【エクセル・ワード】アクセシビリティとは?チェックの仕方は?
アクセシビリティが大事って聞いたけど、どうすればいいの?
アクセシビリティチェックをして、問題がないか確認するの。
- アクセシビリティは、そのファイルの利用しやすさ
- アクセシビリティのチェックは「校閲タブ」→「アクセシビリティチェック」
- バージョン2013以前は「ファイルタブ」→「情報」→「問題のチェック」→「アクセシビリティチェック」
【エクセル・ワード】アクセシビリティとは?
アクセシビリティとは、年齢や障害などのハンディキャップに関係なく、誰でも問題なく利用できるか、という意味で使われます。
簡単に言うと利用しやすさのことですね!
アクセスにbility(可能であること)がくっついた単語なの。
誰でも情報にアクセスできること、だから利用しやすさなんだね!
たとえば目が不自由な人が文章を読むには、音声読み上げソフトを使います。
しかし画像は、音声では表せられませんよね。
画像に何も対策しなければ、アクセシビリティがいいとは言えません。
そこで「アクセシビリティの向上」のために、アクセシビリティチェックをしてみましょう。
【エクセル・ワード】アクセシビリティチェックの方法
このExcelブックで、アクセシビリティチェックを実施したいと思います。
※今回はエクセルの画面で操作しますが、アクセシビリティチェックの方法は、エクセルとワード、パワーポイントで同じです。
リボンからチェックする方法(バージョン2016以降)
「校閲タブ」→アクセシビリティのところにある「アクセシビリティチェック」をクリックします。
ワンステップで簡単なの。
ファイルタブからチェックする方法(バージョン2013以前)
エクセルやワード2013以前では、校閲タブにアクセシビリティチェックはありません。
その場合、以下の方法でアクセシビリティチェックができます。
ちなみに、バージョン2016以降でもこの方法は使えます。
ステップ1
「ファイルタブ」をクリックします。
ステップ2
画面が切り替わるので、左側の緑(ワードなら青)の帯にある「情報」をクリックします。
ステップ3
右側のメニューから「問題のチェック」→「アクセシビリティチェック」を選んでください。
アクセシビリティチェックの検査結果の見方
すると、画面の右端にニョキっと何か出てきましたね。
これは「アクセシビリティ作業ウィンドウ」といって、アクセシビリティチェックの結果はここに表示されます。
このブックでは
- 代替テキストがない
- シート名
- テキストが読みにくい
の3点がアクセシビリティの問題点となりました。
「エラー」と「警告」っていうのは?
エラーの方が重要度が高いの。
エラー | 障害のある人にとって理解が困難だから、対策してね |
警告 | 障害のある人にとって理解しにくいかもしれないから、対策した方がいいよ |
【エクセル・ワード】アクセシビリティの問題を解決する
エラーや警告は、できるだけ対応した方がいいでしょう。
ステップ1
まずはエラー文をクリックして、ファイルのどこが問題なのか見ていきます。
「代替テキストがありません」をクリックすると、グラフ1と出てきました。
グラフ1に代替テキストがないので、アクセシビリティに問題が生じているようですね。
ステップ2
ではまず、この問題を解決します。
場所の右側に、アルファベットのVのようなマークがありますね。
これをクリックしてみてください。
ステップ3
するとExcelさんが自動で、この問題に対するおすすめの対処法を提案してくれました!
これを使えば、アクセシビリティの問題も簡単に解決できますね。
ステップ4
「説明の追加」をクリックすると、代替テキストを追加できます。
代替テキストを追加すると、アクセシビリティの検査結果から「代替テキストがありません」が消えました。
これで、アクセシビリティの問題解決ですね!
ほかの2つの警告も同じように対処して、アクセシビリティの問題を解決してみましょう。
※シート名は何でも構いません
「Sheet1」「Sheet2]じゃ分かりにくいから、シート名を変えた方がいいんだね。
「読み取りにくいテキストのコントラスト」は、フォントの色と塗りつぶしが同じ色で読めなくなってるから、どちらかの色を変えてあげれば解決なの。
解決!
無事問題が解決できたら、検査結果が「アクセシビリティに関する問題は見つかりませんでした。」に変ります。
【エクセル・ワード】アクセシビリティ検討が必要です、と出てくる
Excelなどを作業中、ステータスバーに「アクセシビリティ:検討が必要です」と表示が出たことありませんか?
アクセシビリティに問題が出た時に、教えてくれる機能なの。
何か悪いことした気になっちゃったよ。
ステータスバーのメッセージをクリックすると、アクセシビリティ作業ウィンドウが出てきます。
そのままアクセシビリティ問題が解決できる、便利なヤツです。
いちいち気になるんだよなぁ、非表示にはできないかな?
ステップ1
「ファイルタブ」→
ステップ2
「オプション」と進みます。
※オプションは「その他」の中に入っていることもあります。
ステップ3
Excelのオプションダイアログボックスが出てきました。
以下の手順で操作します。
- 左側のメニューから「アクセシビリティ」
- 「作業中にアクセシビリティ チェックを実行し続ける」をクリックしてチェックを外す
- 「OK」をクリック
完了!
無事、「アクセシビリティ検討が必要です」のメッセージが非表示になりました!
アクセシビリティチェックを活用して、誰でも利用しやすいファイルを作りましょう!
それでは、お疲れさまでした!
- アクセシビリティは、そのファイルの利用しやすさ
- アクセシビリティのチェックは「校閲タブ」→「アクセシビリティチェック」
- バージョン2013以前は「ファイルタブ」→「情報」→「問題のチェック」→「アクセシビリティチェック」
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません