【Windows10】動画キャプチャが無料でできる?画面を録画する方法とオススメ代用ソフト
パソコンの操作とかゲームのプレイとかを、動画に残せないかな?
動画キャプチャソフトを使うといいの。
- 動画キャプチャは「Windowsボタン」+「Gキー」
- PCのスペックによっては起動しないこともある
- 代替となる、無料動画キャプチャソフトもいくつかある
【Windows10】動画キャプチャとは
画面キャプチャ、いわゆるスクリーンショット(スクショ)はご存じの方も多いかもしれませんが、同じように画面を動画として録画できるのはご存じでしょうか?
ゲーム実況とかソフトの操作説明動画とか、みたいなやつ?
そうです、画面上に起こることをすべて、動画として保存できちゃう機能です。
ゲーム実況なんてしないし……なんて方も、パソコンの操作をほかの人に教えたり、操作を後から見返したりと、いろんな使い方ができますよ。
操作や設定方法なんかをメモ代わりに動画に残すと、結構便利なの。
便利なのはわかったけど、お高いんでしょ?
それがなんと!Windows10には標準で動画キャプチャ機能がついているの!
つ、つまり無料!フリーで使えるんだね!
無料なら、使ってみないとですね(笑)
では、さっそく動画キャプチャの使い方を見てみましょう!
【Windows10】無料で画面を動画キャプチャする方法
Windows10が標準装備している動画キャプチャは「ゲームバー(Game DVR)」といいます。
そう、前提はゲームを録画するための機能なんです(笑)
起動はショートカットキーで「Windowsボタン」+「Gキー」です。
すると、画面の上部にこんなものが出てきませんでしたか?
※バージョンなどにより画像とは異なる場合があります。
ほかにもいくつか画面が出てきたかもしれません。
はっ、難しそう!
まーまー、録画するだけなら簡単だから。
動画キャプチャで録画する方法
ステップ1
まず、動画を録りたいアプリをクリックなどして、アクティブウィンドウ(最前面)にしてください。
アクティブウィンドウ?
アプリを選択してる状態……操作ができる状態かな。
ステップ2
アクティブウィンドウにできたら、ショートカットキー「Windowsボタン」+「Gキー」を押して、ゲームバー(Game DVR)を呼び出します。
ステップ3
キャプチャと書いてあるウィンドウの「録画を開始(丸いボタン)」をクリックすれば、録画の開始です。
録画中は、こんなバーがどこからともなく出てきます。
また、録画する際にウィンドウがたくさんあって邪魔そうに見えますが……
いざ録画を始めて画面をクリックすると、こんなバー(そういう名前じゃなくですが)以外は隠れるので、ご安心ください。
秒数が進んでいれば、録画されている証拠です。
録画終了
録画の終了は、青丸の中に白い四角のアイコンをクリックします。
終了すると、画面の右側にお知らせが表示されます。
拡大するとこんな感じ。
ゲームじゃないのに……
もちろんゲーム以外の、例えばワードやエクセルでも大丈夫なの。
動画確認
このお知らせをクリックすると、さきほど録画したキャプチャ動画が保存されたフォルダが開きます。
再生してみると、ちゃんと録画されていますね。
録画と一緒に録音もしたい場合
もちろん、パソコンから流れる音や、マイクがあれば音声も一緒に録音できます。
ゲームバー(Game DVR)の一番右にある、「設定(歯車のマーク)」をクリックしてください。
設定のウィンドウが出てきました。
左側のメニューから「キャプチャ中」をクリックすると、録音するオーディオを選べます。
この3つについて、説明するの。
ゲーム
初期は、このゲームになっています。
録画しているアプリから流れる音と、接続したマイクの音(マイクを有効にしていた場合)を録音します。
自分の声やキーボードをたたく音、マウスのクリック音などが入るのが嫌なら、マイクを接続(有効に)しなければOKです。
録画中に出てくるバーの「マイクのアイコン」をクリックで、マイクのオンオフが切り替えられます。
すべて
パソコンから流れる音すべてと、接続したマイクの音(マイクを有効にしていた場合)を録音します。
例えばエクセルを録画しながらプレイヤーで音楽をかけると、BGM的な感じで音楽が入れられますね。
ただシステム音も入るので、例えばメールやお知らせが入ったときの「ピコン♪」って音なんかもしっかりばっちり録音されます。
こちらも録画中に、一時的にマイクのオンオフを切り替えられます。
なし
録音はせず、録画だけを行います。
音は一切加えたくない、あとで別に合わせるなら、なしを選んでください。
【Windows10】ゲームバーが起動しない・録画できない場合
WindowsボタンとGキーを押しても、何も出てきません!
