【Excel・エクセル】日付は自動入力!スケジュール表の作り方

今月のスケジュール表を作らなきゃ。まず日にちを……

それ、日付を一日入れるだけで、あとは自動でできるんよ!
- 日付を自動入力するには、DATE関数、YEAR関数、MONTH関数を使う
- 日数が少ない月の余分な日にちを省くには、IF関数、IFERROR関数を使う
- 曜日を取得するには、TEXT関数を使う
- 曜日に色を付けるには、条件付き書式を使う
- 祝日にも色を付けるには、条件付き書式、COUNTIF関数を使う
スケジュール表の作り方を動画で見る
【Excel・エクセル】スケジュール表の作り方(日付は自動入力)
今回は、日付を入力するだけで自動でできる、その月の月間スケジュール表(カレンダーでも予定表で)を作ります!
イメージはこんな感じです。


色とかデザイン的なところは、ご自由に変更してね。
何が自動化と言うと……1日だけ日付を入力するだけで
- その月の日付を自動入力
- 日付に応じた曜日も自動入力
- 31日がない日は空白に
- 土日に色付け
- 祝日も色付け
これらができるというわけなので、さっそくやり方を見ていきましょう!
ちなみに、ご自身の用途に合わせて、不要な箇所は飛ばしていただいて構いません。

今回はやり方をサクッと紹介するね。詳しい解説は、それぞれの詳細ページを確認してね!
スケジュール表作成1、下準備
まずは下準備、以下のように項目名やタイトルを入力してください。


色とか場所とかは、自由でいいよ!
このセルE2、日付を入力のところに日付を入力すれば、あとは自動入力できるようにしたいと思います。
分かりやすいように、この日付を「基準の日付」と呼びますね。
まずセルA1に、何月のスケジュールか分かるよう、月を表示しましょう。
ステップ1
何月かを出すには、MONTH関数を使います。
セルA1に「=MONTH(」まで入力してください。

ステップ2
基準の日付をクリックします。

完了!
エンターキーを押せば、月が取得できるようになりました。
日付けを入力すると、その月が表示されましたね。

スケジュール表作成2、日付を自動入力
お次は日付を自動入力できるようにしていきます。
当月1日の作り方
ステップ1
日付けを表示するには、DATE関数を使います。
まずは日付を表示したいセルで「=DATE(」まで入力してください。

ステップ2
基準の日付から、年と月の情報を取得します。
年を取得するには、YEAR関数を使います。使い方はMONTH関数と同じです。
続きに「YEAR(」と入力し、基準の日付をクリックします。
「),」と続けます。


YEAR関数は終わりだから、カッコを閉じたんだね。
ステップ3
同じ要領で月の情報も取得しちまいましょう!
さっき使ったMONTH関数を使います。
続きに「MONTH(」と入力し、基準の日付をクリックします。
「),」と続けます。

ステップ4
最後に日を指定します。
コレは1日目なので、そのまま1と入力すればOKです。
最後にカッコを閉じます。

完了!
エンターキーを押すと、その月の1日の日付が表示できました。

2日目以降の作り方
ステップ1
2日目以降は、さっき作った1日に1を足せばOKです。
「=A4+1」としてください。

ステップ2
あとは31日までオートフィルでコピーすればいいのですが……

これだと、30日しかない月に翌月の1日が表示されてします。
2月とかもやばいですね。

スケジュール表作成3、翌月の日付を表示しない
いや別に気にしないよ!という方は、読み飛ばしてください。
気になる方は、以下を追加してください。
ステップ1
2月は基本28にちまでなので、29日を「=IFERROR(IF(MONTH(A31+1)=MONTH($E$2),A31+1,""),"")」に変更してください。
コピペでOKですが、セル番号が違う場合は、作成中のものに合わせてください。
※A31は一つ前の日付のセル、E2は基準の日付のセルです

ステップ2
後は31日まで、オートフィルでコピーすればOKです。


長かったけど、日付は完成だね!
さっきの式の意味を知りたい方は
「=IFERROR(IF(MONTH(A31+1)=MONTH($E$2),A31+1,""),"")」の意味を軽ーく書いておきます。
IF関数部分は、一つ前の日付に1を足したときの月と基準の日付の月が同じなら、一つ前の日付に1を足してね。同じでなかったら、空白にしてね。
という意味です。
6月30日に1を足すと7月1日になり、基準の日付の6月とイコールになりませんね。
そういう時は、計算しないで空白にしておいてねってことですね。
さらにIFERROR関数を使っていますが、IFERROR関数は数式がエラーだったという条件を指定できる関数です。
2月の場合29日が空白になると、30日の式は空白に1足して~となります。
そうすると、空白に1足すって何?意味わからんからエラーだ!とエラーになってしまうんですね。

