【Word・ワード】セクション区切りとは?使い方や削除の方法
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このページだけ、印刷の向きを横向きにしたいんだ。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/sorano-normal.png)
そんな時は、セクション区切りを設定すればいいですよ。
- セクションを区切れば、セクションごとにレイアウトが可能
- セクション区切りは「レイアウトタブ」→「区切り」
- セクション区切りの表示は「ホームタブ」→「編集記号の表示/非表示」
- セクション区切りはデリートキーで削除できる
セクション区切りの練習ファイルダウンロード
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一緒にやってみませんか?
【Word・ワード】セクションとは
ワードの「セクション」って、聞きなれないかもしれません。セクションは、文書の一区分のこと。
セクションを区切ると、「いったんここで、話区切りまーす」と、話が一段落するイメージですね。
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見出しを変えたり、改ページしたりするのとは違うの?
見出しや改ページ(ページ区切り)は、読む人向けに分かりやすくする区切りですが、セクション区切りは読む人ではなく、ワードさん向けに区切れていることを教えます。
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えー、何のために?
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セクションを区切ると、セクションごとでレイアウトを変えられるんです。
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セクションごとで、レイアウトを変える?
たとえば、下図のような3ページの文書があったとき。
![3ページの文書](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-1.png)
2ページ目の表が窮屈そうにしています。
印刷の向きを横向きにすれば、見やすくなりそうですが、このまま印刷の向きを横向きにしてしまうと……全部が横向きになりますよね。
![すべてのページが横向きになった](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-2.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
ムキーっ!表のページだけ横向きにしたいのに!
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そんな時に使えるのが、セクション区切りなんです。
セクション区切りを使えば、
などなどを、セクションごとに設定できるんです!
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-laugh.png)
そんなこともできるんだ、さっそくやってみたい!
【Word・ワード】セクション区切りの挿入方法
では実際に、セクションを区切っていきましょう。
ステップ1
まず、セクションを区切りたいところでクリックして、カーソルを移動させます。
![セクション区切りしたいところをクリック](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-3.png)
ステップ2
「レイアウトタブ」→ページ設定のところにある「区切り」をクリックします。
![ページ/セクション区切りの挿入の場所](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-4.png)
ステップ3
出てきたメニューの真ん中あたりに「セクション区切り」とありますね。
その下の4つで、セクション区切りが挿入できます。
4つの違いは、どこから新しいセクションを開始するかです。
![セクション区切りの種類](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-5.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
うーん、どれを選べばいいのやら。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/sorano-normal.png)
詳しく説明しますね。
![]() 次のページから開始 | カーソルがある位置から改ページして、次のページから、新しいセクションが始まります。 印刷の向きやヘッダー・フッター、用紙サイズなどを変えるときに使います。 |
![]() 現在の位置から開始 | 改ページせず、カーソルがある位置から新しいセクションが始まります。 ページ内の段組みや余白を一部だけ変えたいときなどに使います。 |
![]() 偶数ページから開始 | カーソルがある位置の次の偶数ページから、新しいセクションが始まります。 偶数ページだけヘッダ・フッターを変えたいときなどに使います。 |
![]() 奇数ページから開始 | カーソルがある位置の次の奇数ページから、新しいセクションが始まります。 奇数ページだけヘッダ・フッターを変えたいときなどに使います。 |
今回は印刷の向きを変えたいので、「次のページから開始」を選んでみます。
完成!
これで、セクション区切りできました!
「次のページから開始」を選んだので、自動で改ページされましたね。
![セクション区切りが挿入できた](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-10.png)
セクション区切りのショートカットキー
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/sorano-normal.png)
セクション区切りには、便利なショートカットキーもありますよ。
![]() 次のページから開始 | 「Alt」→「I」→「B」→「N」→「Enter」 |
![]() 現在の位置から開始 | 「Alt」→「I」→「B」→「O」→「Enter」 |
![]() 偶数ページから開始 | 「Alt」→「I」→「B」→「E」→「Enter」 |
![]() 奇数ページから開始 | 「Alt」→「I」→「B」→「D」→「Enter」 |
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
同時押しじゃなくて、順番に押すんだね。
選択した範囲にセクション区切りを挿入する
範囲選択した部分だけ、別のセクションで区切ることもできます。
ステップ1
まずは、セクションを区切りたい範囲をドラッグして選択します。
![セクションを区切りたい範囲を選択した画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/05/Word-section-break-25.png)
ステップ2
「レイアウトタブ」→ページ設定のところにある「右下を向いた矢印」をクリックします。
![レイアウトタブのページ設定のアイコン](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/05/Word-section-break-26.png)
ステップ3
ページ設定ダイアログボックスが開きました。
設定対象を「選択している文字列」に変更して、「OK」をクリックしてください。
![選択している文字列だけセクション区切りさせる設定](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/05/Word-section-break-27.png)
完成!