ゲームバーがオフになってるかもしれないの。
ステップ1
ゲームバーのオンオフの確認は、「Windowsボタン」→「設定」。
ステップ2
「ゲーム」と進みます。
ステップ3
左側のメニューから「キャプチャ」、右側の「ゲームバーを使ってゲームクリップ、スクリーンショットを記録し、ブロードキャストする」をクリックして「オン」にします。
それでもできない場合、パソコンがゲームバーに対応していない可能性があります。
難しい話ですが、パソコンが「Intel Quick Sync H.264」「NVidia NVENC」「AMD VCE」どれかのエンコーダーに対応していないといけません。
条件を満たしていないと、「このPCはクリップ録画に必要な条件を満たしていません。」といった悲しいお知らせが出るだけなのです……。
この場合は、上記のエンコーダーに対応するか、諦めるしか……
諦めないでー!
そんな時には、動画キャプチャができる代替ソフトをダウンロードして使ってみましょう!
「【Windows10】ゲームバーに代わる動画キャプチャソフト」で3つほど、ご紹介しますね!
【Windows10】キャプチャした動画はどこに保存される?
録画した動画を確認したいとき。
はて、保存場所はどこ……?
一回は絶対やっちゃいそう……
キャプチャした動画は、「PC」→「ビデオ」→「キャプチャ」の中に入っています。
ステップ1
見当たらない場合、ゲームバーのキャプチャのところにある「全キャプチャを表示」をクリックしてみてください。
ギャラリーが表示され、今までキャプチャした動画の一覧が出てきました。
ステップ2
ここで再生ができますし、フォルダのアイコンをクリックすると……
キャプチャが保存されたフォルダに移動できます。
別の方法もあります。
ステップ1
「Windowsボタン」→「設定」→
ステップ2
「ゲーム」→
ステップ3
「キャプチャ」→「フォルダーを開く」と進むと、キャプチャフォルダに移動できます。
【Windows10】ゲームバーのいいところ・よくないところ
ゲームバーのいいところ
Windows10標準装備の動画キャプチャ、ゲームバーのいいところ、便利な機能をご紹介します。
バックグラウンドで録画
設定をすれば、最大10分前の動画が保存できます。
ステップ1
バックグラウンド録画をするには、「Windowsボタン」→「設定」→
ステップ2
「ゲーム」→
ステップ3
「キャプチャ」→「ゲームのプレイ中にバックグラウンドで記録する」をオンにします。
ステップ4
その下の時間が書かれたボックスから、何分前から録画するかを決められます。
ステップ5
さかのぼって録画するには、ゲームバーのキャプチャのところにある、「直前の○秒を録画する(矢印がクルっとなったアイコン)」をクリックします。
アイコンが暗くなっている場合、クリックすると以下のようなメッセージが出てきます。
ステップ6
右側に四角がありますね、これをクリックすれば、使えるようになります。
音質・画質の変更
ステップ1
ゲームバーの画質などを変更できます。
設定は、「Windowsボタン」→「設定」→
ステップ2
「ゲーム」→「キャプチャ」から行います。
音質
録音されたオーディオ→音質にあるボックスをクリックすれば、音質を96kbps、128kbps、160kbps、192kbpsから選べます。
その他、ボリュームの調整やマイクを既定でオンにするかなど、音に関する設定はここで行います。
画質
録画されたビデオからは、ビデオの品質やフレームレートを変更できます。
設定から、30fbsか60fbsを選べます。またビデオの品質も、標準、高から選べます。
フレームレート?
