【Excel・エクセル】エラーかどうか調べる、ISERROR関数とは?IF関数と組み合わせての使い方
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IF関数でエラーになった場合は、空白にしたいんだ。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/yamano-normal.png)
ISERROR関数の出番だね!
- エラーかどうかを調べるなら、ISERROR関数
- =ISERROR(テストの対象)
- IF関数と組み合わせて使うことが多い
ISERROR関数の練習ファイルダウンロード
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一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】エラーを判定できる、ISERROR関数とは?
![数式に文字列があり、エラーになった表](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-1.png)
例えば前年比の計算で今年の数値がまだ出ていない場合、割り算できずにエラーになってしまいます。
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でもデータの提出に間に合いそうにないから、とりあえずエラーは空白にしておきたいんだ。
エラーの時は空白……これはIF関数でできそうですが、肝心の「エラーの時」という条件は、どうすれば……?
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そこで、エラーかどうかを調べるISERROR関数の出番ってわけなんよ。
ISERROR関数は、引数であるテストの対象がエラーならTRUE、エラーでなければFALSEを返してくれます。
ちなみに、読み方は「イズエラー」です。
まずは、このISERROR関数の使い方について、詳しく見てみましょう!
【Excel・エクセル】ISERROR関数の使い方
=ISERROR(テストの対象)
ISERROR | この数式(セル)はエラーになりますか? |
テストの対象 | この数式(セル) |
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簡単そうな予感!
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ちなみに、ISERROR関数がエラーと判断するのは、以下のエラー値の場合だよ。
#DIV/0! | 0で割り算している |
#NULL! | 指定したセル範囲が間違っている |
#VALUE! | 関数の引数が間違っている |
#N/A | 対象のデータが見つからない |
#NUM! | 関数の数値が間違っている |
#NAME? | 関数名が間違っている |
#REF! | 参照していたセルが消された |
#SPILL! | スピル先にすでに値が入っている |
ISERROR関数の使用例
ISERROR関数を使って、前年比の計算がエラーになるかどうかを調べてみたいと思います。
![エラーかどうか調べたい表](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-2.png)
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=ISERROR(C3/B3)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
セルE3に、「=(」と入力してください。
ステップ2
ISERROR関数の引数は、「テストの対象」だけでした。今回は、前年比の計算でエラーになるかを調べたいと思っています。
前年比の計算は、今年÷前年ですよね。
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僕の前年比の計算だから、セルC3÷B3ってことだよね。
「=(」の続きに、「C3/B3)」と入力してください。
![ISERROR関数を使った数式](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-3.png)
完成!
最後にエンターキーを押せば、無事エラーかどうかが分かりました!
今回はエラーにならないので、FALSEとなりました。
![ISERROR関数の使用例](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-4.png)
では、オートフィルで下まで引っ張ってみましょう。
一番下の計算は割り算の中に文字列が含まれているので、TRUE、エラーになりました。
![ISERROR関数でTRUEになった画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-5.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-laugh.png)
ISERROR関数で、エラーかどうかが分かるんだね!
【Excel・エクセル】ISERROR関数とIF関数を組み合わせる
![数式に文字列があり、エラーになった表](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-1.png)
では、いよいよ本題です。計算式がエラーになる場合、空白にしたいと思います。
エラーになっているD列の計算は一度削除して、改めて数式を入力していきましょう!
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IF関数を使って、理論式に「もしエラーだったら空白にする」って書けばいいんよ。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
ISERROR関数で、エラーだったら、の部分ができるんだね。
IF関数については、下記ページをご参照ください。
ステップ1
ではまず、IF関数から書いていきます。
セルD3に「=IF(」と入力してください。
![IF関数の書き始めの画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-6.png)
ステップ2
次に、IF関数の理論式を書いていきます。
今回は「前年比がエラーだったら」という理論式にしたいので、「ISERROR(C3/B3),」となりますね。
![ISERROR関数を使った、IF関数の理論式](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-7.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
最後のカンマ(,)を忘れないでね。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/yamano-normal.png)
関数の中に関数を入れることを、ネストとか入れ子とか言うよ。
ステップ3
前年比の計算がエラーだった場合、空白にしたいので、続きに「"",」と入力します。
![IF関数の真の場合を入力した画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-8.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/yamano-normal.png)
「""」で、空白を表現できるんよ。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
最後のカンマ(,)を忘れないでね。パート2。
ステップ4
最後に、エラーじゃなかったら普通に前年比の計算をしてほしいので、もう一度前年比の計算式「C3/B3」を入力します。
![IF関数の偽の場合で、もう一度計算式を入力した画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-9.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
エラーかどうか調べた数式は、「ISERROR関数」と「偽の場合」、2回書くんだね。
完成!
これで式は完成です!カッコを閉じて、エンターキーを押してください。
![IF関数とISERROR関数を使った式](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-10.png)
オートフィルで下までコピーすると、エラーになる計算式では、ちゃんと空欄になっていますね!
![エラーを空白にできた画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/04/Excel-iserror-function-11.png)
ISERROR関数とIF関数を合わせた、IFERROR関数
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ただ、Excel2007で登場した「IFERROR関数」を使った方が、簡単にできるよ。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
えぇ!?
ISERROR関数とIF関数を組み合わせるなら、IFERROR関数が便利です。
![IFERROR関数を使った計算式](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/05/Excel-iferror-function-4.png)
IFERROR関数の書き方は、こんな感じ。
=IFERROR(値,エラーの場合の値)
IFERROR | この計算式(セル)がエラーだったら、こう表示してね |
値 | この計算式(セル) |
エラーの場合の値 | エラーだったらこうしてね |
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いちいち入れ子にしなくても、IFERROR関数だけで完結するんだね。
![やまのの笑った顔](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/yamano-normal-e1580053889217.png)
IFERROR関数については、こっちのページで詳しく紹介するね。
何はともあれ、これでエラーが出てきても対処できますね!
それでは、お疲れさまでした!
- エラーかどうかを調べるなら、ISERROR関数
- =ISERROR(テストの対象)
- IF関数と組み合わせて使うことが多い
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