【Excel・エクセル】AND(アンド)関数の使い方!IF(イフ)関数にも使える

二つの点数がどっちも70点以上のときに、合格にしたいんだ。

それなら、AND関数の出番だね。
- ~かつ~という指定をしたいときは、AND関数
- 主にIF関数などと併用して使うことが多い
AND関数の使い方の練習ファイルダウンロード

一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】AなおかつB、を指定する、AND関数
「Aで、なおかつBのもの」のように、複数の条件を同時に満たす、という指定ができるのが「AND関数」です。
たとえば、「国語の点数が70点以上で、なおかつ、英語の点数も70点以上」なんて条件に合うセルを探したい!ってとき使えます。
30歳以上でO型の女性、のように、条件が複数あっても大丈夫です。
【Excel・エクセル】AND関数の使い方
=AND(理論式1,理論式2,理論式3……)

理論式は255個まで指定できるんよ。
AND | この条件を全部満たしてる? |
理論式 | 条件 |
条件をすべて満たしている場合、「TURE」、一つでも違っていれば「FALSE」になります。


TRUEとかFALSEだと分かりにくいなぁ。「合格」「不合格」では出せないの?

AND関数とIF関数を、組み合わせて使えばいいんよ。
それぞれの点数が書かれた表があります。
もし国語の点数が70点以上で、なおかつ、英語の点数も70点以上なら「合格」それ以外は「不合格」と、セルD2に出したいと思います。

AND関数とIF関数を使って、もりのが合格か不合格かを求めてみましょう。

=IF(AND(B2>=70,C2>=70),"合格","不合格")
で、求められるよ。

IF関数は「=もし(この式が,合っていればこれ,違ったらこれを表示してね)」だったよね。
IF関数について詳しくは、下記ページをご参照ください。
ステップ1
関数の組み立て方は、IF関数の中にAND関数を入れるようにします。
D2のセルに、「=IF(」と入力してください。

半角英数入力モードにしてから、入力するんだよね。
ステップ2
IF関数の最初の引数は、「もしこの式が」という、条件を指定するものでした。
今回の条件は、「もし国語が70点以上で、なおかつ英語が70点以上だったら」、ですね。

引数は関数の括弧の中に入れる式だよね。
「なおかつ」、つまりここで、AND関数の出番です!
「AND(」と入力してください。
ステップ3
AND関数に一つ目の条件を書いていきます。
一つ目の条件は「国語の点数が70点以上」でした。
国語の点数が書いてあるのはC列、もりのの国語の点数はC2に書いてあるので、C2が70以上だったらという式を書いていきます。
AがBより大きいときは「A>B」、AよりBが大きいときは「A<B」と書きますよね。
では、AがB以上のときは、どう書くでしょうか?
以上の時は「>=」、以下の時は「<=」と書きます。
今回だと、「C2>=70,」ですね。

もう一つの条件とつなげるから、カンマ(,)を入れるのを忘れないでね。
ステップ4
もう一つの条件、英語の点数も見てみましょう。
英語の点数が書いてあるのはD列、もりのの英語の点数はD2に書いてあるので、D2が70以上だったらという式を書いていきます。
式は「D2>=70),」ですね。

IF関数は続くけど、AND関数はこれで終わるからカッコ「)」で閉じるんだね。
これで、条件部分は完成しました!

IF関数の次の引数に続くから、カンマ(,)を入れるのを忘れないでね。
ステップ5
IF関数の次の引数は、「合っていればこれ、違ったらこれを表示してね」でした。
国語の点数が70点以上かつ英語の点数が70点以上が合っていれば「合格」、違ったら「不合格」と表示させます。

文字を引数に使う場合は、必ずダブルクォーテーション(”)で囲んでね。

つまり、”合格”,”不合格”だね!
式に「“合格","不合格")」と続けてください。
完成!
というわけで、「=IF(AND(B2>=70,C2>=70),"合格","不合格") 」という関数ができました。
どちらかが70点未満なら不合格になっていますね。

Aで、なおかつB、という条件は、AND関数で解決ですね!
それでは、お疲れさまでした!
- ~かつ~という指定をしたいときは、AND関数
- 主にIF関数などと併用して使うことが多い
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