【Excel・エクセル】複数条件からセルの数を数える、COUNTIFS関数の使い方

複数の条件に合うセルの数を数えたいんだ。

COUNTIFS関数なら、複数条件でカウントできるよ。
- COUNTで複数条件を指定するならCOUNTIFS関数
- =COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1,検索条件範囲2,検索条件2,……)
COUNTIF関数の練習ファイルダウンロード

一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】複数条件でカウントできる、COUNTIF関数

下図のようなアンケート結果で、満足度が4以上のセルの数を数えたいときは、COUNTIF関数で分かりますよね。
では、満足度が4以上の男性・女性の件数と、条件が複数ある場合は、どう求めればいいでしょうか?


「COUNTIFS関数」を使えばいいんよ。
COUNTIFS関数は、COUNTIF関数に複数形のSが付いた関数です。
うーん、いかにも複数の条件を指定できそうですね(笑)
ちなみに読み方は、
- カウントイフ・エス
- カウントイフス
- カウントイフズ
などいろいろと呼ばれていて、どれでも基本的には通じます。
【Excel・エクセル】COUNTIFS関数の使い方
=COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1,検索条件範囲2,検索条件2,……)
COUNTIFS | この中の条件すべてに合うセルは何個? |
検索条件範囲1 | この中で |
検索条件1 | この条件に合うもの |
検索条件範囲2 | さらにこの中で |
検索条件2 | この条件に合うもの |

繋げれば、たくさんの条件を指定できるんだね。
COUNTIFS関数の使用例
では実際に、満足度が4以上の男性の件数を、それぞれCOUNTIFS関数でカウントしてみましょう。

=COUNTIFS(B:B,"男性",C:C,">=4″)で、求められるよ。説明するね。
COUNTIFS関数を使うので、セルに「=COUNTIFS(」と入力してください。

半角英数入力モードにしてから、入力するんだよね。
検索条件範囲1
最初の引数は、「この中で」という、一つ目の条件の範囲を指定するものでした。
今回はまず、性別が男性という条件を入れたいので、性別が書いてあるB列を選びます。

引数は関数の括弧の中に入れる式だよね。
B列をクリックして選択してください。式の中に「B:B」と自動で入りましたね。


引数を区切るときは「,(カンマ)」を入れるんだよね。
検索条件1
次の引数は、「この条件に合うもの」という、一つ目の条件を指定するものでした。
今回は、性別が男性のセルを数えたいので、「,"男性"」と入力してください。

文字列を指定する場合は、ダブルクォーテーション(")で囲むんよ。
これで一つ目の条件、「B列(性別列)が男性」が完成しました!

ちなみに、セルE4に男性と書かれているので、このセルを参照してもOKです。

折り返しだよ、頑張って!
検索条件範囲2
次はもう一つの条件、「満足度が4以上」を入力していきましょう!
二つ目の「この中で」は、満足度の中で、となるので、満足度が書かれたC列を選んでください。

C列をクリックして、カンマ(,)だよね。
検索条件2
二つ目の「この条件に合うもの」は、4以上となるので、「">=4″」と入力してください。

ダブルクォーテーション(”)で囲むのを、忘れないでね!
完成!
最後にカッコを閉じれば完成です!
「=COUNTIFS(B:B,"男性",C:C,">=4″)」となっていますでしょうか?
なっていたら、エンターキーで確定してください。
答えが2となりました。満足度が4以上の男性は、佐藤さんと佐々木さんの2人なので合っていますね。

COUNTIFS関数でセル範囲を指定するときの注意
ちなみに、検索条件範囲は今回は列で指定しましたが、セル範囲で指定してもかまいません。
たとえば性別の範囲を指定する場合、今回はB列をクリックして「B:B」としましたが、セルB2からB12をドラッグして「B2:B12」でもOKです。

ただ、2つ注意点があるよ!
行が増えた場合
1つは、行が増えたら、範囲も増やしてあげないといけないという点です。
たとえば、木村さんがアンケートに協力してくれて、13行目に追加する場合。
検索条件範囲は「B2:B12」のままなので、手動で「B2:B13」と範囲を追加してあげる必要があります。
絶対参照にする
2つめは、オートフィルするときに絶対参照にするのを忘れない、という点です。
こんかいのデータではオートフィルの必要はありませんが、COUNTIFS関数の結果を下のセルまでオートフィルで引っ張りたいときは、ドルマーク($)を付けて絶対参照にしてあげないと、正しくカウントできなくなってしまいます。

よくわからん単語が、いきなり2つも……

それぞれは、下記で詳しくお話しするね。
同じようにCOUNTIFS関数を使って、セルF4に「満足度が4以上の女性」のセルの数をカウントしてみてください。

「=COUNTIFS(B:B,"女性",C:C,">=4″)」、だね!

ばっちりだね!
ちなみに「=COUNTIFS(B:B,E5,C:C,">=4″)」でもOKです。

そういえば、COUNTIFS関数は、条件が一つだけでもできるの?

できるけど、それならCOUNTIF関数でもいいかもね。
もりのみたいに焦って「カウント畏怖」、なんて書かないでくださいね(笑)
それでは、お疲れさまでした!
- COUNTで複数条件を指定するならCOUNTIFS関数
- =COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1,検索条件範囲2,検索条件2,……)
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