【Excel・エクセル】0(ゼロ)を表示しない!関数や書式設定で非表示にする方法

もりの

この表の数値が0の時、非表示にはできない?

やまの

いくつか方法があるから、見てみよう。

今回のポイント
  • 「Excelのオプション」→「ゼロ値のセルにゼロを表示する」
  • 「=IF(数式=0,"",数式)」
  • 「右クリック」→「セルの書式設定」→「表示形式」→「ユーザー定義」→「#」
  • 「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「指定の値に等しい」→0で文字を白くする

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【Excel・エクセル】0(ゼロ)を表示しない方法4つ

表などで「0」を非表示にしたいときってありますよね。

意外とたくさんの方法があるので、一つずつ見ていきましょう!

0を非表示にしたい表
0を非表示にしたい表
やまの

場面に合わせて、使いやすい方法を試してみてね。

0(ゼロ)を表示しない方法1、オプションの設定

ワークシートやブック全体で0を非表示にしたいなら、エクセルのオプションから設定できますよ。

ステップ1

まず、「ファイルタブ」をクリックします。

ファイルタブの場所
ファイルタブの場所

ステップ2

続けて「オプション」をクリックします。

オプションがない場合は「その他」をクリックしてください。

オプションがひょっこり現れます。

またはショートカットキー「Alt → T → O」でも構いません。

オプションの場所
オプションの場所

ステップ3

Excelのオプションダイアログボックスが出てきます。

  1. 左側のメニューから「詳細設定」
  2. 右側のメニューから、次のシートで作業するときの表示設定のところまで下がって
  3. 「ゼロ値のセルにゼロを表示する」をクリックして、チェックを入れます。
  4. 最後に「OK」をクリックすれば、完了です。
「ゼロ値のセルにゼロを表示する」の場所
「ゼロ値のセルにゼロを表示する」の場所

完成!

無事、0が非表示になりました!

ちなみに、文字列の0は残ります。

0が表示されなくなった
0が表示されなくなった

0(ゼロ)を表示しない方法2、IF関数

計算式を使っているセルなんかは、IF関数を使ってあげると楽に0を非表示にできます。

数式が入ったセルにIF関数を加えて、0を非表示にしてみましょう。

数式が入ったセル
数式が入ったセル

やり方を先にお伝えすると、次のような式になります。

0を表示させないIF関数の書き方

=IF(数式=0,"",数式)

「数式」部分には、そのまま使っていた数式を書きます。

もりの

もし数式の答えが0なら空白に、そうじゃなかったら、数式を計算してねって式だね。

やまの

今回だと、セルD2には、「=IF(B2*C2=0,"",B2*C2)」って書くといいんよ。

式を書いてオートフィルで下まで適用すると、0が非表示になりました。

IF関数で0が非表示になった
IF関数で0が非表示になった
やまの

IF関数について詳しくは、下のページを見てね!

0(ゼロ)を表示しない方法3、ユーザー定義

表示形式からも、0を非表示にできるんです。
部分的に0を非表示にしたいときには、これが便利かもしれません。

ステップ1

まず、0を非表示にしたいセルをドラッグして、範囲選択します。

0を非表示にしたい範囲を選択
0を非表示にしたい範囲を選択

ステップ2

選択したら、「右クリック」→「セルの書式設定」をクリックします。

セルの書式設定を選ぶ
セルの書式設定を選ぶ(ホームタブの表示形式でもOK)
やまの

「ホームタブ」→数値のところにある「表示形式」でもOKだよ。

ステップ3

セルの書式設定ダイアログボックスが出てきました。

  1. 上のタブから「表示形式」をクリック
  2. 左側の分類から「ユーザー定義」をクリック
  3. 種類の下のボックスに「#」と入力
  4. できたら、「OK」をクリック
種類に「#」だけ入れてOK
種類に「#」だけ入れてOK
やまの

千の位に「,」を入れて1,000ってしたい場合は、「#,###」って入れるといいよ。

完成!

無事、選んだ範囲の0が非表示になりました!

表示形式から0を非表示にできた
表示形式から0を非表示にできた

0(ゼロ)を表示しない方法4、条件付き書式

4つ目はちょっと荒業かもしれませんが、0の文字の色を白くして、見えなくするというものです。
0の色を変えるには、条件付き書式を使います。

ステップ1

まず、0を非表示にしたいセルをドラッグして、範囲選択します。

0を非表示にしたい範囲を選択
0を非表示にしたい範囲を選択

ステップ2

選択したら「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。

条件付き書式の場所
条件付き書式の場所

ステップ3

出てきたメニューから「セルの強調表示ルール」→「指定の値に等しい」とクリックして進みます。

指定の値に等しいを選ぶ
指定の値に等しいを選ぶ

ステップ4

指定の値に等しいダイアログボックスが出てきました。

左側のボックスに「0」と入力して、右側のボックスの「V」のマークをクリックします。

条件付き書式の設定をしていく
条件付き書式の設定をしていく

ステップ5

出てきたメニューから、「ユーザー設定の書式」をクリックしてください。

ユーザー設定の書式を選ぶ
ユーザー設定の書式を選ぶ

ステップ6

もうすぐ完了なので、頑張ってください!

セルの書式設定ダイアログボックスが出てきました。

真ん中あたりにある色の下にあるボックスをクリックして(おそらく自動と書かれています)、テーマの色から一番左上の「白」をクリックします。

選べたら、「OK」をクリックしてください。

フォントの色を白にする
フォントの色を白にする

ステップ7

指定の値に等しいダイアログボックスに戻ります。

書式が「ユーザー設定の書式」になっているのを確認して、「OK」をクリックしてください。

OKをクリック
「ユーザー設定の書式」になっていればOK

完成!

お疲れ様です!

無事、条件付き書式で0を非表示にできました。

条件付き書式で0を非表示にできた
条件付き書式で0を非表示にできた

ただし、これは文字の色を変えているだけで非表示になっているわけではありません。

セルに色を付けると、このように表示されるのでご注意を。

セルを塗りつぶすと、ぼろが出てしまう
セルを塗りつぶすと、ぼろが出てしまう
もりの

なんちゃって非表示なのかぁ。

これで、0を表示させたくないときも安心ですね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 1「Excelのオプション」→「ゼロ値のセルにゼロを表示する」
  • 「=IF(数式=0,"",数式)」
  • 「右クリック」→「セルの書式設定」→「表示形式」→「ユーザー定義」→「#」
  • 「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「指定の値に等しい」→0で文字を白くする

0を非表示にする方法を動画で見る