【Word・ワード】年賀状・はがきの宛名だけ印刷したい!調整や連名のやり方も
年賀状の宛名って、Wordで印刷できるの?
はがきの宛名と同じようにできますよ。
- 住所録はエクセルで作っておく
- 「差し込み印刷タブ」→「はがき印刷」から宛名印刷できる
- はがき宛名や年賀状のテンプレートもある
【Word・ワード】はがき・年賀状の宛名印刷をする方法
はがきや年賀状の準備、どうしてますか?
WordとExcelがあれば、自宅で簡単に宛名印刷ができますよ!
宛名印刷の手順を、ご紹介しますね。
1,Excelで住所録を作成しておく
ワードで操作する前に、まずは宛名や住所をまとめた住所録をエクセルで作ります。
画像の通りでなくても大丈夫ですよ。
ちなみに番地などの数字を漢数字ではなく算用数字にする場合、半角だと横に寝てしまいます。
漢数字にする場合は後で設定できるのでこのままでいいですが、算用数字にしたいけど数字は横向きにしたくない!
という方は、数字を全角で入力するといいですよ。
え、もう全部半角で入力しちゃったよ!
半角を全角に変換する関数を使えばいいんよ。
詳しくは、下記ページをご覧ください!
ただこれだと、ハイフン(-)も全角になりまして、今度はハイフンが寝てしまいます。
これを防ぐには、JIS関数で全角にした住所をコピーして、値で貼り付けたあと、全角のハイフンを半角のハイフンに置換しておきましょう。
うーん、漢数字でいっかな……
2,Wordで、はがき印刷ウィザードで宛名面を作成
宛名印刷の設定は、差し込み印刷の機能を使います。
ステップ1
ワードに戻って、「差し込み印刷タブ」→作成のところにある「はがき印刷」をクリックします。
ステップ2
「宛名面の印刷」を選びます。
ステップ3
はがき宛名面印刷ウィザードが出てきたら「次へ」をクリック。
ウィザードって、魔法使い?
コンピューターの質問に答えていく方式のことですよ。
ステップ4
年賀状なのか普通のはがきなのかなど、印刷したいはがきの種類を選んで、「次へ」をクリックします。
今回は年賀状にしてみますね。
ステップ5
はがきの様式を選びます。
宛名を「縦書き」か「横書き」、好きな方にチェックを入れて「次へ」をクリックです。
差出人の郵便番号を住所の上に印刷するってのは?
そのまんまの意味ですが、チェックを入れると差出人の郵便番号が右下の枠線ではなく、住所の上に来ます。
ステップ6
フォントの右のボックスをクリックして、宛名のフォントを選んで、「次へ」をクリック。
数字を漢数字にするなら、それぞれの「漢数字に変換する」にチェックを入れます。
フォントはこういったものがあります。
はがきでは明朝かゴシック、年賀状では行書体がいい感じかも。
気に入るフォントがなければ、インターネットから探すという手がありますよ。
詳しくは、下記ページでご紹介しています(Windows11でもOKです)!
ステップ7
印刷したい差出人の情報を入力して、「次へ」をクリックします。
はがきや年賀状に載せたい情報だけでいいですよ。
差出人は宛名面ではなく裏の文章面に書く!
という場合は、「差出人を印刷する」のチェックを外して、情報は空欄のままでOKです。
ステップ8
宛名の住所録を選びます。
「既存の住所録ファイル」にチェックを入れて、「参照」をクリックしてください。
まだ続くの?
ステップ9
最初に用意したエクセルの住所録を選んで「開く」をクリックします。
ステップ10
必要なら"御中"や"行"など、宛名の敬称を変更できます。
下にも書いてありますが、住所録の一部に会社宛てのが!
なんて時は、住所録で敬称を指定すればOKです。
そして「次へ」をクリック。
もう少しなので、頑張って!
ステップ11
これではがき宛名印刷ウィザードは終了です。
「完了」をクリックしてください。
ステップ12
しかしまだ終わらない!
選んだエクセルに複数シートがある場合、住所録のシートを選んで「OK」です。
住所録の先頭行がタイトル(住所や名前など)じゃない場合は、「先頭行をタイトル行として使用する」のチェックを外しておきます。
最初にお見せした画像のように、1行目に「名前」「住所」など書いてあれば、チェックを入れたままでいいですよ。
完成!
長い道のりでしたが、ついに住所や宛名を載せられました!
お疲れさまでした!
ちょ、気になる点がいくつかあるんだが。
【Word・ワード】宛名印刷がうまくできないときは
皆さんも、上の画像以外のところで気になるポイントがあるかもしれません。
気になるポイントを選んでください。
差出人の郵便番号がおかしい
もりのの場合、差出人の郵便番号がおかしなことになっていました。
きれいに枠内に収まってないな。
3文字目と4文字目が重なっていますね。
これを解消していきましょう。
よく見ると、黒い点線と赤い点線の大きさが違うようです。
この大きさを揃えれば、うまく収まりそうですね。
ステップ1
黒い点線の端にマウスポインタを当てると、左右の矢印マークに変わります。
そのまま、赤い点線までドラッグします。
ステップ2
左側の三桁の方も切れているようなら、赤い点線までドラッグします。
完成!
無事、差出人の郵便番号が枠内に収まりました!
サクッと宛名を連名にしたい
ステップ1
前準備として、エクセルの住所録に連名の名前と敬称を入れておきます。
ステップ2
これがちょいむずなんですが、名前の最後にカーソルを移動させ、Enterを押します。
そうするとカーソルが消えて、正しい位置にあるかわからなくなります……それがむずい。
なので、名前の1つ前にカーソルを移動させてから、「下矢印キー」を一回押すといいかもです。
ステップ3
「差し込み文書タブ」→文章入力とフィールドの挿入のところにある「差し込みフィールドの挿入」をクリックします。
ステップ4
出てきたメニューから「住所録で用意した連名」を選んで「挿入」をクリックします。
ちなみに差し込みフィールドの挿入の「v」の部分をクリックすると、その場で挿入する項目を選べます。
これで連名は入れられましたが……でかい。
ステップ5
今度は連名のてっぺんにカーソルを移動させて、Spaceを数回押します。
4回くらい?
いい感じに収まりましたね。
ステップ6
連名の方にも"様"を入れましょう。
1人目の“様"の後ろにカーソルを移動させて、Enterです。
ステップ7
さっきと同じく「差し込み文書タブ」→「差し込みフィールドの挿入」から、用意した「連名敬称」を選びます。
完成!
無事、連名を入れられましたね!
念のため他のプレビューも確認して、ズレていたりしたら調整してください。
ほかの住所録の様子を見たい
画面に出るのは1人目の年賀状やはがきですが、2人目以降はどうなってるか気になりますよね。
「はがき宛名面印刷タブ」→データのところにある「◀▶」から、他の結果が確認できます。
2人目の宛名印刷プレビューが表示できました。
会社名もちゃんと入ってますね。
はがき宛名面印刷タブがない場合、「差し込み文書タブ」の「◀▶」でもOKです。
【Word・ワード】はがきや年賀状の宛名を印刷する
さてファイルタブから印刷を……
いえ、今回は違う方法で印刷します。
ステップ1
「はがき宛名面印刷タブ」→印刷のところにある印刷を選びます。
どっちがどっちなの?
表示中のはがきを印刷 | 今表示しているはがき(年賀状)だけ印刷 |
すべて印刷 | エクセルの住所録全員分印刷 |
該当する方を選んでください。
もし「はがき宛名面印刷タブ」がない場合、「差し込み文書タブ」→「完了と差し込み」
「文書の印刷」でもOKです。
ステップ2
プリンターの設定画面になるので、ご自身のプリンターの設定を確認して、良ければ「OK」をクリックします。
これで印刷が開始されますよ。
【Word・ワード】はがきや年賀状のテンプレートを使う
Wordで使えるはがきの宛名や年賀状などのテンプレート、Microsoftが用意してくれています。
テンプレートのページをご紹介しますね。
どちらも外部リンクでっす。
テンプレートを活用すれば、簡単にクオリティ高いはがきや年賀状が作れるかも!
これで、自宅ではがきや年賀状の準備ができますね!
それでは、お疲れさまでした!
- 住所録はエクセルで作っておく
- 「差し込み印刷タブ」→「はがき印刷」から宛名印刷できる
- はがき宛名や年賀状のテンプレートもある
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません