【Word・ワード】見出しを設定したい!アウトライン機能の使い方

文書に見出しを付けたいんだ。

アウトライン機能を使って設定するといいですよ。
- 見出し(アウトライン)の設定は「ホームタブ」→段落の「アウトライン」
- または「ホームタブ」→スタイルの「見出し1~3」
- アウトラインレベルの変更は「ホームタブ」→「アウトライン」→「リストのレベルを変更」
- または「ホームタブ」→スタイルの「見出し1~3」
- アウトラインの解除は「ホームタブ」→段落の「段落番号」
- または「ホームタブ」→スタイルの「標準」
【Word・ワード】見出し、アウトラインとは?
見出しとは、その中の文章のタイトルのようなものです。
Wordでは、この見出しを設定するのに、アウトライン機能を使います。
見出しは、これからこのことについて述べますよーと読む人に知らせ、内容の理解を助けてくれます。
また、文書全体を整理して、すっきり読みやすくする効果もありますね。


HTMLでいう<h1>、<h2>タグみたいなものだね。

もりのさんは、なぜかHTMLに詳しいんですよね。
アウトラインには1~9までのレベルがあります。
見出し1(大見出し)、見出し2(中見出し)、見出し3(小見出し)……といったイメージですね。

まさに<h1><h2>ってことだね!
※<h1>はタイトルに使われることが多いですが、ワードではタイトルは見出し(アウトライン)とは別ものです。

ちなみにアウトラインは、段落番号にレベルを付けて階層化したリストのことなんですよ。

段落番号は、アウトラインレベル1を設定してるってことなんだね。
また、見出しを設定すると、見出しをもとに目次を作ったり、アウトライン表示にすれば編集しやすくなったりと、便利な機能がいろいろ使えます。

それは便利そうだ、使い方を教えて!

では、アウトラインを設定していきましょう。
【Word・ワード】アウトラインの設定方法
下図はフコイダンとフコダインについて述べた、謎の文書です。

見出し1と書かれているところには「見出し1」を、見出し2と書かれているところには「見出し2」を、それぞれ設定していきたいと思います。
アウトラインを設定する
ステップ1
まず、見出しにしたい段落をクリックします。


アウトラインは段落単位で設定されるので、お気を付けください。
ステップ2
次に「ホームタブ」→段落のところにある「アウトライン」をクリックします。

ステップ3
すると、アウトラインのメニューが表示されました。
出てきたリストの中から、見出しのスタイル(見出しの先頭につける番号)を選びます。
見出し1(アウトラインレベル1)の場合、見出し2(アウトラインレベル2)の場合、見出し3(アウトラインレベル3)の場合、どう表示されるかが見えますね。

百聞は一見に如かず、今回はリストライブラリの中にある、ちょうど真ん中のスタイルを選んでみます。

完成!
すると選んだ段落が見出しに設定され、リストライブラリに表示されていたスタイルに変りました!


あ、画像と書式が違っても、問題ありません。
練習ファイルではなく、ご自身で作られた文書にアウトラインを設定した場合、デザインが画像と違うかもしれません。
ここでは文字が青っぽい色になり、フォントサイズが大きくなっていますが、どのパソコンでもそのようになるわけではありません。
これは、文書のスタイルによって決まります。

とりあえず今は、見た目が違っても問題ないってことだね。
では、次の「見出し2 フコイダンの歴史」にも、アウトラインの設定をしていきましょう。
ステップ1
アウトラインを設定するには、設定したい段落をクリックして……

「ホームタブ」→段落のところにある「アウトライン」をクリックでしたね。

ステップ2
出てきたメニューから、先ほど選んだのと同じものを選んでください。

完成!
これで、フコイダンの歴史の段落にもアウトラインが設定できました!


そういえば、段落の前についてる1とか2って数字は何?

