【Excel・エクセル】セル範囲に名前を付ける?名前の定義とは

2020/5/21

もりの

関数で別のセル範囲を指定してるんだけど、Sheet1のD2:F5とかだと、何を参照してるか分からなくて困ってるの。

やまの

その範囲に名前を付けたら、分かりやすくなるよ!

今回のポイント

  • セル範囲に名前を付けるには、付けたい範囲をドラッグして名前ボックスに入力
  • 複数の範囲を一度に名付けるには「数式タブ」→定義された名前の「選択範囲から作成」
  • 名前を消したい場合「数式タブ」→定義された名前の「名前の管理」

 名前の定義の練習ファイルダウンロード

もりの
 
 

一緒にやってみませんか?

【Excel・エクセル】名前の定義とは?

数式や関数でセルを参照すると、数式の中にセルの範囲が書かれますが、「その範囲、なんだっけ?」「何を参照してるんだっけ?」と迷ったことはありませんか?

たとえば、下図はVLOOKUP関数を使っていますが、数式を見るだけだと、何のことかパッと分かりませんよね。

セル範囲を指定した式の例
複雑な式になるほど訳わからなくなる

式が複雑になったり、参照する項目が多かったりするとますます分からず、修正編集したくなっても、解読だけで30分1時間と時間が過ぎていく……。

そうならないために、セル範囲に名前を付けて管理する方法をご紹介します!

名前を付けたら、数式だってこんなに見やすく、分かりやすくなりますよ

名前を参照した画像
数式がスッキリして見やすい!

【Excel・エクセル】セル範囲に名前を付ける方法

下図は、社員別の売り上げ表です。
それぞれの月の売り上げの列に、名前を付けてみましょう。

※練習ファイルをダウンロードされた場合、すでにF列の合計は記入されています。

例題
例題

名前ボックスにセル範囲の名前を入力するやり方

名前を付けるにはまず、名前を付けたい範囲をドラッグして選びます。
今回はまず、「6月売上のセルC2からC11まで」をドラッグして選んでください。

名前を付けたい範囲をドラッグ
名前を付けたい範囲をドラッグ

選んだら、数式バーの左側にある「名前ボックス」をクリックしてください。
いつもはセルの番号が表示されてる、あそこですね。

名前ボックスの場所
名前ボックスの場所
もりの

名前ボックスって名前があったんだ。

ここに、つけたい名前を入力していきます。今回は、「_6月売上」と入力してみてください。

もりの

なんで最初に「_(アンダーバー)」を付けるの?

やまの

名前ボックスのルールで、先頭に数字は使えないんよ。

名前ボックスに直接入力する
名前ボックスに直接入力する

エンターキーを押せば、命名完了です。これで、この範囲に「_6月売上」という名前が付きました!

どこかセルをクリックすると、いつもはそのセルの位置が表示されますが……

セル位置が表示される
セル位置が表示される

先ほど名前を付けたセルC2からC11をドラッグすると、名前ボックスにちゃんと「_6月売上」と表示されました。

もりの

こうやって一個ずつやっていくしかないの?

選択範囲から生成でセル範囲に名前を付ける方法

同じように、7月と8月の売り上げも名前を付けていくのですが、1列ずつ入れていくのはちょっと面倒ですよね。

やまの

列が何十何百ってあったら、名付けるだけで大仕事だよね。

そこで使えるのが、「選択範囲から生成」です!百聞は一見に如かず、早速試してみましょう。

まず、名前を付けたいセル範囲を、まとめてドラッグして選びます。
この時、セル範囲の名前にしたい見出し(項目名)も、範囲に含めてドラッグしてください。

今回では、名前を付けたい範囲は7月売上と8月売上のセルD2からE11までですが、それプラス、それぞれの見出しであるセルD1、E1も含めてドラッグします。

見出し含め全部ドラッグ
見出し含め全部ドラッグ

選んだら、「数式タブ」→定義された名前のところにある「選択範囲から生成」をクリックしてください。

選択範囲から生成の場所
選択範囲から生成の場所

すると、「選択範囲から名前を生成ダイアログボックス」が出てきました。

選択範囲から名前を生成ダイアログボックス
選択範囲から名前を生成ダイアログボックス

以下に含まれる値から名前を作成……よくわかりませんね。
早い話が、ドラッグして選んだ範囲のどの部分を名前にしますか?と聞かれているんです。

今回は「_7月売上」「_8月売上」と、それぞれ名前を付けたい。ちょうどセルD1とE1が、それにあたりますね。
セルD1とE1は、先ほどドラッグした範囲の一番上の行にありました。
というわけで、「上端行」をクリックして選んで、OKをクリックしてみてください。

上端行を選んだ画像
上端行を選んでOK

これで命名完了です!ためしにセルD2からD11までをドラッグして、名前ボックスを見てみると……。
ちゃんと「_7月売上」になっていますね!

名前が付いた画像
名前が付いた!

8月売上もホラこの通り♪

2列分を一度に名前を付けられた
2列分を一度に名前を付けられた

名前の定義からセル範囲に名前を付ける方法

もう一つ方法があるので、こちらもご紹介しておきます。
今回は、合計部分に合計と名前を付けたいと思います。

「数式タブ」→定義された名前のところにある「名前の定義」をクリックしてください。

名前の定義の場所
名前の定義の場所

「新しい名前ダイアログボックス」が出てきました。

新しい名前ダイアログボックス
新しい名前ダイアログボックス

名前には、付けたい名前を記入します。今回だと「合計」ですね。

名前を合計に
名前はここで付ける

範囲はブックのままで大丈夫です。
ブック全体でその名前を使うのか、そのシートだけで通じる名前にするのかの違いです。

コメントも今回は空欄のままにしておきます。後で見て分かるためのメモ書きのようなものです。

で、ここが重要!参照範囲!
今まで名前をつけたい範囲をドラッグして選んでいましたが、ここでそれを指定していきます。
すでに範囲が書かれていますが、それは無視して上向きの矢印をクリックしてください。

上向き矢印をクリック
上向き矢印をクリック

すると、新しい名前ダイアログボックスが折りたたまれ、範囲の選択画面に切り替わりました。
ここでドラッグした範囲に、名前を付けることになります。

範囲選択画面
範囲選択画面
もりの

最初に選ぶか後で選ぶかの違い?

