【Excel・エクセル】セル・シートの保護(ロック)と、解除方法!

共有,セキュリティ

もりの

シートの一部を、編集できないようにロックを掛けられないかな?

やまの

シートの保護をすれば、セルやシートを編集できないように出来るよ。

今回のポイント
  • シートの保護は「校閲タブ」→「シートの保護」
  • シート保護の解除は「校閲タブ」→「シート保護の解除」
  • セルのロック解除は、解除したいセルを右クリック→「セルの書式設定」→「保護」→「ロック」

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【Excel・エクセル】シートの保護(ロック)で編集できないようにする

複雑な数式を書いたセルやシートを共有するとき。
数式を書いたシートやセルは編集できないように、ロックしたいですよね。

間違って消された日にゃ……

もりの

僕の数時間が……!

やまの

そうならないために、シートを保護してあげよう。

シートの保護といいますが、シート全体だけでなく一部のセルは編集可能というように、臨機応変にロックできるのでご安心を!

ちなみにエクセルファイル自体にパスワードを設定して、読み取り専用にすることもできますよ。

やまの

パスワード設定については、こっちのページで紹介しているよ!

シートの保護(ロック)のやり方

まずは、シート全体を保護する方法をご紹介します。

ステップ1

保護したいシートを開いて、「校閲タブ」→保護のところにある「シートの保護」をクリックしてください。

シートの保護の場所
シートの保護の場所

ステップ2

シートの保護ダイアログボックスが出てきました。

「シートの保護を解除するためのパスワード」にパスワードを入力すると、パスワードを知る者のみがロック解除できます。

パスワードを設定しなくてもシートやセルのロックはできますが、誰でもロック解除できるようになります。

保護解除のパスワード設定画面
保護解除のパスワードを設定

その下の「このシートのすべてのユーザーに以下を許可します。」では、ロックされたセルでもできる操作を決められます。

文字入力はできないけど、書式の変更は自由にできるようにしたい、なんて操作があれば、チェックを入れておいてください。

保護中も使える操作を選ぶ画像
保護中も使える操作を選べる

ステップ3

設定が終わったら、「OK」をクリックします。

パスワードなどの設定が不要なら、そのままOKをクリックしてください。

シートの保護ダイアログボックス
シートの保護設定が終わったらOK

ステップ4

パスワードを設定した場合、パスワードの入力を求められます。

パスワードを入力して、「OK」をクリックしてください。

パスワードの確認の画面
パスワードを再入力

完成!

これで、シートの保護が設定できました!

先ほどの「校閲タブ」にある「シートの保護」が「シート保護の解除」になっていれば、保護の設定は成功です。

シート保護の解除の場所
シート保護の解除になっていれば、シートの保護がされているってこと!

許可していない操作をすると、「変更しようとしているセルやグラフは保護されているシート上にあります。変更するには、シートの保護を解除してください。パスワードの入力が必要な場合もあります。」と、まーまーな勢いで怒られます(笑)

シートの保護の注意書き
これなら、うっかり消されることもないので安心ですね!

セルのロック解除のやり方|一部のセルだけ入力できるようにする

シートの保護はしたいけど、一部のセルは入力できるようにしたいとき。

一部だけシートの保護を解除したいエクセルデータ
何を何個買うのか、だけは入力してほしい
もりの

オレンジの部分は、編集できるようにしたいんだ。

やまの

そんな時は、一部のセルのロックを解除してあげればいいんよ。

ちなみにこの図で使っているIFERROR関数とVLOOKUP関数は、下記ページで解説しています(笑)

セルのロック解除は、シートの保護をする前に行ってくださいね!