動画は実は、画像の集まりなんです。
たくさんの画像をパラパラ漫画のように連続で変えることで、動いているように見えているのです。
フレームレートとは、1秒間に何枚の画像を表示させるかを決めたものです。
30fbsでは1秒間に30枚、60fbsでは1秒間に60枚の画像が表示されます。
もちろん画像の枚数が多い方が滑らかになりますが、容量も大きくなってしまいます。
ゲームバーの良くないところ
気にならない人は気にならないけど、気になる人には気になる、ゲームバー(Game DVR)のデメリットを紹介します。
デスクトップやフォルダは録画できない
アプリケーションしか録画の対象にできません。
デスクトップから操作を録画しよう!なんてことはできないんです。
録画中にアプリを最小化すればいいじゃん!と思ってやってみたら、録画が停止されました^^;
録画範囲はウィンドウ単位
録画できるのはウィンドウ単位です。
例えばインターネットブラウザの一部だけを録画したい……なんてことはできないです。
指定した範囲の録画ができないので、複数のウィンドウを録画することもできません。
アプリを切り替えることもできません。録画できるのは1つのアプリだけです。
ペイントで絵を描いてエクセルに挿入する場合、ペイントで一つの動画、エクセルで一つの動画にする必要があります。
フォトショップとイラストレーターを行き来する、なんてことは録画できないんだね。
例が分かる人にしか分からないけど、そういうことなの。
録画時間は最大で4時間
録画時間は初期設定で2時間、最大でも4時間までです。
録画するゲームによっては、途中で切れてしまうかもしれません。
拡張子はMP4のみ
気にならない方にはどうでもいいかもしれませんが、MP4でしか保存できません。
【Windows10】ゲームバーに代わる動画キャプチャソフト
ゲームバーのデメリットの点や、残念ながら録画できなかった方に、ゲームバーの代わりとなる動画キャプチャソフトをご紹介します。
RecButton
無料ながら必要最低限の機能は揃っている、シンプルな動画キャプチャソフトです。
free版と有料版があり、有料版は410円(税込み)。
起動すると、Recと書かれたボタン
それをクリックして、録画する範囲をドラッグして指定すれば、その範囲の録画が始まります。
録画が始まるとRecボタンがStopボタン
閉じようとするとなんかお知らせが出てきますが、有料版買わない?というお誘いなので、いいえをクリックでOKです。
いいところ
指定した範囲をキャプチャできるので、録りたい部分だけ、また複数のアプリも一緒に録画できます。
操作はボタン一つなので、とてもシンプルで分かりやすいです。
悪いところ
無料版ではマイク入力ができません。
またマウスポインタは録画されないので、操作の録画には向かないかもしれません。
あと個人的に使って困ったのは、たまーにStopボタンを押しても動画に変換する処理が進まず、結局動画にできなかったことがありました……スペックのせい?
ダウンロード
ダウンロードは下記サイトから、ページ中ほどのDownloadからダウンロードできます。
有料版はマイクロソフトストアから購入できます。
Bandicam
何ができるかは公式の紹介動画が分かりやすかったので、こちらをご覧ください。
外国感がすごい……
ちゃんと日本語対応してるから、安心してなの。
指定した領域をクリックして録画範囲をドラッグすると、枠が出てきます。
右上のRECをクリックで、録画開始です。
またはBandicamのRECボタンが赤くなり、ここをクリックしても録画できます。
領域の枠線にマウスポインタを当てると、矢印の形に変ります。
この状態でドラッグすれば、録画する範囲を広げたり狭めたりできます。
Bandicutというソフトがあれば、録画した動画の編集作業もできますよ。
いいところ
- ドラッグした範囲でもフルスクリーンでもゲーム画面でも録画できる、多彩な録画範囲
- 録った動画をすぐに動画配信サービスにアップできる
- 4K画質にも対応
- 画質・音質が圧縮しても高品質をキープできる
- 動作が軽め
- 予約録画ができる
などなど、かなり高性能で使いやすく、あまりパソコンに詳しくない、操作に自信がないという方でも使いやすいのではないかと思います。
Twitterにはこんな意見も。
よくないところ
無料版だと動画にロゴが入る点と、録画時間が10分に制限されている点です。
特にロゴはネットに公開するには目立ちすぎ……。
有料版だと、このふたつの欠点は解消されます。
有料版の録画時間は、保存先の空き容量がある限り……そんなにはしないと思いますけど^^;
ダウンロード
ダウンロードは下記サイトから。
GOM Cam
こちらも有料版と無料版がある動画キャプチャソフトです。
Free版、Basic版、Pro版の3種類があり、できることや制限が違います。
ちなみにBasic版が4,000円、Pro版が5,000円。
Basic版からPro版へは1,000円で移行できるので、もし有料版を試される場合は、最初はBasic版の方がよさそうです。
こちらもできることは動画で分かりやすく紹介されていたので、貼っておきますね。
Free版を起動すると、まず広告が表示されます。
これは右上の×でさっさと消します。
起動するとこんな画面が出てきます。Bandicamより大きいですね。
しかもここでもちゃっかり広告が出ています、商売魂!!
左側のメニューから動画をクリックすると画面が変わり、録画範囲を決められます。
アプリの画面をクリックすると、アプリの大きさに自動で調整されます。
フルスクリーン録画したい場合、動画の右側にあるちっちゃい三角をクリックします。
範囲を決めると、範囲の上にメニューが出てきます。一番左上の赤丸をクリックすると、録画が始まります。
ちなみに録画範囲を決めると、最初のメニューは消えます。
録画を開始すると、一時停止ボタンと停止ボタンが出てきます。赤い四角をクリックすれば、動画が保存されます。
ちなみに、Free版、Basic版、Pro版の違いはこんな感じ。
Free版 | Basic版 | Pro版 |
---|---|---|
無料 | ||
広告あり | 広告なし | 広告なし |
録画時間20分まで | 録画制限なし | 録画制限なし |
動画簡単編集10回 | 動画簡単編集30回 | 動画簡単編集制限なし |
動画詳細編集10回 | 動画詳細編集10回 | 動画詳細編集制限なし |
GIFアニメ20秒まで | GIFアニメ20秒まで | GIFアニメ制限なし |
音声の抽出5回 | 音声の抽出30回 | 音声の抽出制限なし |
予約録画・複数録画3回/毎 | 予約録画・複数録画3回/毎 | 予約録画・複数録画制限なし |
Basic版を買って、やっぱりPro版にしたいなという場合、+1,000円でできるので、損はしないようになっています。
制限を解除したいときはとりあえずBasic版にして、それでも足りなければPro版にアップグレードした方がよさそうです。
いいところ
無料版でも20分録画できるのは、なかなか太っ腹。
しかも公式では無料版だとロゴが入ると書いていましたが、20分録画したところ、ロゴマークは確認できませんでした。
見逃してるだけ??
また、録画した動画のカット編集がサクッとできるのもうれしいところ。
録画した動画一覧から、動画にマウスポイントを当てると、ハサミのマークが出てきます。
これをクリックすると、「簡単編集」「詳細編集」から、編集方法を選べます。
簡単編集では、動画の不要な部分をカットできます。
詳細編集では、ビットレートやコーデックなどを設定できます。
悪いところ
広告がちょっとうざったい……、また、とはいえ20分しか録画できない点も、内容によってはデメリットですね。
また、いいところで紹介した動画編集も、無料版では10回しかできません。
ちなみに有料版なら広告は出ず、動画制限もありません。動画編集の制限も緩和されます。
※Basic版で簡単編集30回(詳細編集10回)、Pro版では無制限
ダウンロード
ダウンロードは下記サイトから。
動画キャプチャはやってみると、案外面白いものです。遊び感覚で試してみてはいかがでしょうか?
それでは、お疲れさまでした!
- 動画キャプチャは「Windowsボタン」+「Gキー」
- PCのスペックによっては起動しないこともある
- 代替となる、無料動画キャプチャソフトもいくつかある
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません