【Excel・エクセル】条件付き書式でAND関数、OR関数を使い複数条件にする
国語と英語どっちも70点以上だったら、色を付けたいんだ。
条件付き書式とAND関数を組み合わせるといいんよ。
- 条件付き書式にAND関数やOR関数を組み合わせできる
- 条件付き書式のルールでセルをクリックすると、絶対参照になるので注意
【Excel・エクセル】条件付き書式とAND関数を組み合わせる
AかつBのように、複数の条件がすべて当てはまる、という指定はAND関数でできますよね。
このAND関数と条件付き書式を組み合わせて、複数条件すべて当てはまれば色を付ける、なんてことができます。
AND関数の使い方が分かれば、そんなに難しくないよ。
=AND(理論式1,[理論式2]……)
| AND | この条件を全部満たしてる？ |
| 理論式1 | 条件1つ目 |
| 理論式2 | 条件2つ目（省略可） |
では次の表に条件付き書式とAND関数を使って、国語と英語、どちらも70点以上なら色を付けてみましょう。
条件付き書式のルールを、=AND($B2>=70,$C2>=70)にすればできるよ。
ステップ1
まずは色を付けたい範囲をドラッグして選択します。
ステップ2
「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。
ステップ3
出てきたメニューから「新しいルール」をクリックします。
「新しい書式ルールダイアログボックス」が出てきました。
ステップ4
ルールの種類を選択してください、の中の「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
ステップ5
下にあるルールの内容を編集してください、の中にAND関数を書いていきます。
まずは「=AND(」まで入力します。
ここからは普通にAND関数を書いていけばいいんだね！
ちょっとだけ違うところもあるから、気を付けて！
ステップ6
まずは1つ目の条件、国語が70点以上。
国語の点数が書かれたセルB2をクリックします。
あれ、「$」がついてる？絶対参照になったのか。
ステップ7
国語の点数はB列なので、B列固定にしておきます。
F4を2回押して、「$B2」にしてください。
ステップ8
これが70以上なので「>=70」ですね。
次に移るので「,」も忘れずに！
大きいや小さい、以上や以下など、2つを比較するときには、以下の記号を使います。
この記号を、比較演算子って言うんよ。
ステップ9
同じ要領で英語が70点以上も書いていきます。
「$C2>=70)」となればOKですよ。
ステップ10
次に何色にするかを決めます。
「書式」をクリックしてください。
ステップ11
条件に合う場合の書式を選んで、決めたら「OK」をクリックです。
ステップ12
プレビューを確認して、よさそうなら「OK」をクリックです。
完成！
無事、国語が70点以上かつ英語も70点以上のセルに、色が付けられました！
【Excel・エクセル】条件付き書式とOR関数を組み合わせる
AまたはBのように、複数の条件のいずれかが当てはまる、という指定はOR関数でできますよね。
このOR関数と条件付き書式を組み合わせて、複数条件どれかが当てはまれば色を付ける、なんてことができます。
これも、OR関数の使い方が分かれば、そんなに難しくないよ。
=OR(論理式1,[論理式2]……)
| OR | この条件をどれか一つでも満たしてる？ |
| 論理式1 | 条件1つ目 |
| 論理式2 | 条件2つ目（省略可） |
では次の表に条件付き書式とOR関数を使って、国語と英語、どちらか1つでも70点以上なら色を付けてみましょう。
条件付き書式のルールを、=OR($B2>=70,$C2>=70)にすればできるよ。
さっきのANDがORに変わっただけ。
ステップ1
まずは色を付けたい範囲をドラッグして選択します。
ステップ2
「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。
ステップ3
出てきたメニューから「新しいルール」をクリックします。
「新しい書式ルールダイアログボックス」が出てきました。
ステップ4
ルールの種類を選択してください、の中の「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
ステップ5
下にあるルールの内容を編集してください、の中にAND関数を書いていきます。
まずは「=AND(」まで入力します。
ステップ6
まずは1つ目の条件、国語が70点以上。
国語の点数が書かれたセルB2をクリックします。
あれ、「$」がついてる？絶対参照になったのか。
ステップ7
国語の点数はB列なので、B列固定にしておきます。
F4を2回押して、「$B2」にしてください。
ステップ8
これが70以上なので「>=70」ですね。
次に移るので「,」も忘れずに！
ステップ9
同じ要領で英語が70点以上も書いていきます。
「$C2>=70)」となればOKですよ。
マジでAND関数と全く一緒だ。
ステップ10
次に何色にするかを決めます。
「書式」をクリックしてください。
ステップ11
条件に合う場合の書式を選んで、決めたら「OK」をクリックです。
ステップ12
プレビューを確認して、よさそうなら「OK」をクリックです。
完成！
無事、国語か英語どちらか一つでも70点以上のセルに、色が付けられました！
これで、条件付き書式の幅がグッとひろがりますね！
それでは、お疲れさまでした！
- 条件付き書式にAND関数やOR関数を組み合わせできる
- 条件付き書式のルールでセルをクリックすると、絶対参照になるので注意