【Excel・エクセル】先頭の0(ゼロ)が消える!表示する方法は?

トラブル,表示

もりの

電話番号を書きたいけど、最初の0が消えちゃう……

やまの

表示させる方法なら、いくつかあるよ!

今回のポイント
  • 0の前にアポストロフィー(’)を打つ
  • 表示形式を 「文字列」または 「00……#」に変える
  • &を使った数式を入力する

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【Excel・エクセル】先頭の0を表示する方法

電話番号に限らず、数字の0から始まる数字を入力すると、勝手に最初の0が消えてしまいます。

この0を表示する方法を、3つご紹介します。

最初の0が消えてしまう

0を表示する方法1、「’(アポストロフィー)」を入れる

一番サクッとできるのは、「’(アポストロフィー、またはシングルクォーテーションとも)」を入力する方法です。

ステップ1

0を入力する前に、「’(アポストロフィー)」を入力します。
アポストロフィーはキーボードの「7」を、Shiftキーと同時に押すと入力できます。

アポストロフィーの入力方法
やまの

テンキーの7じゃ出ないから、気を付けてね。

ステップ2

あとは、そのまま0から始まる数字を入力すればOKです。

そのまま数字を入力

完成!

Enterキーで確定すると、最初の0が表示されました。

先頭の0も表示されている
やまの

最初に「’」を入れると、数字でも文字列として扱われるんよ。

左上に出る緑の三角マークを消すには?

もりの

左上に、緑の三角マークが出てきたけど?

緑のマークが出てきた
やまの

Excelさんが、「見た目数字だけど、文字列になってるよ?」って親切で教えてくれてるんよ。

左上の緑の三角マークは印刷もされないので、そのままにしていても問題ありません。
ただ気になる場合は、簡単に消せますよ。

ステップ1

マークがついたセルをクリックすると出てくる、ひし形のマークをクリックします。

ひし形のマークをクリック

ステップ2

出てきたメニューから「エラーを無視する」をクリックしてください。

エラーを無視するをクリック

完了!

無事、緑の三角マークが消えました!

緑の三角マークが消えた

0を表示する方法2、表示形式を文字列にする

数値を入力する前に、セルの表示形式を文字列に変えても、先頭の0を表示できます。

ステップ1

先頭の0を表示するセルを右クリックします。

出てきたメニューから、「セルの書式設定」を選択してください。

セルの書式設定をクリック

ステップ2

セルの書式設定ダイアログボックスが開くので、以下の順番でクリックします。

  1. 「表示形式」をクリック
  2. 分類から「文字列」をクリック
  3. 「OK」をクリック
表示形式を「文字列」にする

ステップ3

そのまま、0から始まる数値を入力してみてください。

「’(アポストロフィー)」を付けた時と同じように、先頭に0を表示できました!

先頭の0も表示されている
やまの

ホームタブの数値のところにある、プルダウンメニューから選ぶ方法もあるんよ。

この方法でもOK

表示形式が文字列になると、ホームタブの数値のリボンの表示が「文字列」に変わります。

文字列に指定された

そのまま、先頭が0の数値を入力できます。

実は文字列にすると、ちょっとだけ問題が

ただこの方法、一つ問題があります。
それは、文字列にしちゃってるので、数値として扱われないこと!

もりの

それの何が問題なの?

関数や数式を書く時に、文字列にしたセルを数式に使おうとすると……

文字列のセルを参照してみる

SUM関数を使ったので、500+700で1200になりそうなところですが、結果は0となりました。

結果は0
やまの

「あ」+「い」みたいな式になっちゃってるから、それじゃ計算はできないよね。

計算に使わないしーという場合は問題ありませんが、それだと具合が悪い場合は、次の表示形式のユーザー定義を使いましょう。

0を表示する方法3、ユーザー定義の表示形式

数字というアイデンティティーを保ちつつ、先頭の0も表示するには、ユーザー定義の表示形式を使います。

もりの

急に難しそうな予感……

やまの

やってみたら、そうでもないよ。

ステップ1

セルを右クリックして「セルの書式設定」をクリックしてください。

セルの書式設定をクリック

または、「ホームタブ」→数値のところにある「数値の書式(プルダウンメニュー)」をクリックし、一番下の「その他の表示形式」をクリックしてもOKです。

その他の書式形式でもOK

ステップ2

セルの書式設定ダイアログボックスから、表示形式タブにある、「ユーザー定義」をクリックしてください。

ユーザー定義の場所

ステップ3

種類の下にあるボックスに、ユーザー定義の表示形式を書いていきます。
今回は「00700」と、5桁に満たなくても5桁表示にしてみましょう。

書き方は簡単で、最後の一桁は「#」それ以外は全部0と入力します。
今回だと、「0000#」となりますね。入力できたら、「OK」をクリックします。

0000#と入力するだけ!

完成!

すると、左上の緑の三角マークがなくなり、SUM関数で計算もできるようになりました!

計算できるようになった

携帯電話番号は11ケタなので、ユーザー定義の種類を「0000000000#」(0が10個に#)にすると、うまくいきますよ。

あらかじめ桁数が分かっているものであれば、この方法がスマートかもしれません。

やまの

ただ、携帯番号と固定番号が混ざってると、桁数が違うから、うまくいかないんよ。

0を表示する方法4、TEXT関数

テキスト関数は、セルの値の表示形式を自由に変えられる関数です。

TEXT関数の書き方

=TEXT(値,"表示形式")

TEXTこの中の値を指定した表示形式で表示してね
表示形式を変えたい値
表示形式表示形式を指定
もりの

表示形式って、どう書けばいいの?

やまの

ユーザー定義と同じでOKだよ。

ユーザー定義の時と同じで、「00700」と表示したいときは「=TEXT(セル,"0000#")」とすればOKです。

TEXT関数については、こちらで詳しくご紹介しています!

0を表示する方法5、&を使った式

セルを2つ分使いますが、数式を使って0を表示する方法もあります。

例えば7を「007」と表示させたい場合、一つのセルに7と入力し、別のセルに「="00″&セル(7を入力したセル)」と式を書けばOKです。

無事、「007」と表示できました。
が、力技な感じであまりスマートではないので、あまりオススメではないかもです……

数式で先頭の0を表示
やまの

あ、あくまで紹介ということで。

これで電話番号や商品コードなど、先頭の0をこれでもかと表示できますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 0の前にアポストロフィー(’)を打つ
  • 表示形式を 「文字列」または 「00……#」に変える
  • &を使った数式を入力する

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