【Excel・エクセル】合計を出すSUM関数とは?引き算はできる?

一週間で売れた数の合計を出したいけど、一つずつ足していかないとダメ?

SUM関数を使えば、まとめて足し算できるよ。
- 合計はSUM関数「=SUM(合計したい範囲)」
- 引き算は「●-SUM(■)」でできる
- 自動でSUMができる、オートSUMもある
SUM関数の練習ファイルダウンロード

一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】合計を出すSUM関数

合計したい数値がいくつもあると、いちいち一つずつ足し算していくのは面倒ですよね。
そこで、セルに書かれた数値をまとめて足し算してくれるのが、SUM関数です。
SUM関数なら、サムッと合計を教えてくれます!

ん?

ちなみに、読み方はサム関数。
【Excel・エクセル】SUM関数の使い方
=SUM(数値1,数値2……)
SUM | この中の数を合計して |
数値1 | この中 |
数値2 | ほかの範囲もあれば(省略可) |

引数は一つでも大丈夫!
SUM関数の使用例
さっそく使ってみましょう。
下図は、ある商品の一週間の販売数をまとめたものです。

セルA7に月曜日から日曜日までの販売数の合計を、SUM関数を使って求めたいと思います。

=SUM(A2:G2)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
セルA7に、「=SUM(」と入力してください。

ステップ2
SUM関数の引数は、「この中の」という、合計する値を指定するものでした。
今回は、月曜日から日曜日までの販売数の合計を計算したいので、セルA3からG3までですね。
セルA3からG3までをドラッグしてください。

完成!
これで式は完成です!
「)」で閉じて、エンターキーを押せば……一週間の販売合計数が出ました!


これでおしまいなんよ。

はやっ!
SUM関数で離れたセルを合計する
しかし、先ほど合計した販売数は実店舗のみで、ネット販売の販売数は計算していませんでした。
ネットでの販売数は、セルE7とF7に書かれていますね。
実店舗とネットでの販売数の合計を計算してみましょう。
セルA7をクリックして、数式バーの後ろの「)」はいったん消しておいてください。


練習のために、もう一度「=SUM(A2:G2」まで書いてもいいよ。
さてさて、今のままではA3からG3までの合計しか計算できていません。
これに、セルE7、F7も加えるには……、引数を追加すればいいんです!
ステップ1
最初の引数「A3:G3」の後ろに「,(カンマ)」を入れて、二つ目の範囲、セルE7、F7をドラッグしてください。

完成!
最後に「)」を入力します。
「=SUM(A3:G,E7:F7)」となっていればOKです。エンターキーを押せば出来上がり!


合計したい範囲が離れてるときは、カンマで繋げてあげればいいんだね!
条件に合うセルだけ合計する、SUMIF関数とは
SUM関数は指定した範囲すべてを合計しますが、例えばスイーツだけの合計金額を知りたい!など、特定の条件に合うものだけ合計するには、「SUMIF関数」を使います。

長くなるから、こっちのページで説明するね。
自動でSUM関数ができるオートSUM
SUM関数は、自分で合計範囲をドラッグしましたが、「オートSUM」を使えば、範囲を自動で選んでくれます。
詳しくは、下記ページでご紹介しています!
【Excel・エクセル】SUM関数で引き算や掛け算はできる?

できませーん。

はやっ!
残念ながら、引き算専用の関数はエクセルにはありません。
通常は数値やセルを「-(マイナス)」でつないで、引き算をします。

ただ、引き算の関数はありませんが、SUMを使って引き算の式を作ることはできます。
SUM関数を使った引き算のやり方
下図は、一週間の販売数をまとめた表です。

セルC7に、仕入れ数から販売合計を引いて、在庫がいくつあるのか調べたいと思います。

仕入れ数から販売合計を引けばいいんじゃ?

練習ということで、一つお願いしますよ。
ステップ1
仕入れ数から販売数を引きたいので、仕入れ数が書かれたセルB7から引けばいいですね。
「=」と入力してセルB7をクリック、「-(マイナス)」を入力します。

ステップ2
ここからSUM関数の出番です!
先ほどと同じように、販売数の合計をSUM関数を使って計算します。

仕入れ数から、SUM関数で計算した販売数の合計を引くってことだね。
SUM関数を使うので、「SUM(」と入力します。

ステップ3
月曜~日曜までの販売数を足した合計を仕入れ数から引きたいので、SUM関数で合計するのはセルA3~G3までですね。
セルA3~G3をドラッグします。

ステップ4
ネット販売の販売数も足したいので、「,(カンマ)」で区切って、セルE7~F7もドラッグしておきましょう。


これでSUM関数は終わりだから、「)」で閉じてあげよう。
完成!
「=B7-SUM(A3:G,E7:F7)」となれば、成功です!
SUM関数を使って、引き算ができました!

掛け算の結果をSUM(合計)する
掛け算して出た答えを合計するなら、SUMPRODUCT関数を使います。
SUMPRODUCT関数は、それぞれの行の数値を掛けたものを、合計してくれる関数です。


SUMPRODUCT関数については、こっちのページでお話しするね!
これで、いろんな合計を簡単に出せますね!
それでは、お疲れさまでした!
- 合計はSUM関数「=SUM(合計したい範囲)」
- 引き算は「●-SUM(■)」でできる
- 自動でSUMができる、オートSUMもある
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