【Excel・エクセル】数を数える関数!COUNT・COUNTA・COUNTIFの使い方

アンケートの結果を集計するのに、セルの数を数えたいんだ。

数を数える、カウント関数の出番だね!
- 数を数えるには「COUNT」「COUNTA」「COUNTIF」関数
- COUNT→数値の数、COUNTA→空白以外の数、COUNTIF→条件に合う数
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一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】数を数える関数、COUNT、COUNTA、COUNTIF
セルの数を数えるには、「COUNT(カウント)」「COUNTA(カウンタ)」「COUNTIF(カウントイフ)」といったカウント系の関数を使います。

ドラクエの呪文みたいだね。

イオ、イオラ、イオナズン的な……?
星5評価がいくつあったかのような、個数の集計をしたり、該当の値を探したりするときに便利な関数です。

でも、3つもあるの?ややこしや~

それぞれの違いをまとめてみたよ!
COUNT | 数値や日付が入力されたセルの数を数える |
COUNTA | セルに何か入力されているセルの数を数える |
COUNTIF | 数えたい条件を指定して、条件に合うセルの数を数える |
もりのは個人的にCOUNTIFをよく使います(笑)

例題をもとに、一つずつ見ていくね。
満足度のアンケート調査結果があります。
これをもとに、3つの関数の違いについて見ていきましょう。

【Excel・エクセル】COUNTA関数の使い方~空白以外を数える
COUNTA関数は、指定した範囲の中で、何かしら書いてあるセルの数を数えてくれます。空白以外のセルの個数を知りたいときに使えますね。
=COUNTA(値1,値2,……)
COUNTA | この中に空白以外のセルは何個ですか? |
値1 | 「この中に」の部分(範囲で指定する) |
値2 | 離れたセル範囲を指定したいときに入れる(なくてもいい) |

引数は一つでも大丈夫!
COUNTA関数の使用例
ではさっそく使っていきましょう!
例題のセルE10に、何人にアンケートをお願いしたのかを出したいと思います。


=COUNTA(A2:A15)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
セルE10に、「=COUNTA(」と入力してください。

半角英数入力モードにしてから、入力するんだよね。
ステップ2
引数は、「この中」という、範囲を指定するものでした。
今回は佐藤さんから山口さんまでの全員にアンケートをお願いしているので、佐藤さんのセルA2から山口さんのセルA15までの数を数えたいですね。
セルA2からA15までをドラッグして選択してください。

ステップ3
最後に「)」を入力して、エンターキーを押してください。
無事、件数が出てきました!

佐藤さんから山口さんまでで、14人の人にアンケートをお願いしていたみたいですね!
CAUNTA関数はこのように、指定した範囲の中で、何かしら書かれているセルの個数を調べるときに使います。
空白以外のセルの数を数える

間に空白のセルがあると、それはカウントされないんよ。
たとえば、B列の無回答を空白に変えてCOUNTA関数を使ってみます。
すると、空白以外のセルの数が数えられます。
空白のセルが3つなので、14-3で答えは11ですね。

【Excel・エクセル】COUNT関数の使い方
COUNT関数は、指定した範囲の中で、数値や日付が書いてあるセルの個数を数えてくれます。空欄のセルや文字が書いてあるセルは数えません。
=COUNT(値1,値2,……)
COUNT | この中に数値か日付が書かれたセルは何個ですか? |
値1 | 「この中に」の部分(範囲で指定する) |
値2 | 離れたセル範囲を指定したいときに入れる(なくてもいい) |

引数は一つでも大丈夫!
COUNT関数の使用例
こちらもやってみるとすぐできちゃうので、サクッと試してみましょう!
アンケートのセルE11には、アンケートをお願いした人の中で、アンケートに答えてくれた人の数を出したいと思います。

アンケートは5段階評価で満足度を答えてもらい、回答しなかった人は「無回答」と書かれています。
つまり、セルB2からB15の中で、数字が書かれたセルがアンケートに回答してくれた人ということになりますね!

