【Excel・エクセル】データ管理が楽になる!フィルターのかけ方
この表から、関東の店舗だけのデータが見たいんだけど。
フィルター機能を使えば、知りたいデータだけ表示できるんよ!
- フィルターのかけ方「データタブ」→並び替えとフィルターの「フィルター」
- 先頭行のフィルターマークをクリックして、フィルターを設定
- すべて選択にチェックを入れるか、データタブ→クリアでフィルターを解除
フィルターの練習ファイルダウンロード
一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】フィルターとは?
表っていろんなデータが詰め込まれていて、一覧で見るにはいいですが、ピンポイントでほしい情報を探すとなると、見にくいときないですか?
そんな時に使えるのが、「フィルター」です。
フィルター機能を使えば条件を指定して、見たいデータだけを表示できます。
ほほぅ、見せてもらおうではないか!
下図は店舗別の売り上げ表です。
全店分の売り上げが一覧で分かりますが、例えば関東地区だけのデータが見たいときや、2014年以降に開店した店舗だけを見たいときは見にくいですよね。
フィルターを使えばそれが分かるんだね!
さっそくフィルターをかけてみよう!
【Excel・エクセル】フィルターのかけ方
ステップ1
まずはフィルターをかけたい表をクリックして、「データタブ」→並べ替えとフィルターのところにある「フィルター」をクリックしてください。
完成!
すると、表の各項目(一番上の行)に、下向き三角のマークが付きました。
これが、フィルターの目印なんです。
フィルターを解除したい場合は、フィルターがかかった状態でもう一度フィルターのアイコンをクリックします。
フィルターのショートカットキー
ショートカットキーでも、フィルターをかけられるんよ。
フィルターのショートカットキーは「Shiftキー+Ctrlキー+Lキー」です。
一度押せばフィルターがかけられ、もう一度押すとフィルターが解除できます。
これだけでいいんだね!
【Excel・エクセル】フィルターでデータを抽出する方法
じゃあ今度は、フィルターで見たいデータを抽出してみよう。
さきほどフィルターをかけた表から、特定のデータだけを表示させたいと思います。
まず、地区の行から関東のデータだけを抽出してみましょう。
ステップ1
セルA1にあるフィルターマークをクリックしてください。下向き三角(▼)のことですよ!
ステップ2
するとフィルターのメニューが表示されました。
下の方に、すべて選択、関西、関東、東北、北海道と、A列の中にある項目が並んでいます。
ここにチェックが入っているものが表示されます。
クリックすれば、チェックを入れたり消したりできます。
すべて選択をクリックすると、すべてのチェックを入り切りできます。
関東だけにチェックを入れたいので、一度「すべて選択」→すべてのチェックを外して、そのあと「関東」をクリックすれば、関東だけチェックを入れられます!
ステップ3
関東だけにチェックが付いたら、「OK」をクリックしてください。
完成!
関東地区だけのデータが抽出できました!
フィルターを設定したら、セルについているフィルターのマークが漏斗(じょうご)のようなマークに変わりましたね。
この列ではフィルターで一部隠してますよーという合図なんです!
行番号も、一部隠れていたら青文字になるんよ。
抽出するデータを複数・範囲で指定できる
フィルターは複数選択もできます。
関東地区の店舗でかつ、2014年4月以降に開店した店舗だけを抽出したいと思います。
範囲なんてどこかで指定できたっけ?
ステップ1
開店日のフィルターマーク(▼)をクリックしてください。
フィルターのメニューが表示されます。
ステップ2
真ん中あたりにある、「日付フィルター」をクリックしてみてください。
※フィルターの名前は、列に書かれた内容によって変わります。
- 日付が書かれた列→「日付フィルター」
- 数値が書かれた列→「数値フィルター」
- 文字が書かれた列→「テキストフィルター」
するとまたまた、たくさんのメニューが表示されました……多すぎて困りますね。
ちなみにこのメニューの内容も、「日付フィルター」「数値フィルター」「テキストフィルター」で変わります。
明日や来週は、日付の話ですもんね。
ちなみに、「数値フィルター」「テキストフィルター」では、それぞれこのくらいのメニュー量です。
- 数値フィルターの場合
- テキストフィルターの場合
話を戻して、今回は2014年4月以降に開店したデータを抽出したいので、それができそうな項目を探します。
うーん、どれだろ?
ステップ3
「指定の値より後」がよさそうですね。
これをクリックしてみてください。
ステップ4
すると今度は「オートフィルターオプションダイアログボックス」が出てきました。
「何日より後を抽出したいの?」と聞かれているので、今回は「2014/4/1」と入力してみます。
入力できたら、「OK」をクリックしてください。
完成!
すると無事日付にもフィルターが設定され、先ほど設定した地区のフィルターと合わせて「関東地区かつ2014年4月以降に開店した店舗」のみのデータが抽出できました!
またほかのデータが見たくなったら、どうするの?
【Excel・エクセル】フィルターの解除方法
一部のフィルターを解除する方法
設定したフィルターは、個別に解除できます。A列に設定したフィルターを解除してみましょう。
ステップ1
まず、解除したい列のフィルターマークをクリックします。
出てきたフィルターのメニューから、「すべて選択」をクリックして、「OK」をクリックしてください。
完了!
A列に設定していた関東地区のデータだけ抽出するフィルターが解除されました!
開店日のフィルターはそのままなので、すべての地区で2014年4月以降に開店した店舗が表示されています。
すべてのフィルターを解除する方法
複数の列にかけたフィルターを、一度に解除もできるよ!
ステップ1
フィルターを解除したい表をクリックして「データタブ」→並べ替えとフィルターのところにある「クリア(または「すべてクリア」)」をクリックします。
完了!
すると、一気にすべてのフィルターが解除され、表が元通りになりました!
【Excel・エクセル】フィルターで表示された行だけ、合計したい
先ほどの表で、例えば関東の売上の合計が知りたい……なんてときは、どうすればいいでしょうか。
SUM関数じゃダメなの?
SUM関数だと、非表示にしたセルの数値も合計されるんよ。
そんな時は、SUBTOTAL関数を使います。
=SUBTOTAL(集計方法,参照1,参照2……)
合計を出すなら、集計方法は「9」にします。
そういう決まりなので……いいですか?合計は9です!
参照は、合計したいセル範囲を選択すればOKです。
SUBTOTAL関数は、こっちのページで詳しくお話しするね。
これで行数が多くて見にくい表でも、見たいデータをサクッと探せますね!
それでは、お疲れさまでした!
- フィルターのかけ方「データタブ」→並び替えとフィルターの「フィルター」
- 先頭行のフィルターマークをクリックして、フィルターを設定
- すべて選択にチェックを入れるか、データタブ→クリアでフィルターを解除
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コメント一覧
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