【Excel・エクセル】罫線を自動で引きたい!条件付き書式で自動入力するには

時短,,条件付き書式

もりの

行を増やすたびに罫線引くのって、面倒だなぁ。

やまの

条件付き書式を使えば、入力と同時に罫線を引けるんよ。

今回のポイント
  • 自動罫線の設定は「条件付き書式」→数式を「=OR($●●:$■■<>"")」
  • ●には選択範囲の一番左上、■には選択範囲の一番右上
  • 日付けの区切り目に線を引くには「条件付き書式」→数式を「=$●●<>OFFSET($●●,-1,0))」
  • ●には日付の列、選択範囲の一番上の行

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 自動罫線の練習ファイルダウンロード

もりの

一緒にやってみませんか?

【Excel・エクセル】罫線を自動入力する方法

罫線を引いた表に行を追加するとき、その都度罫線も追加で引くのは面倒くせぇですよね?

自動で罫線を引きたい表
自動で罫線が引けたら……
もりの

面倒くせぇです!

そこで、空白行のどこかに文字を入力すれば、自動で罫線が引ける設定を試してみてください!

動画でもご覧いただけます!

条件付き書式で罫線を自動入力する方法

ステップ1

自動で線を引きたい範囲を選択します。

今回はA列からE列まで、列で指定していきます。

範囲選択した画像
列選択でもOK

ステップ2

「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。

条件付き書式の場所
条件付き書式の場所

ステップ3

出てきたメニューから「新しいルール」をクリックします。

新しいルールの場所
新しいルールを作ろう

ステップ4

新しい書式ルールダイアログボックスが出てきたら、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。

新しい書式ルールダイアログボックス
数式で条件を指定する

ステップ5

「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに、次のように入力してください。

=OR($A1:$E1<>"")

入力したら「書式」をクリックです。

範囲を列で指定した場合の数式
範囲を列で指定した場合

「$A1:$E1」部分は、最初に選択した範囲によって変わります。

「$選択範囲の一番左上のセル:$選択範囲の一番右上のセル」となるようにしてください。

もりの

「$」を忘れないようにしなきゃ!

ステップ6

セルの書式設定ダイアログボックスが出てきたら、次の順でクリックします。

  1. 上のタブから「罫線」
  2. プリセットから「外枠」
  3. 「OK」
罫線を引く設定画面
自動で引きたい罫線を選べばOK
やまの

外枠じゃなくて、引きたい部分の罫線を選んでもOKだよ。

ステップ7

新しい書式ルールに戻るので、「OK」をクリックです。

OKをクリックする画像
プレビューも確認してね

完成!

これで自動で罫線を引く設定は完了です!

ためしに空白行に入力してみると……

空白行に入力する画像
日付を入力してみる

無事、自動で罫線が引けましたね!

自動で罫線が引かれた画像
罫線が自動で引けた!

セルの結合の注意点

この方法、以下のすべてに当てはまる場合、うまくいかないことがあります。

  • 列選択した
  • 選択範囲にセルの結合が含まれる
セルの結合をしたセルを含めて条件付き書式を設定した画像
空欄なのに罫線が引かれた
やまの

その時は、「選択範囲内で中央」を試してみてね。

詳しくは、下記ページをご覧ください!

テーブルで罫線を自動入力する方法

テーブル機能を使っても、自動で罫線が引けます。
設定は「挿入タブ」→「テーブル」です。

ただテーブルを使うと、使えなくなる機能もあるので、ご注意ください!

やまの

テーブルについて詳しくは、こっちのページを見てね。

【Excel・エクセル】特定の条件で罫線を自動入力する方法

日や月が替わったときなど、特定の条件で罫線を引くこともできます。

日にちの区切りで線が引いてある画像
日にちの区切りで線が引いてある

ステップ1

「条件付き書式で罫線を自動入力する方法」のステップ5まで進んでください。

  1. 範囲を選択
  2. ホームタブ→条件付き書式
  3. 新しいルール
  4. 数式を使用して、書式設定するセルを決定

ですね。

新しい書式ルールダイアログボックス
今回も数式で指定する

ステップ2

今回は、以下のような数式を入力します。
コピペでもOKです。

=$A1<>OFFSET($A1,-1,0)

入力したら「書式」をクリックです。

特定の条件で罫線を引く数式
ややこしいのでコピペでOK

この「$A1」部分は、線を引くトリガーとなる、内容が切り替わる列、選択した範囲の一番上の行にしてください。

今回は日付が切り替わると線を引くようにしたいので、日付が書かれたA列、A列~列を列選択したので、一番上の1行目、つまりA1を指定しています。

ステップ3

セルの書式設定ダイアログボックスでは、次の順でクリックしていきます。

  1. 上のタブから「罫線」
  2. 罫線から「上罫線」
  3. 「OK」
上罫線にするのがポイント
上罫線にするのがポイント
やまの

下罫線を引きたくなるけど、ここは上罫線だから間違えないでね。

ステップ4

新しい書式ルールダイアログボックスに戻るので、「OK」をクリックです。

OKをクリックする画像
プレビューも確認してね

完成!

これで条件付き書式のセクション区切りは終わりです!

上の行と同じ日付を入力すると、下に。

一番下に罫線が引かれた画像
同じ値なら、一番下に罫線が引かれる

違う日付けを入力すると、その境目にも線が引かれましたね!

境目にも線が引かれた画像
違う値なら、境目にも線が引かれる

これで、うわ罫線引き忘れた……なんて心配もなくなりますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 自動罫線の設定は「条件付き書式」→数式を「=OR($●●:$■■<>"")」
  • ●には選択範囲の一番左上、■には選択範囲の一番右上
  • 日付けの区切り目に線を引くには「条件付き書式」→数式を「=$●●<>OFFSET($●●,-1,0))」
  • ●には日付の列、選択範囲の一番上の行