【Office 2024】買い替えるべき？新機能や価格、365との違いは？

2024/10/14

【Office 2024】新機能と改善点、2021との違い

日本では10月2日に発売した「Office 2024」。

今までのOffice 2021との違いを見ていきましょう！

Excelの新機能と改善点

今回一番進化したのが、エクセルです。新機能や新関数が加わっています。

新関数「IMAGE関数」

IMAGE関数は、画像のURLを入れるだけで、その画像をエクセルで表示できる関数です。

画像の挿入では、使いたい画像をダウンロードしてから選ぶ必要がありました。

IMAGE関数はURLを指定するので、ネット上にある画像なら基本挿入可能なんです。

そのほかサイズの調整も関数でできたり、式をコピーしてURLを変えれば画像を変えられたりと画像の挿入より自由度が高いのが特徴ですね！

新関数、テキストや配列に関する関数

より簡単にテキストの抽出や分割ができる「TEXTBEFORE関数」「TEXTAFTER関数」「TEXTSPLIT関数」。

配列を結合する「VSTACK関数」「HSTACK関数」。

配列を整形する「TOROW関数」「TOCOL関数」「WRAPROWS関数」「WRAPCOLS関数」。

配列のサイズを変える「TAKE関数」「DROP関数」「CHOOSEROWS関数」「CHOOSECOLS関数」「EXPAND関数」。

これらの関数が使えるようになりました！

パフォーマンス向上

パフォーマンスが上がって、よりスムーズに作業できるようになったそうです。

さらに、「パフォーマンスをチェック」という機能が新搭載！

書式設定や空白などなど、目には見えないけどデータがあるセルが増えると、動きが遅くなったり、応答なし状態になったりします。

こういったセルを見つけて、削除してくれる機能なんです。

定期的にやっておくと、こちらもパフォーマンスの向上につながりますね！

PowerPointの新機能と改善点

レリーフ（カメオ）機能

レリーフ（カメオ）機能は、スライドショー再生時にwebカメラの映像をリアルタイムでスライドに表示する機能です。

YouTubeやテレビでよく見るワイプみたいな感じですね。

もちろん場所や大きさも自由に変えられますよ。

レコーディングスタジオ機能

レコーディングスタジオは、ペン入力やナレーションなんかをその場で記録してスライドに反映できる機能です。

動画ファイルとして書き出せるので、プレゼンを配布したりYouTubeなどにアップしたりもできますね。

その他Officeアプリの新機能と改善点

そのほかいろんな新機能が増えているので、まとめてみました。

【Office 2024】種類と価格

Office 2024には、「Office Home 2024」と「Office Home & Business 2024」の2種類があります。

それぞれの違いと価格をまとめました。

【Office 2024】サポート期間

Office 2024のサポート期間は5年で、2029年10月9日にサポート対象外になるそうです。

買い切り版はずっと使えるというイメージがありますが、サポート期間があることには要注意ですよ。

【Office 2024】Office 2019、2021から買い替えるべき？

サポート期間の違い

今、Office 2019や2021を使っている方は、2024に買い替えた方がいいか悩みますよね。

まず確認したいのが、先ほども出てきたサポート期限です。

サポート期間を過ぎての使用は、セキュリティの問題からおすすめはできません。

機能の違い

【Office 2024】新機能と改善点、2021との違いで紹介した新機能は、もちろんOffice 2024より前のバージョンでは使えません。

さらにOffice 2019では、さらに機能が制限されます。

Excelではとても便利な「XLOOKUP関数」やスピル機能、スピル機能を利用する関数が使えません。

今のままで満足しているなら、今すぐOffice 2024にする必要はありません。

サポート期限が切れるタイミングや、新機能に魅力を感じるなら、買い替えを検討してみてくださいね。

個人的には以下の通りですかね。

• 使ってるのがOffice 2016 → 即買い替え！
• 使ってるのがOffice 2019 → Excelをよく使うなら買い替え
• 使ってるのがOffice 2021 → 今は見送り（新機能が追加されたら、その時判断）

参考になるか分かりませんが、こんな感じです！

【Office 2024】 Microsoft 365とどっちがいい？

では、今買い替えるならOffice 2024とMicrosoft 365、どちらがいいでしょうか？

両者の違いを比べてみましょう！

Office 2024のメリット

Office 2024の最大のメリットは、買い切り版ということ！
つまり、一度買ってしまえば追加料金なしで使い続けられることです。

サブスク版のMicrosoft 365 Personalは年額プランで年14,900円なので、3年以上使うならOffice Home 2024（34,480円）の方が安く済みます。

Office 2024のデメリット

逆にデメリットとしては、使えるアプリや機能がMicrosoft 365より圧倒的に少ないこと。

使えるアプリは最大でも「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「OneNote」の5つまでですし、今回新機能としてご紹介したExcelの関数やPowerPointの機能などは、Microsoft 365では前から使えていました。

また、購入後はずっと使い続けられますが、サポート期間が存在するのも困りものです。

Microsoft 365のメリット

サブスクリプション（定期購入）版というのが、メリットでもありデメリットでもあるMicrosoft 365。
メリットの側面は、使いたい期間だけ使えるということ。

この月だけ家でWordを使いたい…なんて使い方ができるのが魅力です。

そして最大のメリットは、アプリが多く新機能もいち早く使えるようになるということ！

データベースのAccessやオンラインストレージのOneDrive、動画編集ソフトのClipchamp（Microsoft 365プラン）など、Office 2024にはないアプリが多数使えます。

さらにOffice 2024の新機能のほとんどは、すでにMicrosoft 365版では使えていた機能です。

サポート期限もないので、そういった心配をしなくても済むのも嬉しいですね。

Microsoft 365のデメリット

サブスク版であることのデメリットがこれに当てはまるでしょうか。

使っている間料金を支払い続けるのは、金額的にも気持ち的にもあまりいいものではないですよね。

長く使う場合、買い切り版のOffice 2024より高くなってしまうので、ここは考えどころでしょうか。

また色んなアプリが使えますが、一般利用では使わないものも結構あります……。

Office 2024とMicrosoft 365の違いまとめ

サブスク版使ってほしいから、機能モリモリ詰め込みました！って印象を受けるのは私だけでしょうか……？(笑)

そういうもりのはサブスク版のMicrosoft 365を使っています。
理由は簡単で、最新機能をお届けするためには必要だから……！

WordやExcel、PowerPointの画面を再現したり、OneDriveを利用してExcelを埋め込んだりしているのです。

これは特殊な例だと思いますが、どちらがいいかは使い方によります。

この記事が参考になれば幸いです！
それでは、お疲れさまでした！