【Excel・エクセル】フィルターの結果だけ合計をしたい!SUBTOTAL関数

計算,集計

SUBTOTAL関数の使い方
もりの

フィルターを使って、見えるデータだけ合計ってできないかな?

やまの

SUBTOTALって関数を使えば、フィルターの結果での合計や平均を出せるんよ。

今回のポイント
  • 非表示の行を含めず集計したいなら「SUBTOTAL関数」
  • =SUBTOTAL(やりたい計算の数字,セル範囲)
  • 集計方法は、平均:1、個数:2or3、合計:9など

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【Excel・エクセル】可視セルだけ計算できるSUBTOTAL関数とは

フィルターを使えば、見たいデータだけ表示できますよね。

ただ、そうしてしまうとSUM関数出した合計が……

合計を出した表
次のような表とは私のこと

表示されているセルのみの合計が、「3882」のようになってしまいました。

フィルターを使った表
フィルターを使って、関西だけ見えるようにした
もりの

3882は全体の合計なのに、これじゃ分かりにくいな。

やまの

3つのお店の合計を表示させたいよね。

そんな時に使えるのが、SUBTOTAL関数なのです!

SUBTOTAL関数を使えばSUM関数と違い、可視セルだけの合計を確認できます。

フィルターをかけるだけで、見たいデータの合計などがすぐ分かります。

表示されたセルだけの合計が出せる表
こうなるのが理想!
やまの

可視セルは、見えているセル、表示されているセルってことだよ。

SUBTOTAL関数は合計のほかにも、「平均」や「個数」、「最大値」「最小値」なんかも出してくれますよ!

ちなみに読み方は「サブトータル」です。

【Excel・エクセル】SUBTOTAL関数の使い方

SUBTOTAL関数の書き方

=SUBTOTAL(集計方法,参照1,参照2……)

SUBTOTALこのセル範囲の中で、表示されたセルにこの計算をして
集計方法この計算
参照1このセル範囲
参照2このセル範囲(省略可)
やまの

参照は3つ以上でもOKだよ。

では実際に、SUBTOTAL関数を使って合計を集計してみましょう。

※実際に操作できます。

いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!

やまの

=SUBTOTAL(9,E2:E12)で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

まずはセルE13に、「=SUBTOTAL(」と入力してください。

=SUBTOTALと入力した画像
まずは関数名を入力

ステップ2

次に集計方法、これは何の計算をしたいかですね。

今回は合計がしたいので、「9,」と入力してください。

集計方法を9にした画像
合計は「9」
もりの

合計は「9」って、どういうこと?

やまの

集計方法は、数字で決まってるんよ。

それぞれの番号を、表にまとめてみました。
集計方法はやりたいことに応じて、該当する番号を入力すればOKです。

番号やりたいこと該当する関数
1平均AVERAGE
2数値が入ったセルの個数COUNT
3空白ではないセルの個数COUNTA
4最大値MAX
5最小値MIN
6積(かけ算する)PRODUCT
7標本に基づいた偏差STDEV
8母集団の偏差STDEVP
9合計SUM
10不偏分散VAR
11分散VARP
もりの

聞きなれないものもある……

やまの

使わないものは、とりあえず気にしないでいいよ!

ステップ3

次はセル範囲、合計したい範囲を指定します。

今回はセルE2からE12までの合計を出したいので、E2~E12をドラッグしてください。

セル範囲を指定した画像
フィルターのことは、とりあえず置いて考える

完成!

Enterを押せば、無事、売り上げの合計が出せました!

SUBTOTAL関数で合計が出せた
SUBTOTAL関数で合計が出せた!
もりの

でもこれ、SUM関数と何が違うの?

やまの

フィルターを使って、セルを非表示にすると分かるよ。

SUBTOTAL関数で表示されたセルだけを計算する

では改めてフィルター機能を使って、関西地区のデータだけを表示してみましょう。

  1. 「フィルターのマーク(▼)」
  2. 「すべて選択」
  3. 「関西」
  4. 「OK」

とクリックしていきます。

フィルターを使って関西だけを表示させる
フィルターを使って関西だけを表示させる

するとなんと、表示された3店舗だけの合計に自動で変わったではありませんか!

これが、SUM関数とSUBTOTAL関数の違いです。

フィルターを使った表をSUBTOTAL関数を使って合計を出した
関数は変えなくても、表示されたセルの合計に変った!

SUBTOTAL関数で全体の集計をする

SUBTOTAL関数のすごいところはもう一つ。

集計行がある表でも、全体の合計を出せるということ!

SUBTOTAL関数で集計した画像
各合計は除いて合計されている
もりの

えと、どういうことだろ?

やまの

詳しくは、こっちのページでお話しするよ。

SUBTOTAL関数を動画で見る

これでフィルターを使っても、合計や平均といった集計が楽にできますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のポイント
  • 非表示の行を含めず集計したいなら「SUBTOTAL関数」
  • =SUBTOTAL(やりたい計算の数字,セル範囲)
  • 集計方法は、平均:1、個数:2or3、合計:9など