【Excel・エクセル】範囲指定(範囲選択)の効率的なやり方!

初心者,時短

もりの

セルの範囲指定って、マウスでドラッグ以外にないの?

やまの

いろんなやり方があるから、一つずつ見てみよう。

今回のポイント
  • 「Shift + 矢印キー」で範囲指定
  • 「Shift + Ctrl + 矢印キー」で一括範囲指定
  • 「Shift + クリック」でも一括範囲指定
  • 「Ctrl + クリック」で離れたセルを指定

例えばSUM関数で合計する範囲を指定するときは、範囲をドラッグして選択します。

ただ、これが100行や1000行と続くとなると、ドラッグでは効率が悪いですよね。

ドラッグで範囲指定した画像
ドラッグで範囲選択する
もりの

ちなみに範囲指定するとB2:B6みたいに、「最初のセル:最後のセル」って表記になるんだね。

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【Excel・エクセル】 行や列を素早く範囲指定する

やまの

そんな時は、行や列を丸ごと範囲指定する方法があるよ。

列(縦方向)を範囲指定する

列の範囲指定は、列番号をクリックするだけ!

ちなみに列は縦方向、アルファベットの方です。

列を範囲指定する画像
列番号をクリックするだけ
もりの

列を範囲指定するとB:Bみたいに、「列番号:列番号」になるのか。

行(横方向)を範囲指定する

行の範囲指定も、行番号をクリックするだけ!

行は横方向、数字の方です。

行を範囲指定した画像
行番号をクリックするだけ
もりの

行を範囲指定すると6:6みたいに、「行番号:行番号」になるんだね。

行/列の範囲指定のメリット

例えばドラッグで範囲指定した場合。

ドラッグで範囲指定した画像
ドラッグで範囲指定した場合

データを追加しても指定した範囲はそのままなので、範囲指定をやり直さないといけません

データが増えても反映されない画像
データが増えても反映されない

ただ、これを列で範囲指定すれば……

列で範囲指定した画像
列で範囲指定した場合

データを追加しても列の範囲内なので、自動で式の結果が更新されるんです。

SUM関数の答えが自動で変わった画像
SUM関数の答えが自動で変わった

行/列の範囲指定のデメリット

基本的に数式は、自身のセル(その数式を書いているセル)は参照できません

下の図のような表だと、列で範囲指定すると自身のセルも含まれてしまうので……

自身のセルを参照している計算式
自身のセルを参照すると

エラーメッセージが表示され……

循環参照のエラーメッセージ
循環参照のエラーメッセージ

正しく計算されませんでした。

行や列を範囲指定するときは、数式を書くセルが含まれてないか、ご注意ください。

循環参照で正しく計算されなかったSUM関数
答えが0になってしまった
やまの

自身のセルを参照することを、循環参照って言うよ。

【Excel・エクセル】 ショートカットキーで素早く範囲指定する

ショートカットキー、つまりキーボードだけで素早く範囲指定することもできます。

個人的には、慣れればこちらの方が便利で速いです!

ショートカットキーで一気に範囲選択する

ステップ1

まず、選択したい範囲の開始地点をクリックします。

範囲の端なら、右上でも左下でもどこでも構いません。

開始地点をクリックした画像
開始地点をクリック

ステップ2

クリックしたら、「Shift + Ctrl + 矢印キー」です。

矢印方向のデータがある端のセルまで、一括で範囲指定できます。

一括で範囲指定できた画像
一括で範囲指定できた
範囲指定のショートカットキー
範囲指定のショートカットキー

ステップ3

「Shift + Ctrl」を押したまま、別の矢印キーを押せば、さらに選択範囲を拡大できます。

広い範囲でも、素早く範囲指定できますね!

そのまま矢印キーで範囲を拡大した画像
そのまま矢印キーで範囲を拡大できる
やまの

次の方法と組み合わせて、一気に範囲指定して、少しずつ減らすってことも出来るんよ。

ショートカットキーで1セルずつ範囲選択する

先ほどは一括で範囲指定をしましたが、1セル(行/列)ずつ範囲を増やしたり減らしたりもできます。

ステップ1

まず、選択したい範囲の開始地点をクリックします。

範囲の端なら、右上でも左下でもどこでも構いません。

開始地点をクリックした画像
開始地点をクリック

ステップ2

クリックしたら、「Shift + 矢印キー」です。

矢印方向のセルまで、範囲指定できました。

ショートカットキーで範囲指定した画像
範囲指定できた

ステップ3

「Shift」を押したまま、別の矢印キーを押せば、さらに選択範囲を拡大できます。

矢印キーで範囲を拡大した画像
そのまま矢印キーで範囲を拡大できる

おまけ

先ほどの一括で範囲指定と組み合わせれば、例えば「Shift + Ctrl + ↓」で列選択した後で……

一括で範囲指定した画像
一括で範囲指定してから

「Shift + ↑」で1行だけ範囲を減らす、なんてこともできます!

1部だけ選択範囲を減らした画像
1部だけ範囲を増減できる

ショートカットキーで表をすべて範囲選択する

ショートカットキーを使えば、表を一括で範囲指定もできますよ。

ステップ1

まず指定したい表内を、どこでもいいのでクリックします。

範囲指定したい表をクリックした画像
表内ならどこでもいい

ステップ2

全選択のショートカットキー「Ctrl + A」を押します。

全選択のショートカットキー
全選択のショートカットキー

完了!

無事、表全体を範囲指定できました!

表全体を範囲指定した画像
表全体を範囲指定できた

【Excel・エクセル】 クリックでセルを範囲指定する

マウスを使って一括で範囲指定したい!

ご安心ください、それもできます。

ステップ1

まず、選択したい範囲の開始地点をクリックします。

範囲の端なら、右上でも左下でもどこでも構いません。

開始地点をクリックした画像
開始地点をクリック

ステップ2

範囲指定したい終了地点を、Shiftを押しながらクリックします。

Shift押しながらクリックする画像
Shift押しながらクリック

完了!

最初にクリックしたところから、Shift+クリックしたところまで、範囲指定できました!

クリックした範囲を範囲指定した画像
開始地点をクリック

離れたセルを範囲指定する

例えば次の表の4月と6月のセルだけ、範囲指定したい場合。

範囲指定の練習問題
4月と6月を範囲指定したい

ステップ1

まず、1つ目のセル範囲をドラッグして選択します。

1つ目のセル範囲を指定した画像
1つ目のセル範囲を指定

ステップ2

Ctrlを押しながら、2つ目の範囲を指定すれば、離れた範囲を一度に指定できます。

Ctrl押しながら2つ目の範囲を指定した画像
Ctrl押しながら2つ目の範囲を指定

うまくセルを指定すれば、お絵描きもできちゃう。

あ、仕事中はやめてくださいね?

離れたセルを指定して絵を描いた画像
やりがち

【Excel・エクセル】 印刷範囲を指定する

印刷する際に印刷範囲を指定したい場合、いずれかの方法で範囲指定した状態で印刷画面に進みます。

もりの

印刷は「Ctrl + P」が楽だよ!

印刷画面の設定から「選択した部分を印刷」を選べば、範囲指定した部分だけ印刷できますよ。

選択した部分を印刷の場所
選択した部分を印刷の場所
やまの

印刷範囲については、こっちのページで紹介してるよ。

これで、セル範囲に一括で書式設定したいときや、広い範囲を素早く指定したいときも、対応できますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 「Shift + 矢印キー」で範囲指定
  • 「Shift + Ctrl + 矢印キー」で一括範囲指定
  • 「Shift + クリック」でも一括範囲指定
  • 「Ctrl + クリック」で離れたセルを指定