ステップ1

まず、ロック解除したいセルを選択します。

保護しても入力や編集できるようにしたいセルですね。

セルロック解除したいセルを選択する画像
離れたセルは「Ctrlキー」を押しながらクリックする

ステップ2

そのまま「右クリック」をしてください。

出てきたメニューの中から「セルの書式設定」をクリックします。

右クリックメニュー
右クリックメニュー

ステップ3

セルの書式設定ダイアログボックスが出てきました。

上のタグから「保護」→そのすぐ下にある「ロック」→チェックを外したら、「OK」をクリックしてください。

セルの書式設定ダイアログボックス
保護→ロック→OK

ステップ4

ロック解除を設定したら、先ほどと同じようにシートの保護を行います。

「校閲タブ」→保護のところにある「シートの保護」をクリックでしたね。

シートの保護の場所
シートの保護の場所

ステップ5

必要に応じてパスワードの設定などをしてください。

「OK」をクリックすれば、ロック解除した一部のセルだけ編集可能になります。

シートの保護ダイアログボックス
シートの保護設定が終わったらOK

完成!

「シートの保護」が「シート保護の解除」になっていれば、シートの保護は完了です。

シート保護の解除の場所
シート保護の解除になっていれば、シートの保護がされているってこと!

何か入力しようとすると、下図のようにエラーメッセージが出てきます。

シートの保護の注意書き
これならうっかり消されることもないので安心ですね!

しかし、ロック解除をしたセルには、いつも通り入力や削除ができますね!

セルのロック解除をしたシート
ロック解除したセルだけ入力できる!
もりの

これなら、いろんな人が使っても安心だ!

セルのロック解除のやり方| 一部のセルだけ入力できないようにする

先ほどは一部のセルだけ入力できるように、ロックを解除しました。

が、一部のセルだけ入力できないようにするには、どうすればいいでしょうか?

もりの

全てのセルのロックを解除して、保護したいセルだけロックを付ける!

やまのの困った顔
やまの

あ、合ってる!

ステップ1

すべてのセルを選択します。

ショートカットキーCtrl+Aが楽でいいですよ。

1回ですべて選択できない場合、もう何度か押してみてください。

全セルを選択した画像
全セルを選択できた

ステップ2

後は同じように「右クリック」→「セルの書式設定」→「保護」→「ロック」→チェックを外して、「OK」をクリックします。

セルの書式設定ダイアログボックス
さっきと同じように、ロック解除していく

ステップ3

今後は保護(入力できなくしたい)セルを選択して、セルのロックをします。

「右クリック」→セルの書式設定」

セルの書式設定を選ぶ画像
改めてセルにロックをかける

ステップ4

「保護」から、今度は「ロック」にチェックを入れて「OK」です。

一部のセルだけロックする設定
このセルだけロックするってこと

ステップ5

あとはシートの保護をするだけです。

「校閲タブ」→「シートの保護」→パスワードなど設定をして「OK」です。

シートの保護の場所
シートの保護の場所

完成!

これで、一部のセルだけ保護(ロック)され、入力できない設定になりました!

【Excel・エクセル】シートの保護の解除方法

シートを保護すると、自分も含めて保護を解除しないと編集ができません。

シート保護の解除方法も、しっかりおさえておきましょう。

ステップ1

シートの保護を解除するには、「校閲タブ」→保護のところにある「シート保護の解除」をクリックすればOKです。

シート保護の解除の場所
シート保護の解除の場所
もりの

これだけで解除できるなら、保護する意味ってあんまりなくない?

やまの

だから、シートを保護するときは、パスワードを設定するのをオススメするよ。

ステップ2

パスワードを設定していると、解除するのにパスワードの入力を求められます

もちろん、パスワードが合っていないと解除されません。

シート保護の解除のパスワード入力画面
パスワードを答えよ!

本当に編集されたくないなら、パスワードを設定した方が安心ですね。

やまの

ただ、パスワードを忘れたら解除できんから、忘れないように!

完了!

先ほど「シート保護の解除」だったのが「シートの保護」になっていれば、シートの保護は解除されています。

シートの保護になっていれば、解除成功

シートの保護、セルのロックを動画で見る

これで、いじられたくないエクセルファイルを共有するときも、安心ですね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • シートの保護は「校閲タブ」→「シートの保護」
  • シート保護の解除は校閲タブ」→「シート保護の解除」
  • セルのロック解除は、解除したいセルを右クリック→「セルの書式設定」→「保護」→「ロック」