【Excel・エクセル】曜日に自動で色を！カレンダーの土日祝に色付けするには
この表の日付を、土曜日は青、日曜日は赤くしたいんだ。
それなら、条件付き書式を使えばいいよ。
- 曜日を色付けするには「ホームタブ」→「条件付き書式」
- 土曜日は「WEEKDAY=7」、日曜日は「WEEKDAY＝1」
- 祝日に色付けするには、祝日を書き出して「COUNTIF」で指定する
曜日の色付けの練習ファイルダウンロード
一緒にやってみませんか？
【Excel・エクセル】曜日をカレンダーのように色付けしたい
カレンダーなどでよく見る土日祝日は、青や赤で色分けされていますよね。
とても見やすいですが、エクセルでカレンダーのように曜日で色を変えるには、どうすればいいでしょうか。
土日のセルのフォントの色を変えたり、塗りつぶしたりすればいいんじゃない？
それでもいいけど、月が替わるごとにいちいちセルに設定するのは面倒だよね。
そこで使えるのが「条件付き書式」です。
条件付き書式？
条件に合うセルにだけ、指定した書式に変えられる機能なんよ。
この条件付き書式を使って、フォントの色を土曜日の時は青く、日曜祝日の時は赤くなるように設定すれば、月が替わっても自動で色付けできそうですね！
【Excel・エクセル】条件付き書式とWEEKDAY関数で、休日に色付けする
ではさっそく、休日の曜日に色を塗っていきましょう。
今回はこの表の日にちを、土曜日は文字の色を青く、日曜は文字の色を赤くしてみます。
ステップ数がちょっと多いですが、難しくはないのでご安心ください！
この曜日って、いちいち手打ちしたの？
まさか。日付に曜日を追加する方法は、こっちのページで解説してるよ。
土曜日を青く色付けする方法
ステップ1
まず、色を付けたいセル範囲を選択します。
今回は「日にち」列の土日の色を変えたいので、「日にち」のA列を選択してください。
ステップ2
選択したら、「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックします。
ステップ3
出てきたメニューから「新しいルール」を選んでください。
新しい書式ルールダイアログボックスが出てきました。
ステップ4
「ルールの種類を選択してください」から一番下にある「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
ダイアログボックスの内容がガラッと変わりましたね。
ステップ5
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」と書かれた下にある枠に、下記を入力してください。
コピペでも構いませんよ。
=WEEKDAY(A1)=7
「＝7」は土曜日を表しています。
また日曜日は「＝1」で指定できます。
ちなみにそのほかの曜日は、＝の数値を以下のように変えれば、指定できます。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 日曜 | 月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | 土曜 |
WEEKDAY？
曜日を返す関数なんよ。
詳しくは別のページでお話しするね！
表示形式で曜日を表示する方法もご紹介しているので、良ければ覗いてみてください。
実際に日にちが書いてあるセルは「セルA3」からなのに、「A1」で指定しちゃっていいの？
今回は、最初にA列を全部選んだからね。選んだ範囲の一番上のセルを指定しないと、ずれちゃうんだ。
さて、これで条件の設定が終わりました！
あとは書式を決めてあげれば、完成です。
ステップ6
書式を指定するには、右下にある「書式」をクリックします。
セルの書式設定ダイアログボックスが出てきました。
ステップ7
土曜日の文字の色を青くしたいので、「色」の下の枠をクリックして、任意の色を選んでください。
今回は「青 アクセント5」を選んでみます。
選んだら「OK」をクリックしてください。
ステップ8
「新しい書式ルールダイアログボックス」に戻ります。
プレビューが思い通りの書式になっているのを確認して、問題なければ「OK」をクリックしてください。
完成！
無事、土曜日のフォントの色が青く色付けできました！
条件付き書式で色を設定したので、例えばこれを9月に更新しても、土曜日の色は自動で変わります。
同じように、日曜日の文字の色を赤くしてみましょう。
指定する数式は「=WEEKDAY(A1)=1」、色は「赤」を選んでください。
次の項目で、やり方を解説するね。
日曜日を赤く色付けする方法
ステップ1
まず、色を付けたいセル範囲を選択します。
今回は「日にち」列の土日の色を変えたいので、「日にち」のA列を選択してください。
ステップ2
セル範囲を選んだら、「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。
ステップ3
出てきたメニューから「新しいルール」を選びます。
ステップ4