エラーになるのは見た目良くないので、エラーになるなら空白にしてね、とIFERROR関数を使ったというわけでした。
スケジュール表作成4、曜日の入れ方
ステップ1
曜日の取得には、TEXT関数を使います。
1日の曜日のセルに「=TEXT(A4,"aaa")」と入力してください。
※A4は1日の日付のセル

ステップ2
31日まで、オートフィルでコピーしましょう。

スケジュール表作成5、土曜・日曜に色を付ける方法
土曜は青、日曜は赤く色を付けたいですね。
コレは条件付き書式を使います。

ちなみに表示形式で日付と曜日を一緒のセルにしている場合は、条件付き書式とWEEKDAY関数を使います。


WEEKDAY関数については、こっちのページを見てね!
ステップ1
まずは色付けしたい範囲を選択します。
曜日が書かれたセル範囲をドラッグしてください。

ステップ2
選択したら、「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックします。

ステップ3
「セルの強調表示ルール」→「文字列」と進みます。

ステップ4
まずは土曜日の色を決めましょう。
左側のボックスに「土」と入力してください。

ステップ5
次に右側のボックスをクリックして、土曜だったときの書式を決めます。
一覧から選んでもいいですが青がないので、一番下の「ユーザー設定の書式」を選んでください。

ステップ6
土曜日だったときの色を、自由に決めてください。
今回はフォントの色を青くしてみます。
選んだら「OK」をクリックしてください。

ステップ7
もう一度「OK」をクリックします。

完了!
これで、土曜日が青くなりました。

続けて日曜日を赤くする方法ですが、土曜日とほぼ同じです。
「土」を「日」に変えて、好きな色を付けてください。

日曜日も赤くできましたでしょうか。

スケジュール表作成6、祝日に色を付ける方法
最後に、祝日にも色を付けたいと思います。
こちらも、日付と曜日を一緒のセルにしている場合は、次のページで紹介していますよ。

ステップ1
まず前準備として、別のシートに祝日の一覧を入れておいてください。
「20〇〇年 祝日一覧」などで検索すると、出てきますよ。

ステップ2
次に色付けしたい、曜日が書かれたセル範囲をドラッグしてください。

ステップ3
で、再び「ホームタブ」→「条件付き書式」をクリックします。

ステップ4
出てきたメニューから、今度は「新しいルール」を選びます。

ステップ5
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
下のルール内容には「=COUNTIF(Sheet2!$A:$A,A4)」こんな感じで式を入力してください。


それぞれ何を意味しているの?
COUNTIF関数は、条件に合うセルの個数を数える関数です。
祝日一覧のなかに、A4はありますか?ってことですね。
Sheet2は祝日一覧のシートで、A列には祝日の日付が並んでいる想定です。

A4は、スケジュール表の1日目の日付が書かれたセルのことです。
セルをクリックで選んだ場合は絶対参照になるので、行番号の「$」を外しておいてください。

ステップ6
後は「書式」から、祝日だったときの色を選ぶだけ。

完了!
お疲れさまでした!
これでスケジュール表は完成です!

【Excel・エクセル】おまけ、素早く日付を入力する
最後に、日付を入力に「5/1」とか「12/15」とか日付を入れるわけですが、「Ctrlキー + ;キー」で、今日の日付が瞬時に入れられます。

今これを書いているのは6/24なので、6/24と入力されましたね。
それと同時に、スケジュール表も6月に自動で切り替わりました!
スケジュール表、大成功です!


長かったぁ。
これで、毎月いちいち日付から入力してスケジュール表を作らなくても、大丈夫ですね!
それでは、お疲れさまでした!
- 日付を自動入力するには、DATE関数、YEAR関数、MONTH関数を使う
- 日数が少ない月の余分な日にちを省くには、IF関数、IFERROR関数を使う
- 曜日を取得するには、TEXT関数を使う
- 曜日に色を付けるには、条件付き書式を使う
- 祝日にも色を付けるには、条件付き書式、COUNTIF関数を使う
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