【Excel・エクセル】片方だけ該当したら、という条件にしたい!XOR関数
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IF関数で、どっちか片方だけあっていればって条件はできないかな?
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/yamano-normal.png)
XOR関数を使ってみよう。
- 条件が奇数個満たされている、という条件はXOR関数
- =XOR(論理式1,論理式2……
- IF関数と組み合わせることが多い
XOR関数とIF関数の練習ファイルダウンロード
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一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】奇数個の真で真を返す、XOR関数
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ちょま、奇数個の真で真……最初から訳が……!
真はTRUE、IF関数の条件を満たしているってことですね。
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OR関数を思い出してみて。
OR関数では、複数の条件のどれか一つでも満たしていれば、という指定ができました。
=OR(論理式1,論理式2……)
OR | この条件をどれか一つでも満たしてる? |
論理式1 | 条件1つ目 |
論理式2 | 条件2つ目 |
この複数条件を満たす論理式が奇数個ならTRUE、偶数個ならFALSEを返すのが、XOR関数です。
OR関数とXOR関数を比較してみましょう。
OR関数がどちらか一つでも80点以上ならTRUEなのに対し、XOR関数はどちらか一つだけが80点以上でないとTRUEになっていません。
![OR関数とXOR関数の違い](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-3.png)
条件を3つにしたら、どうなるでしょうか。
80点以上が奇数個あるとTRUE、それ以外はFALSEとなりました。
条件を満たす論理式が奇数個あればTRUEを返すとは、こういうことなんですね。
![XOR関数で条件を3つにした画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-2.png)
ちなみに読み方は、「エクスクルーシブ・オア関数」です。
【Excel・エクセル】XOR関数の使い方
=XOR(論理式1,論理式2……)
XOR | この条件を満たしてるのは奇数個? |
論理式1 | 1つ目の条件 |
論理式2 | 2つ目の条件 |
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論理式は254個まで指定できるよ。
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そんなにいるか?
XOR関数とIF関数の組み合わせ
ではこのXOR関数を、IF関数の条件として使ってみましょう。
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まずはIF関数のおさらい。
=IF(論理式,値が真の場合,値が偽の場合)
論理値 | もしこの数式が |
値が真の場合 | 当てはまったらこうしてね |
値が偽の場合 | 当てはまらなかったらこうしてね |
ではこの表で、どちらか片方だけ80点以上なら追試は"必要"、それ以外は"不要"と、XOR関数とIF関数を組み合わせて出してみましょう。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-4.png)
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=IF(XOR(A2>=80,B2>=80),"不要","必要")で、求められるよ。説明するね。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
両方80点以下でも追試は不要なの?
![やまのののんびりした顔](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/yamano-laugh.png)
留年決定やからね。
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キビぃ……
ステップ1
まずはIF関数から書いていきます。
「=IF(」と入力してください。
![「=IF(」まで入力した画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-5.png)
ステップ2
IF関数の論理値に、XOR関数を入れます。
「XOR(」と入力してください。
![論理値にXOR関数を入れた画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-6.png)
ステップ3
今度はXOR関数の論理値(条件)です。
今回の条件は、国語が80点以上と英語が80点以上、2つの条件は「,(カンマ)」でつなぎます。
「A2>=80,B2>=80」になりますね。
![XOR関数の条件を指定した画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-7.png)
ちなみに、~以上や~未満など2つを比較するには、以下の比較演算子を使います。
AはBより大きい | A>B |
AはB以上 | A>=B |
AはBと同じ | A=B |
AはB以下 | A<=B |
AはBより小さい | A<B |
AはBと違う | A<>B |
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
XOR関数はこれで終わりだからカッコを閉じて、IF関数の次の引数に移るから「,」だね。
ステップ4
次に値が真の場合。
値が真=条件を満たす=どちらか片方が80点以上の場合なので、「"必要",」ですね。
![IF関数の真の場合を入力した画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-8.png)
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文字列だから、「"」で囲むんだね。
ステップ5
続いて偽の場合。
条件を満たしていない場合なので「"不要"」と入力しましょう。
![IF関数の偽の場合を入力した画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-9.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/yamano-normal.png)
IF関数も終わりだから、カッコを閉じてね。
完成!
これで式は完成です。
エンターキーを押すと、無事どちらか片方だけ80点以上の人だけ、追試が必要となりました!
![IF関数とXOR関数を組み合わせた画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2022/06/Excel-function-xor-10.png)
その他のIF関数と組み合わせて複数条件にできる関数
OR関数
AまたはBといったように、複数条件のどれか1つでも満たせば、という条件を指定できます。
![OR関数の使用例](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/OR-function2.png)
AND関数
AとBどちらもといったように、複数条件のすべてを満たせば、という条件を指定できます。
![AND関数の使用例](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/AND-function3.png)
NOT関数
AとBどちらにも該当しないといったように、複数条件のすべてを満たさなければ、という条件を指定できます。
![NOT関数の使用例](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/03/Excel-NOT-function-1.png)
これで、IF関数の条件をより細かく指定できますね!
それでは、お疲れさまでした!
- 条件が奇数個満たされている、という条件はXOR関数
- =XOR(論理式1,論理式2……
- IF関数と組み合わせることが多い
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