やまの

まぁ、ぶっちゃけ最初にも選べるっちゃ選べる。

合計の範囲はセルF2からF11のほかに、セルC12からF12もありますね。
離れたセル範囲を同時に選びたい場合、どうすればいいでしょうか?

もりの

セルF2からF11と、セルC12からF12にそれぞれ合計って名前を付ける!

やまの

残念、同じ名前は付けられませーん。

もりの

ぐぬぬ……

答えは、まずはセルF2からF11ドラッグしてください。
ドラッグできたら、Ctrlキーを押しながら、セルC12からF12をドラッグします。

Ctrlキーで複数選択した画面
こんな画面になります

上図のように選択できたら、新しい名前ダイアログボックスの下向き矢印をクリックしてください。

下向き矢印をクリック
下向き矢印をクリック

新しい名前ダイアログボックスが元の状態に戻るので、そのままOKをクリックしてください。

OKをクリック
OKをクリック

これで、名前が付けられました!

やまの

名前に限らず、離れたセルを一度に選択するには、Ctrlキーを押しながらクリックやドラッグするといいんよ。

【Excel・エクセル】セルの名前を参照した数式の書き方

では、付けた名前を使って、数式を書いてみましょう!
下図のセルC12に、みんなの6月の売上を足した合計を出したいと思います。

もりの

普通にやるとなると、SUM(C2:C11)だよね。

合計を出したいセルC12をクリックして、「=SUM(」と入力してください。

式の中に名前を呼び出します。ここで合計したいのは、先ほど名前を付けた「_6月売上」ですね。
では呼んでみましょう。

もりの

_6月売上さーん!もりのさんがお呼びよー!

式の中にセル範囲の名前を呼び出すときは、「数式タブ」→定義された名前の「数式で使用」をクリックします。

数式で使用の場所
数式で使用の場所

すると、どの範囲を呼び出すか聞かれるので、「_6月売上」をクリックして選んでください。

呼び出したい範囲を選ぶ
呼び出したい仲間……範囲を選ぶ

選んだら、「)」を入力して、エンターキーで確定します。すると、6月売上の合計値が計算されました!

6月売上の合計が出た
6月売上の合計が出た!
チャレンジ

同じようにして、7月売上と8月売上の合計も、SUM関数と名前を使って計算してみましょう!

下図のようになれば、成功です!

回答
同じようになったらOK!
やまの

セルD12は「=SUM(_7月売上)」
セルE12は「=SUM(_8月売上)」になるよ。

【Excel・エクセル】セルの名前を使って書式を変える

名前を使えば、一度に書式などを変えられます
名前が「合計」のセル範囲を、すべて太字にしてみたいと思います。

まず、名前ボックスの下向き三角をクリックしてみてください。

名前ボックスの下向き三角
名前ボックスの下向き三角

付けた名前の一覧が出てくるので、「合計」を選んでください。

セル範囲の名前一覧
セル範囲の名前がずらり

すると、セル範囲「合計」が選ばれた状態になりました。

セル範囲「合計」が選ばれた
セル範囲「合計」が選ばれた

このまま「ホームタブ」→フォントのところにある「太字」をクリックしてみてください。

太字の場所
太字の場所

セル範囲「合計」がすべて太字になりました!

名前でフォントを変更できた
名前でフォントを変更できた

【Excel・エクセル】名前の定義を削除するには

もりの

付けた名前は消せないの?

やまの

もちろん消せるよ!

名前の定義を使って付けたセルの名前は、もちろん削除もできます。

「数式タブ」→定義された名前のところにある「名前の管理」をクリックしてみてください。

名前の管理の場所
名前の管理の場所

すると「名前の管理ダイアログボックス」が出てきました。
今まで付けた名前の一覧が出ていますね。

ここで、削除したい名前をクリックして、上にある「削除」をクリックすれば、その名前を削除できます。
「合計」を削除してみましょう。

「合計」をクリックして、削除をクリックしてください。

消したい名前を選んで削除をクリック
消したい名前を選んで削除をクリック

名前 合計 を削除しますか?と注意が出てきました。
消しちゃって大丈夫?と聞かれているのですが、かまわず「OK」をクリックしましょう。

間違って消さないように
間違って消さないように

1、2の……ポカン!
これで、「合計」はきれいさっぱりなくなりました!

合計はいなくなった
合計はいなくなった

名前の定義を編集するには

同じように名前をクリックしてから、上にある「編集」をクリックすると、名前や範囲を編集できます
試しに「社員名」をクリックして、「編集」をクリックしてください。

名前を選んで編集をクリック
名前を選んで編集をクリック

すると、名前の編集ダイアログボックスが出てきました。ここから名前や範囲を編集するんですね!

名前の編集ダイアログボックス
名前の編集ダイアログボックス

セル範囲に名前を付ければ、数式が見やすくなったり、範囲選択も楽になったりと、とっても使いやすくなりますね!
ぜひ、名前を付けてみてください。

それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい

  • セル範囲に名前を付けるには、付けたい範囲をドラッグして名前ボックスに入力
  • 複数の範囲を一度に名付けるには「数式タブ」→定義された名前の「選択範囲から作成」
  • 名前を消したい場合「数式タブ」→定義された名前の「名前の管理」