【Word・ワード】画像の移動がうまくできない!文字列の折り返しとは?
画像を入れたんだけど、思った場所に移動できないんだ。
文字列の折り返しの設定で、解決できますよ。
- 画像を好きな場所へ移動するには、文字列の折り返しの「行内」以外を選ぶ
- 文字列の折り返しは、画像をクリック→「レイアウトオプション」
- または「書式タブ」→配置の「文字列の折り返し」
【Word・ワード】文字列の折り返しとは
文書に画像や写真を挿入したとき、画像が思い通りに移動できなかったり、文字が思い通りの位置に来てくれなかったりして、イライラしたことってありませんか?
僕はあります!!
画像の移動や選択が思い通りにできないのは、文字列の折り返しが正しく設定されていないから!
文字列の折り返しとは、文字列と画像や図形などのオブジェクトの配置をどうするかを設定するできる機能です。
挿入した画像はどう配置される?
文書に画像を挿入すると、文字列の折り返しはデフォルトで「行内」になります。
行内?
文字列と同じ扱いのことです。一つの文字として扱われるんです。
画像を好きな場所に移動させようとしてドラッグしても思うように移動できないのは、おそらく行内の配置になっているから。
文字を好きな場所に移動させようとしてもできないのと、同じですね。
画像を思い通りに移動できないときは、文字列の折り返しを設定します。
挿入した図形はどう配置される?
でも図形を挿入したときは、自由に動かせたような……
その通り、挿入した図形は行内ではなくデフォルトで「前面」に設定されます。
前面?
文字列よりも手前に配置されます。文字列と場所がかぶったときは、図形が優先されて文字列は隠れます。
図形の方が上のレイヤーってことだね!
ささる人にはささる例えですね。
【Word・ワード】文字列の折り返しを設定するには
画像も図形みたいに、自由に動かせないの?
挿入した画像と図形の違いは、「行内」か「前面」かの違いでした。
つまり画像も行内以外の設定にすれば、自由に動かせるようになるのです!
ステップ1
画像の文字列の折り返しを変えるには、まず変えたい画像をクリックします。
すると画像の隣に、線の中に山なりの太線が書かれたアイコンが出てきました。
「レイアウトオプション」といいますが、これをクリックしてください。
または、画像をクリックして「図ツール 書式タブ」→配置のところにある「文字列の折り返し」をクリックします。
ステップ2
するとレイアウトオプションのメニューが出てきました。
この中から画像のレイアウトを決めます。
それぞれは次のようになります。
行内 | 画像は文字列と同じ扱い | |
四角形 | 画像を四角で囲んで、その内側に文字は入らない | |
狭く | 画像の外側ギリギリまで文字を詰める | |
内部 | 画像のギリギリまで文字を詰める | |
上下 | 画像の横には文字は入らない | |
背面 | 文字の後ろに画像を置く | |
前面 | 文字の手前に画像を置く 文字は隠れてしまう |
行内以外なら、自由に場所を移動できますよ。
設定したいアイコンをクリックすれば、設定完了です!
文字列の折り返しのそれぞれの使い道の例
いつ使うねん、ってのもあるけど、それぞれどんな使い道があるの?
それぞれの特徴とあわせて、使い方の例を見てみましょう。
行内
画像を挿入したときの初期設定です。
行内の特徴は、文字列と同じように扱われるので「左揃え、中央揃え、右揃え」ができること。
たとえばワードアートを中央揃えにしちゃえば、簡単にタイトルの出来上がりです!
四角
画像を四角形にして文字がよけるので、左側に画像、右側に文字といった、画像と文字列をセットにした説明文なんかに使えます。
上下
画像の横に文字が来ないようにする設定です。
タイトルや文書内のラインのような使い方ができますね。
背面
文字の後ろに画像を表示させます。
カフェなどのメニューなんかで見かけますね。
ただ、画像を配置する場所によっては、画像が選択できず、移動できない!なんてことも……
その場合は、次の項目をチェックしてみてください。
前面
図形やワードアートを挿入したときの初期設定です。
実は文字列の横に画像があるとき、画像を中央揃えや均等割り付けをすると、余白から画像までの間で実行されます。
いつも通り中央揃えしたいときは、どうするの?
文字列の折り返しを前面または背面にすると、いつも通りの中央揃えができます。
文字列の折り返しは、シーンに合わせて使い分けるのが良さそうですね。
【Word・ワード】画像の文字列の折り返しがうまくできない?
その1、文字列の折り返しの「狭く」と「内部」に変化がない
文字列の折り返しを「狭く」にしても「内部」にしても、結果が変わらないよ?
折り返し点の編集をしてみましょう。
文字をもっと画像の内部に表示させたいときは、「折り返し点の編集」が必要です。
ステップ1
まず、画像をクリックして「図ツール 書式タブ」→配置のところにある「文字列の折り返し」をクリックします。
ステップ2
出てきたメニューから、「折り返し点の編集」をクリックします。
ステップ3
すると画像の周りに、なにやら点と線が現れましたね。
この枠に囲まれた範囲は、文字列が入ってこれない領域です。
つまり、この枠を狭めてあげれば、その分文字列が入り込めるというわけですね!
操作は簡単で、点をドラッグすると、動かせます。
枠内の範囲を狭めたことで、文字が余白に入り込んできました。
線の上でドラッグすると、新しく点が打てます。
画像の範囲を狭めて、無事文字列が内部まで表示されるようになりました。
うまく操作して、枠内の余白を枠外に来るようにしてみてください。
その2、文字列の折り返しを背面にしたら、画像が選択できない
背面にした画像を移動させたいけど、クリックしてもカーソルが動くだけで選べないよ!
それは詰み……ではないのでご安心ください。
下図のような状態では、いくらクリックしても画像が選べません。
そのため、画像の移動もできないことに……
ステップ1
そんな時は「ホームタブ」→編集のところにある「選択」をクリックしてください。
ステップ2
出てきたメニューから、「オブジェクトの選択」をクリックします。
完了!
すると、背面にある画像にマウスをあてても、画像が選択できるようになりました!
これで画像を移動できますね。
【Word・ワード】改行や改ページしたら、画像が移動してしまった
文字列の折り返しとは少し話がそれますが、改ページや改行をしたときに、画像が勝手に移動してしまうケースがあるようです。
これは、画像のアンカーの場所が原因です。
詳しくは、下記ページをご参照ください。
文字列の折り返しをマスターすれば、画像も図形も思い通りですね!
それでは、お疲れさまでした!
- 画像を好きな場所へ移動するには、文字列の折り返しの「行内」以外を選ぶ
- 文字列の折り返しは、画像をクリック→「レイアウトオプション」
- または「書式タブ」→配置の「文字列の折り返し」
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