無事、選択した範囲でセクション区切りできました。
選択した範囲だけ改ページもされます。
![選択した範囲をセクション区切りした画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/05/Word-section-break-28.png)
【Word・ワード】セクション区切りを削除するには
セクション区切りは改ページと同じで、セクション区切りの前にカーソルを移動させて、「Deleteキー」で削除できます。
![セクション区切りの前でデリートキーを押す](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-22.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
セクション区切りを削除したら、別々に指定したページ設定はどうなるの?
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/sorano-normal.png)
一つ前のセクションの設定が、引き継がれます。
【Word・ワード】セクション区切りの表示方法
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見た目があんまり変わらないから、どこでセクション区切りされてるかって、分かりにくいね。
そんな時のために、ページ区切りを表示して見えるようにしましょう。
表示の仕方はとっても簡単!
ステップ1
「ホームタブ」→段落のところにある「編集記号の表示/非表示」をクリックしてみてください。
![編集記号の表示/非表示の場所](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-11.png)
完了!
すると、「セクション区切り(次のページから新しいセクション)」と書かれた線がでてきました。
これが「ここでセクションが区切られてますよ」という、セクション区切りの目印です。
![セクション区切りの目印](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-12.png)
ちなみにカッコの中の文字は、選んだセクション区切りの開始方法によって変わります。
また、セクション区切りの挿入場所によっては、線だけが表示されることもあります。
![線だけのセクション区切りの目印](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-13.png)
ステータスバーにセクション番号を表示させる
ステータスバーに、今どこのセクションにいるのか表示することもできます。
![ステータスバーにセクション番号が表示された画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/05/Word-section-break-23.png)
ステップ1
ステータスバーで「右クリック」→「セクション」をクリックしてチェックを入れます。
![ステータスバーの右クリックメニュー](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/05/Word-section-break-24.png)
完了!
ステータスバーに、セクション番号が表示されました!
![ステータスバーにセクション番号が表示された画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/05/Word-section-break-23.png)
【Word・ワード】セクション区切りの使い方
セクション区切りでページ番号を2ページ目から表示させる
![いつも通りページ番号が挿入された画像](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2021/03/page-number-19.png)
たとえば1ページ目は表紙や目次で、2ページ目からページ番号を表示させたい場合。
ヘッダー・フッターもセクションごとに設定ができるので、1ページ目と2ページ目をセクションで区切れば解決します!
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詳しくは、こちらをご覧ください。
セクション区切りで1ページだけ横向きにする
セクションを区切ったところで、さっそく印刷の向きを変えてみましょう。
印刷の向きを変えたいセクション内をクリックして、「レイアウトタブ」→ページ設定のところにある「印刷の向き」をクリックしてください。
![印刷の向きの場所](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-14.png)
出てきたメニューから、「横」を選べば……
![印刷の向きのメニュー](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-15.png)
![セクション区切り以降のページの向きが、すべて変わった](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-16.png)
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-normal.png)
2ページ目以降が、全部横向きになったよ?ぴえん。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/sorano-normal.png)
もう一度、セクション区切りをしないといけないのです。
今はセクション区切りは1つしかないので、セクションは2つに分かれていますよね。
![2つのセクションに分かれている状態](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-17.png)
セクション2は2ページ目と3ページ目のことなので、3ページ目も一緒に印刷の向きが横向きになったのです。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/morino-laugh.png)
2ページ目と3ページ目の間に、セクション区切りを追加すればいいんだね!ぱおん。
![](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2019/12/sorano-normal.png)
使い方、間違ってますよ。
ステップ1
2ページ目の一番下には、ページ区切りがありますね。
これを「セクション区切り(次のページから開始)」に変えるか、ページ区切りの前で「セクション区切り(現在の位置から開始)」を挿入します。
![ページ区切りをセクション区切りに変える](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-18.png)
今回は、改ページをセクション区切りに変えてみましょう。
改ページをデリートキーで消して、「セクション区切り(次のページから開始)」を挿入してください。
![改ページをセクション区切りに変更](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-19.png)
これで、セクションが3つに区切られました。
![セクションが3つに区切られた](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-20.png)
ステップ2
改めて、2ページ目の印刷の向きを変えてみると……
無事、2ページ目だけ印刷の向きを変えられました!
![2ページ目だけ印刷の向きを変えらた](https://sakusaku-office.com/wp-content/uploads/2020/10/Word-section-break-21.png)
これで、同じ文書内で異なるレイアウトができますね!
それでは、お疲れさまでした!
- セクションを区切れば、セクションごとにレイアウトが可能
- セクション区切りは「レイアウトタブ」→「区切り」
- セクション区切りの表示は「ホームタブ」→「編集記号の表示/非表示」
- セクション区切りはデリートキーで削除できる
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