【Excel・エクセル】値の正負を判定するSIGN関数とは?

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もりの

値やセルが、プラスかマイナスかが分かる関数ってない?

やまの

SIGN関数ってのがあるから、使ってみる?

今回のポイント
  • 値の正負はSIGN関数で判定できる
  • =SIGN(調べたい値)
  • 正:1、0:0、負:-1で返される

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 SIGNの練習ファイルダウンロード

もりの
 
 

一緒にやってみませんか?

【Excel・エクセル】値の正負が判定できる、SIGN関数

SIGN関数は、調べたい値の正負……プラスかマイナスかを調べられる関数です。
ちなみに読み方は、「サイン関数」です。

やまの

こんな感じで値を返してくれるんよ。

結果
正(+)の場合SIGN(8)1
0の場合SIGN(6-6)0
負(-)の場合SIGN(-0.2)-1

マイナスの場合はマイナスの符号が付きます。
さっそく、やり方を見ていきましょう。

【Excel・エクセル】SIGN関数の使い方

関数の書き方

=SIGN(数値)

SINGこの値はプラス?マイナス?
数値この値
もりの

うーん、これは簡単そうな予感。

SIGN関数の使用例

もうなんとなく分かるとは思いますが……

セルA2の正負をSIGN関数を使って、セルB2に出してみましょう。

SIGN関数の練習問題
SIGN関数で正負を調べたい
やまの

=SIGN(A2)で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

セルB2に、「=SIGN(」と入力してください。

SIGN関数の書き始め
まずは関数名

ステップ2

引数は一つ、正負を調べたい数値の指定です。
今回はセルA2の正負を判定したいので、セルA2をクリックします。

調べたいセルをクリックした画像
調べたいセルをクリック

完成!

エンターキーで確定すれば、1となりました。

1は正の数のことなので、無事正負を判定できましたね。

SIGN関数で値の正負が判定できた画像
7は正の数

オートフィルで引っ張ると、負の数は-1になりました。

小数点の値の正負を判定した画像
負の数は-1

SIGN関数で赤字か黒字か判定する

SIGN関数とIFS関数を組み合わせれば、例えば収支の結果、赤字か黒字かを判定なんかもできますね。

このお小遣い表からSIGN関数を使って、セルF3に判定が1(正)なら「黒字」、0なら「+-0」、-1(負)なら「赤字」と表示させたいと思います。

SIGN関数の練習問題2
赤字か黒字かをSIGN関数で出す
やまの

=IFS(SIGN(B3-SUM(C3:E3))=1,"黒字",SIGN(B3-SUM(C3:E3))=0,"+-0″,SIGN(B3-SUM(C3:E3))=-1,"赤字")で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

今回は、正の場合、負の場合、0の場合と3つ条件があるので、IFS関数が便利そうですね。

セルF3に「=IFS(」と入力してください。

IFS関数の書き始め
IFS関数で条件に応じた結果が出せる

ステップ2

ここでSIGN関数の出番です。

「SIGN(」と入力してください。

SIGN関数の書き始め
SIGN関数で正負を判定

ステップ3

数値は小遣いのセルB3から、支出のC3~E3を引いた値ですね。
C3~E3を「-(マイナス)」でつなげてもいいですが、SUM関数でC3~E3を足して、B3と引き算させたいと思います。

もりの

えと、つまりどんな式になるの?

「B3-SUM(C3:E3)」ですね!セルはクリックやドラッグで指定できます。
ここでSIGN関数は終わりなので、最後にカッコで閉じるのをお忘れなく!

SIGN関数の数値部分が完成した画像
これでSIGN関数の数値部分が完成

ステップ4

さて、SIGN関数は終わりましたが、IFS関数はまだ続いております。
この答えが1だった場合「黒字」と表示させたいので、「=1,"黒字"」と入力します。

収入の方が多かったら"黒字"と表示する式
収入の方が多かったら"黒字"と表示する式ができた

これで、IFS関数の1つ目の条件は終了です。

ステップ5

あとは同じように、「0の場合"+-0″」、「-1の場合"赤字"」と、条件と真の場合を加えれば完成です!

0の場合は「SIGN(B3-SUM(C3:E3))=0,"+-0″」、負の場合は「SIGN(B3-SUM(C3:E3))=-1,"赤字"」

これをつなげていくと、「=IFS(SIGN(B3-SUM(C3:E3))=1,"黒字",SIGN(B3-SUM(C3:E3))=0,"+-0″,SIGN(B3-SUM(C3:E3))=-1,"赤字")」となりますね。

もりの

いと長し……

完成!

式ができたらエンターで確定し、オートフィルで7月、8月分も出してみましょう。

無事、SIGN関数とIFS関数で、赤字か黒字かが分かりましたね!

赤字か黒字かが分かる表
赤字か黒字かが一目瞭然!
やまのののんびりした顔
やまの

まぁ、正の数は「>0」、負の数は「<0」でも表せられるけどね。

これで、数値の正負を瞬時に判定できますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 値の正負はSIGN関数で判定できる
  • =SIGN(調べたい値)
  • 正:1、0:0、負:-1で返される