【Excel・エクセル】集計の方法4選!合計や個数を簡単に集計せよ

集計

もりの

商品別の売り上げを集計しなきゃ。ってどうすれば……?

やまの

集計の方法はいくつかあるんよ。

今回のポイント
  • 集計する関数は「SUBTOTAL関数」
  • 条件に合う合計の集計は「SUMIF関数」
  • 条件に合う個数の集計は「COUNTIF関数」
  • サクッと集計したいなら「集計行」「小計機能」
  • 柔軟に集計するなら「ピボットテーブル」

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【Excel・エクセル】合計や個数の集計方法4つ

月ごとや店舗別などで、集計する機会は多いですよね。

もりの

どう集計するのが一番いいのか、よく分かってないんだ。

やまの

そこで今回は、集計の方法を大きく4つ紹介するよ!

集計は、この4つの方法でできますよ。

  • 関数
  • 集計行
  • 小計機能
  • ピボットテーブル

どのやり方でも、合計・個数などを集計できます。

では、さっそくやり方を見ていきましょう!

【Excel・エクセル】関数で集計する方法

SUBTOTAL関数で集計する方法

合計ならSUM関数、個数ならCOUNT関数が使えます。

しかし!もっと集計に適した関数があるんです。その名もSUBTOTAL関数

この表の商品別の売上金額を、SUBTOTAL関数を使って集計してみましょう。

SUBTOTAL関数の練習問題
それぞれの合計を集計したい

ステップ1

まずはセルE4に、「=SUBTOTAL(」と入力してください。

「=SUBTOTAL(」と入力した画像
まずは関数名を入力

ステップ2

  • 合計を集計するなら「9」
  • 数値が書かれたセルの個数を集計するなら「2」
  • 何か書かれたセルの個数を集計するなら「3」

を入力します。

今回は合計を集計するので、「9」にします。

集計方法を合計にした画像
合計は「9」

「2」はCOUNT関数、数字以外の文字はカウントしません。
「3」はCOUNTA関数、空欄でなければすべてカウントします。

ステップ3

合計したいセル範囲をドラッグします。

今回は、「E2:E3」ですね。

セル範囲をドラッグする画像
合計したいセルをドラッグ

ステップ4

カッコを閉じてエンターキーを押せば、カムカムガムの合計が集計できました!

SUBTOTAL関数で合計が出せた画像
SUBTOTAL関数で合計が集計できた

完成!

他の合計も同じように書いていきます。

全体の合計も、SUBTOTAL関数で同じように計算してください。

範囲をセルE2~E11にすると、無事、全体の合計が出せました!

SUBTOTAL関数は省いて合計された画像
SUBTOTAL関数は省いてくれる
もりの

ガムやパイの合計金額は、ちゃんと省いて合計されてるね。

やまの

SUBTOTAL関数は、SUBTOTAL関数で集計したセルを除いて、集計してくれるんよ。

SUMIF関数で、条件付きで合計を集計する

条件に合うセルの集計をするなら、SUMIF関数を使います。

例えば、東京の店舗だけの売上を集計したいとき。

SUMIF関数の練習問題
SUMIF関数を使って、東京都売上金額を集計したい

ステップ1

「=SUMIF(」と入力してください。

「=SUMIF(」と入力した画像
まずは関数名を入力

ステップ2

まずは、範囲を決めます。
今回の条件は「東京都」、それはどこから探せばいいか?ってことですね。

もりの

都道府県名はB列に書いてあるから、B列から探せばいいんだよね。

というわけでB列をクリックして選択して、「,(カンマ)」を入力してください。

参照したい列をクリックした画像
参照したい列をクリック

ステップ3

次は検索条件を指定します。今回の条件は「東京都」。

「”東京都”」と記入するか、セルG1をクリックして、「,(カンマ)」を入力してください。

SUMIF関数の検索条件に、セルを指定した画像
条件はセルでもOK
やまの

条件はセルでもOK!セルG1に東京都って書いてあったから、使ってみたよ。

ステップ4

最後に、どこを合計するかを決めます。

合計したいのは、D列の売上なので、D列をクリックして選択して、「)(括弧閉じ)」を入力してください。

SUMIF関数の引数
SUMIF関数完成

完成!

エンターキーを押せば、無事、東京都の店舗の売上だけ、集計できました。

条件に合うセルの合計が出た
SUMIF関数で条件に合う集計ができた

COUNTIF関数で、条件付きで個数を集計する

条件に合うセルの個数を集計するなら、COUNTIF関数を使います。

B列の満足度の中から、満足度が5の個数を、セルE5に集計してみましょう。

COUNTIF関数の練習問題
満足度5の個数を集計したい

ステップ1

セルE5に、「=COUNTIF(」と入力してください。

ステップ2

まずは条件の範囲を指定します。

今回の条件は満足度。

満足度がある範囲は、セルB2からB15。

なので、セルB2からB15までをドラッグしましょう。

セルB2からB15までをドラッグ
セルB2からB15までをドラッグ

ステップ3

次に、この範囲の中の、何を数えたいかを指定します。

今回は満足度が「5」の個数を調べたいので、「,5)」と入力してください。

もりの

それか、セルD5をクリックでもいいんだよね。

「=COUNTIF(B2:B15,5)」となっていますでしょうか?

