【Excel・エクセル】参照元・参照先を表示する!トレース機能の使い方

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参照元、参照先セルを矢印で表示した画像
もりの

あれ、この計算式ってどのセルを見てるんだっけ?

やまの

トレース機能で参照先、参照元が一発で確認できるんよ。

今回のポイント
  • トレース機能はセル間の参照関係を確認できる機能
  • 参照元と参照先のトレースで、数式の解読やエラーチェックが楽になる
  • 別のシートでもジャンプ機能で一瞬で確認可能

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参照元・参照先トレース機能とは

参照は数式に別のセルを使うことですよね。

ただ、いろんなセルを参照すると、何がどのセルと関係しているか分からなくなる……

セル参照している数式
I3?H3?なんのセルだっけ?

そこでトレース機能!どのセルを参照しているか、または参照されているかを矢印で表示する機能です。

これで参照元、参照先のセルが一目でパッと確認できますよ。

もりの

参照元と参照先って、どっちが何だっけ?

やまの

どのセルを参照してるかが参照先、どのセルから参照されているかが参照元だね。

参照先のトレース 選んだセルが、どの数式で使われているかを矢印で示す。
参照元のトレース 選んだセルに入っている数式が、どのセルから数字を持ってきているかを矢印で示す。

トレース機能は動画でも紹介しています!

トレース機能の使い方

じゃさっそく、トレース機能の使い方を見ていきましょう!

参照先のトーレス

ステップ1

どの数式で使われているか(参照されているか)知りたいセルをクリックします。

参照先を知りたいセル
君はどこで使われてる?

ステップ2

「数式タブ」→ワークシート分析のところにある「参照先のトレース」をクリック。

参照先のトレースの場所
参照先のトレースの場所

完了!

矢印でこのセルから参照されてることが分かりました!

参照先が表示された画像
参照先、確認完了!

参照元のトーレス

ステップ1

数式でどのセルを使って(参照しているか)知りたいセルをクリックします。

参照元を知りたいセル
君はどのセルを使ってる?

ステップ2

「数式タブ」→ワークシート分析のところにある「参照元のトレース」をクリック。

参照元のトレースの場所
参照元のトレースの場所

完了!

矢印でこのセルを参照してることが分かりました!

参照元が表示された画像
参照元、確認完了!

トーレス表示の解除

もりの

参照元が分かったし、この矢印消したいなぁ。

トレース機能で表示された矢印は、簡単に消せますよ。

ステップ1

「数式タブ」→ワークシート分析のところにある「トレース矢印の削除」をクリックします。

トレース矢印の削除の場所
トレース矢印の削除の場所

完了!

無事、矢印の表示が消えました。

トレースの矢印が削除された画像
トレースの矢印が削除された

こんな時に便利!トレース機能の活用例

たくさんのセルやシートから数字を持ってきている複雑な数式も、トレース機能を使えば、どこから数字を持ってきているかが一目瞭然!

数式を理解したり、直したりするのが楽になります。

別のシートの参照先にジャンプ

ステップ1

別のシートを参照している場合、こんなマークが出てきます。

点線をダブルクリックすると……

別シート参照のマーク
別シート参照のマーク

ステップ2

ジャンプダイアログボックスが出てきます。

参照先を選んで「OK」をクリックすると……

ジャンプダイアログボックス
どれどれ、どんなセルだったっけ?

完了!

そのセルにジャンプできます!

別シートの参照セルにジャンプした画像
別シートの参照セルにジャンプ!

エラーの原因もすぐ分かる!

「#DIV/0!」のようなエラーが出た時、エラーの原因がどこか確認するのは面倒だし分かりにくいですよね。

そんな時でも、トレース機能!

どこから数字を持ってきているかをたどれば、エラーの原因になっているセルがすぐに見つかります。

エラーの原因を確認する画像
お前が原因か!

これで、複雑な数式もエラーも冷静に確認できますね!

それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • トレース機能はセル間の参照関係を確認できる機能
  • 参照元と参照先のトレースで、数式の解読やエラーチェックが楽になる
  • 別のシートでもジャンプ機能で一瞬で確認可能