【Excel・エクセル】色付きのセルをカウントする方法
赤色のセルがいくつあるか、数えられないかな?
フィルターとSUBTOTAL関数を使うといいんよ。
- 色付きセルはフィルターとSUBTOTAL関数を組み合わせてカウントする
- 検索機能を使ってカウントもできる
- 複数の色付セルは、全体の個数から塗りつぶしなしのセルを引く
【Excel・エクセル】色付きセルのカウント方法
セルの色や文字の色で個数をカウントしたいときってありますよね。
色付きのセルの数を数える方法は、いくつかあります。
ご自身のやりやすい方法で試してくださいね!
色カウント方法1、フィルターとSUBTOTAL関数
まずは、フィルター機能とSUBTOTAL関数を組み合わせる方法です。
おさらいしながらやっていくので、ご安心ください!
ステップ1
まずはフィルターをかけましょう。
表をクリックして、「データタブ」→並べ替えとフィルターのところにある「フィルター」をクリックします。
ステップ2
次にSUBTOTAL関数を書いていきます。
SUBTOTAL関数の書き方は、こんな感じ。
=SUBTOTAL(集計方法,参照1,参照2……)
SUBTOTAL | このセル範囲の中で、表示されたセルにこの計算をして |
集計方法 | この計算 |
参照1 | このセル範囲 |
参照2 | このセル範囲2(省略可) |
集計方法?
今回はセルをカウントするから「3」って書けばOK。
集計方法など詳しくは、下記ページでご紹介しています!
個数を出したいセルに「=SUBTOTAL(」まで入力してください。
ステップ3
個数のカウントをしたいので、集計方法は「3」と入力します。
そして「,(カンマ)」。
ちなみに、カウントには2か3を使うよ。
2はCOUNT関数、3はCOUNTA関数です。
今回の表ではどちらでもいいですが、数値以外のセルが含まれるなら3がいいですね。
COUNTとCOUNTAの違いは、こちらをどうぞ!
ステップ4
あとは、個数をカウントしたいセル範囲をドラッグすればOKです。
ステップ5
エンターキーを押せば、ほら件数が……
全部カウントされてますが?
まーまー、慌てない慌てない。
ステップ6
ここでいよいよフィルターの出番です。
カウントしたい列の「フィルター(▼)」→「色フィルター」→「カウントしたい色」とクリックしていってください。
ちなみにフォントの色がいくつかある場合。
- 上…セルの塗りつぶしの色
- 下…フォントの色
のことです。
これで、色付きセルのカウントが……
消えてますが?
フィルターで隠れちゃったんだね。
なんてことがないように、SUBTOTAL関数はフィルターの影響を受けないところに書いておきましょう。
完成!
消えない位置に移動したら、無事色付きセルのカウントができました!
フォントの色が赤のセルも、この通りカウントできます。
色カウント方法2、検索で確認する
セルにカウントした個数を出す必要がなく、個数を確認するだけでいいなら、検索を使う方法もありますよ。
ステップ1
「Ctlr + F」で検索と置換ダイアログボックスを呼び出して、「オプション」をクリックします。
ステップ2
「書式」をクリックします。
ステップ3
カウントしたいセルの書式を選んで、「OK」をクリックです。
ステップ4
さっきの画面に戻るので、「すべて検索」をクリックしてください。
完了!
ダイアログボックスの左下に、小さく件数が出てきました!
ただこの方法だと、条件付き書式で付けた色には反応しないようなので、ご注意ください!
そんな時は、COUNTIF関数やCOUNTIFS関数でカウントするといいよ。
各色ではなく、何かしら色が付いたセルのカウント方法
複数色がついてると、1色ずつカウントしないといけないの?
確かに先ほどの2つの方法では、複数の色があった時、色付きのセルだけ一気にカウントする!
なんてことはできません。
この図の様な場合、1色ずつカウントするしかないのでしょうか?
全体の個数から、色なしセルを引いちゃえばいいんよ。
最初のやり方では、フィルターで表示したセルの個数がカウントできました。
塗りつぶしなしのセルを表示してカウントし、全体の個数から引けば、複数の色付きセルを一括でカウントできるじゃん!って方法です。
ステップ1
というわけで、全体の個数を出しましょう。
目視で確認してもいいですが、ここはCOUNTA関数を使っていきます。
個数を出したいセルに「=COUNTA(」まで入力してください。
ステップ2
個数を調べたい範囲をドラッグして選択します。
今回はB2からB11ですね。
COUNTA関数はこれで終わりなので、カッコを閉じます。
ステップ3
引き算するので「-」、そのあとは色付きセルをカウントする方法1の式、まんまですね。
「SUBTOTAL(3,B2:B11)」です。
エンターキーを押すと、0になりました。
今はフィルターで何も隠れていないので、全体-全体で0なんですね。
ステップ4
フィルターを付けて、「フィルター(▼)」→「色フィルター」→「塗りつぶしなし」とクリックしていきます。
完了!
無事、すべての色付きセルがカウントできました!
これで、色付きのセルをカウントしたくてたまらなくなっても、安心できますね!
それでは、お疲れさまでした!
- 色付きセルはフィルターとSUBTOTAL関数を組み合わせてカウントする
- 検索機能を使ってカウントもできる
- 複数の色付セルは、全体の個数から塗りつぶしなしのセルを引く
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