=COUNT(B2:B15)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
セルE11に、「=COUNT(」と入力してください。
ステップ2
引数は、「この中」という、範囲を指定するものでした。
セルB2からB15の中で、数字が書かれたセルがアンケートに回答してくれた人ということなので、今回はセルB2からB15までですね。
セルB2からB15までをドラッグしてください。

ステップ3
最後に「)」を入力して、エンターキーを押してください。
無事、回答数が出てきました!

14人にアンケートをお願いして、3人の方が忙しかったようで無回答だったので、アンケート回答数は11人……数は合っていますね!

ちなみにCOUNTは、オートSUMでもできるんよ。
【Excel・エクセル】COUNTIF関数の使い方
COUNTIF関数は、指定した範囲の中で、指定した条件に合うセルの個数を数えてくれます。
3つの中で一番融通が利くので、おそらく一番使うシーンが多い関数ではなかろうか……と思います!
=COUNTIF(範囲,検索条件)
COUNTIF | この中でこの条件に合うセルは何個ある? |
範囲 | 「この中で」の部分 |
検索条件 | 「この条件」の部分 |
COUNTIF関数の使用例
COUNTIF関数は、ほかの2つよりちょっとだけ難しいので、しっかりやっていきましょう!
セルE5からE9には、それぞれ1から5までの満足度を、それぞれ何人が付けたかを出したいと思います。

まずは、満足度5の人数から出していきましょう。

=COUNTIF(B2:B15,5)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
セルE5に、「=COUNTIF(」と入力してください。
ステップ2
最初の引数は「この中で」という、範囲を指定するものでした。
今回はアンケートの評価が書かれた、セルB2からB15ですね。
セルB2からB15までをドラッグしてください。

ステップ3
次の引数は「この条件」という条件を指定するものでした。
今回はアンケートの評価が「5」の件数を調べたいので、「,5)」と入力してください。

引数を区切るときは「,(カンマ)」を入れるんだよね。
「=COUNTIF(B2:B15,5)」となっていますでしょうか?
完成!
エンターキーを押すと、無事、満足度5を付けた人数が分かりましたね!


満足度5が一人!?どんなサービスやねん。

あとは満足度4から1までを、同じ方法で出すんだね!
……ってちょっと面倒じゃない?

そう言うと思って……
検索条件にはセルも指定できる
先ほどは検索条件に5と入力しましたが、数字の代わりにセルを指定できます!満足度4の数を、検索条件にセルを指定してやってみましょう。
ステップ1
COUNTIF関数の検索条件までの式を書きます。
自力で出せたら完璧ですね!
「=COUNTIF(B2:B15,」です。
「,(カンマ)」を忘れないようにしてくださいね。

ステップ2
次に検索条件ですが、今回は「4」ですよね。そして、セルD6を見てください。
「4」と書いてありますね。これは使えそうです!

では、セルD6をクリックしてください。
式に「D6」と出てきました。
このまま「)」を入力してエンターキーを押すと……件数が出ました!


どっちでもできるんだね。

セルで指定できるときは、セルの方が楽だよ!
オートフィルで下まで引っ張るなら
なぜなら、オートフィルが使えるからです!

オートフィル?

オートフィルはここでお話しするね。
では、オートフィルを使ってセルD6をセルD9まで引っ張ってみましょう。
あ、オートフィルを使うと範囲がずれてしまうので、範囲の部分を絶対参照にするのを忘れないでくださいね!

え、絶対参照……?
数式バーの範囲の部分をクリックして、「F4キー」を押してみてください。
アルファベットと数字の前に「$」が付きましたよね?これが「絶対参照」です。
※D6には「$(ドルマーク)」はつけないでOKです。

一気に満足度1までの人数が数えられました!


絶対参照の詳しい話は、別のページでするね。
これで、件数が知りたいときはバッチリですね!
それでは、お疲れさまでした!
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- COUNT→数値の数、COUNTA→空欄以外の数、COUNTIF→条件に合う数
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