【Word・ワード】出典を引用したいときはどうする?引用文献の挿入
この文献の一部を引用したいときって、どうすればいいの?
資料文献に登録して、引用文献の挿入をしましょう。
- 引用文献の登録は「参考資料タブ」→「引用文献の挿入」→「新しい資料文献の追加」
- 引用文献の挿入は「参考資料タブ」→「引用文献の挿入」→任意の資料文献
- 引用文献をまとめて挿入するには「参考資料タブ」→「文献目録」
- 引用文献の編集は「参考資料タブ」→「資料文献の管理」
引用文献の練習ファイルダウンロード
一緒にやってみませんか?
【Word・ワード】引用文献とは
ほかのサイトや書籍などから文章を拝借することを、引用といいます。
ちょっと乱暴な説明ですが、ざっくりいうとそんな感じです。
「引用文献」は、引用した元の文献のことですね。
なにも考えずに文献の文章をコピペしてしまうと、著作権の侵害になってしまうので、ご注意ください。
じゃあ、ほかの本とかに書いてある文章は使えないの?
出典と、どこからどこまでが引用文かを、分かるようにすればいいんです。
また、引用する必然性がある、オリジナルの文章の方が文量が多くないといけないなど、いろいろ決まりがあります。
「以下のような話があります→以下全部引用……」なんて本があっては、読者も出典元もキレちゃいますからね(笑)
ちなみに引用した文章には「引用元スタイル」などで、どこからどこまでが引用文なのかを分かるようにしておきましょう。
ワードでは引用をする際の出典、つまり引用文献を資料文献に登録して文中に挿入する機能があります。
必ず引用文献の挿入を使う必要はない
これからその、引用文献を登録して挿入する方法をご紹介しますが……
引用文献を記載するときは必ず以下の方法を使わないとダメ、というわけではありません。
引用元がどこかが分かればOKなので、直接手入力しても問題ありません。
また、引用文献がたくさんあるときや同じ文献の引用が多い場合には引用文献の挿入は使えますが、挿入する機会が少ないときは直接入力しちゃった方が早い……!
卒業論文やレポートなどを書く方には、おすすめの機能です。
資料文献やら引用文献やら、分かりにくいなぁ。
資料文献と引用文献の違いは、こんな感じ。
資料文献 | 文書を作るとき、参考にした文献 |
引用文献 | 文書の中で、文章をそのまま使わせてもらった文献 |
資料文献に登録したものを、引用文献としても使う感じですね。
【Word・ワード】引用文献の使い方
前置きが長くなってしまいましたが、資料文献を登録して、引用文献を挿入してみましょう!
下図は、今ご覧いただいているページの冒頭文がそのまま引用されている文書です。
では、今ご覧いただいているこのサイトを、資料文献に登録したいと思います。
文献ちゃうやん?
webサイトも登録できるんですよ。
資料文献の登録方法
ステップ1
まず「参考資料タブ」→引用文献と文献目録のところにある「資料文献の管理」をクリックしてください。
ステップ2
資料文献の管理ダイアログボックスが出てきました。
ちょうど真ん中あたりにある「作成」をクリックしてください。
資料文献の作成ダイアログボックスが出てきました。
ステップ4
今回はwebサイトを登録するので、書籍からwebサイトに変更してみてください。
参考文献の種類を変えると、それにあわせてAPAの文献目録フィールドの内容が変ります。
ステップ5
ここに、参考文献となるサイトの情報を入力していきます。
例なので、適当に入力していただいてOKです。このページの情報を入力する場合は、下記からどうぞ。
執筆者 | もりのくま |
webページの名前 | 【Word・ワード】出典を引用したいときはどうする?引用文献の挿入 |
webサイトの名前 | もりのくまのサクサクOffice |
年 | 2020 |
月 | 4 |
日 | 19 |
URL | https://sakusaku-office.com/word/post-4442/ |
ステップ6
入力できたら、「OK」をクリックします。
完成!
無事、資料文献に登録されました!
登録した引用文献の入れ方
一度登録した資料文献は、その後いつでも引用文献として挿入できます。
先ほど追加したこのページの資料文献を、文書の最後に挿入してみたいと思います。
ステップ1
まず、引用文献を挿入したい場所をクリックして、カーソルを移動させてください。
今回は、文書の最後に挿入するので、文書の一番最後にカーソルを移動させます。
ステップ2
「参考資料タブ」→引用文献と文献目録のところにある「引用文献の挿入」をクリックしてください。
ステップ3
すると、登録した資料文献が表示されました。
この中から、挿入したい文献をクリックしてください。
今回は「【Word・ワード】出典を引用したいときはどうする?引用文献の挿入」をクリックします。
完成!
無事、引用文献が挿入できました!
参考文献を登録して、そのまま挿入する方法
いちいち登録してから挿入する、なんてしゃらくせぇ!!