段落番号です。第一章、第二章といった意味ですね。
アウトラインレベルを変更する

あらら、「フコイダンの歴史」は「フコイダンとは」の章の中にある話だから、章が変わると困っちゃうよ。

なるほど、ではアウトラインのレベルを下げましょう。
先ほど設定した「フコイダンの歴史」の見出しは大見出し。でも本当は大見出し「フコイダンとは」の中にある小見出しにしたかった!
そんな時は、「フコイダンの歴史」のアウトラインレベルを下げてあげましょう。
アウトラインレベルを下げれば、一つ下の階層にある見出しに変更できます。
第一章から第一節に変えるってことですね。

<h2>から<h3>に変えるって感じだね。

もりのさん、HTMLに詳しいですね。
ステップ1
まず、アウトラインレベルを変更したい段落をクリックします。

ステップ2
続いて「ホームタブ」→段落のところにある「アウトライン」をクリックします。

ステップ3
出てきたメニューから、下の方にある「リストレベルの変更」をクリックしてください。

ステップ4
すると、さらにメニューが出てきました。下に行くほどレベルが下がっていき、一番下がレベル9です。

今回はレベルを1つ下げたいので、「上から2番目のレベル」をクリックしてください。

完成!
これでレベルが2になりました。レベル1の「フコイダンとは」とは書式が変わり、インデントも付きました。
また、段落の先頭の文字も変わりましたね。


ちからが3ポイント上がった!
まもりが……

あ、そういうのじゃないです。レベル2の方が下ですし。
アウトラインレベルの数字が大きいほど、階層(重要度)は下になるので、お気を付けください^^;
これで、「フコイダンとは」の中にある「フコイダンの歴史」という見出しになりました!
スタイルから見出しを設定する
別の方法もご紹介しますね。
ステップ1
まず、見出しにしたい段落をクリックしてください。

ステップ2
次に「ホームタブ」→スタイルのところにある「見出し2」をクリックしてください。


僕の画面には見出し2がありません!
見出し2がない場合、右下の「その他(Vのようなマーク)」をクリックしてみてください。

スタイルの一覧が出てきました。この中に「見出し2」がありましたね。
これをクリックしてください。

完成!
無事、「フコイダンの効能」がアウトラインんレベル2に設定されました!
2つ目の見出し2なので、番号が(イ)になっていますね。

追加残りの「フコダインとは」「フコダインにも歴史はあるのか?」にも、見出しを追加してみてください。
見出し1はアウトラインレベル1、見出し2はアウトラインレベル2にしてください。
それぞれ下図のようになっていれば、成功です!

アウトラインレベル1は通し番号になっていますが、アウトラインレベル2はアウトラインレベル1ごとの通し番号になっていて、別の見出し1では番号が振りなおされていますね。
アウトラインを削除するには
やっぱり見出しをもとの段落に戻したいときは、段落のアウトライン化を解除してあげましょう。

アウトラインレベルと、スタイル、どちらで設定したかによって、解除方法が変わります。
アウトラインレベルから
解除するには、解除したい見出しをクリックして、「ホームタブ」→段落のところにある「段落番号」をクリックします。

スタイルから
スタイルから見出しを設定した場合は、解除したい見出しをクリックして、「ホームタブ」→スタイルのところにある「標準」をクリックしないと、アウトライン設定を削除できません。

もし標準が見当たらない場合は、右下の「その他(Vのマーク)」をクリックしてください。

出てきたスタイルの一覧の中に、標準があります。

無事、アウトラインを解除できました。
見出しの番号が(ア)だった方のアウトラインを解除したら、その下の見出し番号(イ)が(ア)に繰り上がりました。
番号の順番を気にせず、アウトラインを削除できるんですね。

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【Word・ワード】アウトラインの便利な使い方
アウトラインを設定すると、話の内容が分かりやすくなる意外にも、メリットがあるんです!
アウトラインを目次として使う
ワードでは目次を設定できますが、目次は設定したアウトラインを使って作られます。
つまり見出しを付ければ目次ができちゃうってことですね!
アウトラインレベル単位で動かしたり表示したりできる
表示モードを「アウトライン」にすれば、アウトラインレベル単位で位置を移動したり、表示非表示を切り替えられます、
長い文書を作成するときなんかには、とても便利ですね!
アウトラインレベルを目印にすぐ移動できる
検索機能を使えば、すぐに指定の見出しにジャンプできます。
これも、特に長い文書を作成するときに使えますね!
見出しを使えば、作成者も閲覧者も見やすく便利になります。ぜひぜひ活用してみてください!
それでは、お疲れさまでした!
- 見出し(アウトライン)の設定は「ホームタブ」→段落の「アウトライン」
- または「ホームタブ」→スタイルの「見出し1~3」
- アウトラインレベルの変更は「ホームタブ」→「アウトライン」→「リストのレベルを変更」
- または「ホームタブ」→スタイルの「見出し1~3」
- アウトラインの解除は「ホームタブ」→段落の「段落番号」
- または「ホームタブ」→スタイルの「標準」
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