたね!
おー、見やすい!
この他、HLOOKUP関数の行番号に使うなど、いろんな応用方法があるので、色々試してみてはいかがでしょうか?
それでは、お疲れさまでした!
- =ROW()で、そのセルの行番号を返す
- =ROW()-見出し行 をオートフィルで、そのセルから始まる通し番号が振れる
- MOD関数と組み合わせれば、1行ごとに書式を変えられる
ディスカッション
コメント一覧
ステップ4がよくわかりませんでした。
というのもMOD関数をいざ使うとなると、同入力したらいいかわからなくなりそうです。(また余り1とはどこからきたのでしょうか?)
コメントありがとうございます!
「ROW():この行数を」「MOD(),2:2で割ったときに」「=1:余りが1になる場合」という意味になり、偶数(行)は2で割り切れるので余りが1にならない。奇数(行)は2で割ると必ず余りが1になるので、1行おきに色がつくようになります。