落ち着いてください。参考文献を登録して、そのまま挿入する方法もありますよ。
ステップ1
まず、引用文献を挿入したい場所をクリックして、カーソルを移動させてください。
今回は引用文の後ろに入れたいと思います。
ステップ2
「参考資料タブ」→引用文献と文献目録のところにある「引用文献の挿入」をクリックしてください。
ステップ3
出てきたメニューの中から、「新しい資料文献の追加」をクリックします。
資料文献の作成ダイアログボックスが出てきました。
ステップ4
あとは、先ほどと同じように、参考文献の情報を入力します。
入力できたら、「OK」をクリックです。
完成!
無事、カーソルの場所に引用文献を挿入できました!
ちょっと長いなぁ。
タイトルは消しちゃいますか。
挿入した引用文献を編集する
挿入した引用文献は、表示する項目を調整できます。
ステップ1
表示される項目を変えたい場合、まず引用文献をクリックします。
すると、引用文献の右側に下向きの三角が出てきました。これをクリックします。
ステップ2
出てきたメニューから「引用文献の編集」をクリックしてください。
ステップ3
引用文献の編集ダイアログボックスが出てきました。
表示しないと書かれた中のチェックボックスをクリックしてチェックを入れると、その項目が表示されなくなります。
完成!
タイトルにチェックを入れて、「OK」をクリックすると、タイトルが消えました。
引用文献をまとめて挿入する方法
引用文献を都度挿入してもいいですが、全部まとめて挿入もできます。
よく、最後のページにまとめて引用文献が紹介されている本や論文、ありますよね。アレです。
ステップ1
まず、引用文献を挿入したい場所をクリックして、カーソルを移動させてください。
今回は、文書の最後に挿入するので、文書の一番最後にカーソルを移動させます。
ステップ2
移動できたら、「参考資料タブ」→引用文献と文献目録のところにある「文献目録」をクリックしてください。
ステップ3
「引用文献」「参照文献」「文献目録」の3つから選べます。
今回は引用文献を選んでみます。
てか、3つとも内容は一緒じゃない?
表示する見出しの違いだけですね。
完成!
無事、引用文献をまとめて挿入できました!
この方法でもいいですが、文末脚注を使う方法もいいですよ。
※資料文献は、練習ファイルに登録されたものです。ここに記載の文献は、架空のものです。
そりゃそうだって感じの文献だったもんね。
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【Word・ワード】資料文献の編集
登録した資料文献を修正する
さっき登録した資料文献、ちょっと修正したいなぁ。
もちろん、登録した資料文献は編集できます。
ステップ1
「参考資料タブ」→引用文献と文献目録のところにある「資料文献の管理」をクリックしてください。
ステップ2
資料文献の管理ダイアログボックスが出てきました。
編集したい資料文献をクリックして、中央にある「編集」をクリックしてください。
ステップ3
資料文献の編集ダイアログボックスが出てきました。編集したい箇所を修正し、「OK」をクリックしてください。
今回は意味はないけど、執筆者をアルファベット表記に変えてみました。
「この資料文献はマスターリストと作業中の文書に存在します。この変更を両方のリストに反映しますか?」とポップアップが出た場合、今回は「はい」をクリックしてください。
マスタ―リスト?
そういえば、さきほどの資料文献の管理ダイアログボックスにも、マスターリストと書かれていましたね。
「マスターリスト」とは、ワード全部に共通した資料文献です。
マスターリストに入った資料文献は、今開いている文書でも、新しく開く白紙の文書でも使えます。
対する「現在のリスト」は、今開いているこの文書だけ有効な資料文献です。
先ほどの注意書きは、「マスターリストにも現在のリストにも同じ資料文献があるけど、両方変更しちゃっていい?」と聞かれていたんです。
状況に合わせて、選んでください。
完成!
話がそれましたが、無事、登録した資料文献を編集できました。
登録した資料文献を削除する
練習で作っただけだから、マスターリストには入れたくないなぁ。
ご安心ください。
資料文献の管理から、登録した資料文献を削除できますよ。
ステップ1
「参考資料タブ」→引用文献と文献目録のところにある「資料文献の管理」をクリックしてください。
ステップ2
資料文献の管理ダイアログボックスが出てきました。
削除したい資料文献をクリックして、中央にある「削除」をクリックしてください。
完成!
1、2の、ポカン!マスターリストの資料文献はきれいさっぱりなくなりました!
編集が終わったら、右下の「閉じる」をクリックしてください。
引用文献の挿入は使う機会は限られるかもしれませんが、引用のルールは守って、正しく記述しましょうね。
それでは、お疲れさまでした!
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- 引用文献の登録は「参考資料タブ」→「引用文献の挿入」→「新しい資料文献の追加」
- 引用文献の挿入は「参考資料タブ」→「引用文献の挿入」→任意の資料文献
- 引用文献はまとめて挿入するには「参考資料タブ」→「文献目録」
- 引用文献の編集は「参考資料タブ」→「資料文献の管理」
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