完成!

エンターキーを押せば、満足度5の個数が分かりましたね!

COUNTIFで条件に合う件数が数えられた
COUNTIFで条件に合う個数が集計できた!

【Excel・エクセル】集計行で集計する方法

テーブルに設定すれば集計行を追加して、合計や個数などを集計できます。

集計行の練習問題
テーブルを集計したいできるよ集計行

ステップ1


テーブルをクリックすると、タブの一番右に「テーブル デザインタブ」が現れます。

テーブルデザインタブの場所
新しいとこうなる

そこのテーブル スタイルのオプションのところにある「集計行」をクリックしてください。

集計行の場所
集計行の場所

ステップ2

すると、集計行が出てきました!
合計を集計したい場合、初期設定が合計なので、これで終わりです。

ニョキっと現れた集計行
ひっそり登場集計行さん

ステップ3

個数や平均を集計したいなら、集計行をクリック→「下向き三角」をクリックします。

下向き三角が出てきた
下向き三角が出てきた

ステップ4

出てきたメニューから、集計したい項目を選べます。

平均を選んだ画像
個数や平均など

【Excel・エクセル】小計機能で集計する方法

SUBTOTAL関数と同じように集計できる、小計機能というのもあります。

こっちの方が手軽かもしれませんね。

この表から、日付ごとの小計を出してみましょう。

小計の練習問題
日付ごとの小計を出したい

ステップ1

これ最初が肝心なんですが、集計の基準にしたい列を、昇順で並べ替えします。

今回、基準にしたいのは日付のA列なので、セルA1をクリックして、「データタブ」→「昇順」をクリックしてください。

基準を昇順で並び替えする画面
まず並び替え、約束だぞ!

並びが変わるのが嫌なら、新しく行を追加して番号を振っておくといいですよ。

Noを追加した画像
Noで昇順すれば、元通り

ステップ2

並べかえ終わったら、「データタブ」→アウトラインのところにある「小計」をクリックしてください。

小計の場所
小計の場所

ステップ3

小計の設定ダイアログボックスが出てきました。

それぞれ

①:表のどこを基準に集計したいか

②:合計?個数?何を集計したいか

③:表のどこを集計したいか

ってことです。

小計の設定ダイアログボックス
ここでどう小計するか決める

今回は日付けを基準に、売上金額の合計を集計するので、このままでOKですね。

設定できたら「OK」をクリックしてください。

OKをクリックする画面
決まったらOK
やまの

集計の方法から、合計や個数、平均が選べるんよ。

完成!

これで、日付ごとの小計が集計できました!

日付ごとに合計を集計できた画像
日付ごとに合計を集計できた!

【Excel・エクセル】ピボットテーブルで集計する方法

ピボットテーブルでは、より直感的に合計や個数などを集計できます。

ピボットテーブルの例
これがピボットテーブル

ステップ1

集計したい表をクリックして、「挿入タブ」「ピボットテーブル」をクリックします。

ピボットテーブルの場所
ピボットテーブルの場所

ステップ2

「ピボットテーブルの作成ダイアログボックス」が出てきました。

①:クリックした表になっているはず。
②:新しくシートを作るかどうか。

選んだら「OK」をクリックです。

ピボットテーブルの作成ダイアログボックス
データ範囲と配置場所を決める

ステップ3

はい、これでピボットテーブルが作成できました!

右側にピボットテーブルのフィールドが出てきましたね。

ピボットテーブルの画像
新しいシートにピボットテーブルが作成された!

ステップ4

ピボットテーブル のフィールドの上の方にある「コース」を下の方にある「行」に、「点数」を「値」にドラッグ&ドロップしてみましょう。

項目を行にドラッグした画像
こんな感じで「行」に引っ張ってくる
項目を値にドラッグした画像
同じように「値」に引っ張ってくる

ステップ5

これでコース別に、点数の合計が集計できました。

コース別の合計点数が分かった
ピボットテーブルが自動で変わった

ステップ6

さらに項目を追加もできますよ。

「年齢」を「列」までドラッグ&ドロップしてみると……

項目を列にドラッグした画像
同じように「列」に引っ張るだけ

完成!

より柔軟に集計ができましたね。

列に年齢が入ったピボットテーブル
年齢別にも集計できた

これで、知りたい情報をサクッと集計できるようになりましたね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 集計する関数は「SUBTOTAL関数」
  • 条件に合う合計の集計は「SUMIF関数」
  • 条件に合う個数の集計は「COUNTIF関数」
  • サクッと集計したいなら「集計行」「小計機能」
  • 柔軟に集計するなら「ピボットテーブル」