新しい書式ルールダイアログボックス が出て斬るので、一番下にある「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックしてください。
すると、ダイアログボックスの内容がガラッと変わりましたね。
ステップ5
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」と書かれた下にある枠に、数式を入力していきます。
下記を記入するか、コピペしてください。
=WEEKDAY(A1)=1
「＝1」が、日曜日ということです。
ちなみにそのほかの曜日を指定するには、＝のあとの数値を以下のように変えればOKです。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 日曜 | 月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | 土曜 |
実際に日にちが書いてあるセルは「セルA3」からなのに、「A1」にするの？
今回は最初にA列を選んだからね。選んだ範囲の一番上のセルを指定するんよ。
さて、これで条件の設定が終わりました！
あとは書式を決めてあげれば、完成です。
ステップ6
書式の指定は、右下にある「書式」をクリックします。
ステップ7
セルの書式設定ダイアログボックスが出てきましたね。
日曜日の文字の色を赤くしたいので、「色」の下の枠をクリックして、任意の色を選んでください。
今回は「赤」を選んでみます。
選んだら「OK」をクリックしてください。
ステップ8
「新しい書式ルールダイアログボックス」に戻ります。
プレビューを確認して、問題なければ「OK」をクリックしてください。
完成！
お疲れさまでした！
無事、日曜日のフォントの色が赤く色付けできました！
条件付き書式で色を設定したので、例えばこれを9月に更新しても、日曜日の色は自動で赤になります。
【Excel・エクセル】祝日を色付けするには（塗りつぶしするには）
土日の色を変えたら、祝日も赤く色付けしたくなりますよね。
しかし土日の時のように、祝日は関数では指定できません。
くぅ、ここまでなのか……？
ちょっと面倒だけど、祝日を書き出す方法があるよ。
ステップ1
まず、その年の祝日をすべて書き出します。
インターネットで「○○年 祝日」と検索すれば、サクッと出てきますよ！
ちなみに、練習ファイルをダウンロードされた場合、「祝日」シートに2022年の祝日をまとめているので、そちらをご活用ください^^
ただ日本の祝日は毎年日にちが変わるものがあるので、2023年以降はご注意です。
※画像は2020年の祝日一覧です
書いたら、また条件付き書式？
そう！今度はWEEKDAY関数じゃなくて、COUNTIF関数を使うよ！
ステップ2
では、色を付けたいセル範囲を選択します。
今回も「日にち」のA列を選択します。
ステップ3
セル範囲を選んだら、「ホームタブ」→スタイルのところにある「条件付き書式」をクリックしてください。
ステップ4
出てきたメニューから「新しいルール」を選びます。
すると、「新しい書式ルールダイアログボックス」が現れました。
ステップ5
新しい書式ルールダイアログボックス が出てきたら、一番下にある「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
ステップ6
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」と書かれた下にある枠に、数式を入力していきます。
今回はCOUNTIF関数を使って、祝日を指定します。
下記の通りに入力してください。
=COUNTIF(祝日を書いたセル範囲,最初に決めたセル範囲の一番上)=1
練習ファイルでは、祝日の一覧は別シートにあるので
=COUNTIF(祝日!A:A,A1)=1
と入力、またはコピペいただければOKです。
図で表してみると、こんな感じに指定すればOKです。
ステップ7
今度は書式を指定していきます。
右下の「書式」をクリックしてください。
ステップ8
セルの書式設定ダイアログボックスが出てきました。
今度は祝日のセルを塗りつぶしたいと思います。
上のメニューから「塗りつぶし」をクリックしてください。
ステップ9
左上の色から、好きな色を選びます。
今回は「オレンジ アクセント2、白 + 基本色80％」を選んでみました。
選んだら、「OK」をクリックしてください。
ステップ10
自動で「書式ルールダイアログボックス」に戻ります。
プレビューに問題なければ「OK」をクリックしてください。
完成！
長い道のりでしたが、おめでとうございます！
これで祝日に色が濡れました！
祝日は、2020年の祝日の列を2021年の祝日に上書きすれば、自動で反映されます。
色を付けるとそれだけで、表などが見やすくなりますね！
それでは、お疲れさまでした！
- 曜日を色付けするには「ホームタブ」→「条件付き書式」
- 土曜日は「WEEKDAY=7」、日曜日は「WEEKDAY＝1」
- 祝日に色付けするには、祝日を書き出して「COUNTIF」で指定する