【Word・ワード】セクション区切りとは?使い方や削除の方法

文書のこのページだけ、印刷の向きを横向きにしたいんだ。

そんな時は、セクション区切りを設定すればいいですよ。
- セクションを区切れば、セクションごとにレイアウトが可能
- セクション区切りは「レイアウトタブ」→「区切り」
- セクション区切りの表示は「ホームタブ」→「編集記号の表示/非表示」
- セクション区切りはデリートキーで削除できる
セクション区切りの練習ファイルダウンロード

一緒にやってみませんか?
【Word・ワード】セクションとは
ワードの「セクション」って、聞きなれないかもしれません。セクションは、文書の一区分のこと。
セクションを区切ると、「いったんここで、話区切りまーす」と、話が一段落するイメージですね。

見出しを変えたり、改ページしたりするのとは違うの?
見出しや改ページ(ページ区切り)は、読む人向けに分かりやすくする区切りですが、セクション区切りは、読む人ではなくワードさん向けに区切れていることを教えます。

えー、何のために?

セクションを区切ると、セクションごとでレイアウトを変えられるんです。

セクションごとで、レイアウトを変える?
セクション区切りの使用例
たとえば、下図のような3ページの文書があったとき。

2ページ目の表が窮屈そうにしています。
印刷の向きを横向きにすれば、見やすくなりそうですが、このまま印刷の向きを横向きにしてしまうと……


ムキーっ!表のページだけ横向きにしたいのに!

そんな時に使えるのが、セクション区切りなんです。
セクション区切りを使えば、
などなどを、セクションごとに設定できるんです!

そんなこともできるんだ、さっそくやってみたい!
【Word・ワード】セクション区切りの挿入方法
では実際に、セクションを区切っていきましょう。
ステップ1
まず、セクションを区切りたいところでクリックして、カーソルを移動させます。

ステップ2
クリックしたら「レイアウトタブ」→ページ設定のところにある「区切り」をクリックします。

ステップ3
出てきたメニューの真ん中あたりに「セクション区切り」とありますね。
その下の4つで、セクション区切りが挿入できます。
4つの違いは、どこから新しいセクションを開始するかです。


詳しく説明しますね。
![]() 次のページから開始 | カーソルがある位置から改ページして、次のページから、新しいセクションが始まります。 印刷の向きやヘッダー・フッター、用紙サイズなどを変えるときに使います。 |
![]() 現在の位置から開始 | 改ページせず、カーソルがある位置から新しいセクションが始まります。 ページ内の段組みや余白を一部だけ変えたいときなどに使います。 |
![]() 偶数ページから開始 | カーソルがある位置の次の偶数ページから、新しいセクションが始まります。 あまり使う機会はないでしょう。 |
![]() 奇数ページから開始 | カーソルがある位置の次の奇数ページから、新しいセクションが始まります。 あまり使う機会はないでしょう。 |
今回は印刷の向きを変えたいので、「次のページから開始」を選んでみます。
完成!
これで、セクション区切りできました!
「次のページから開始」を選んだので、自動で改ページされましたね。

セクション区切りのショートカットキー

セクション区切りには、便利なショートカットキーもありますよ。
![]() 次のページから開始 | 「Alt」→「I」→「B」→「N」→「Enter」 |
![]() 現在の位置から開始 | 「Alt」→「I」→「B」→「O」→「Enter」 |
![]() 偶数ページから開始 | 「Alt」→「I」→「B」→「E」→「Enter」 |
![]() 奇数ページから開始 | 「Alt」→「I」→「B」→「D」→「Enter」 |
セクション区切りを表示する

どこでセクション区切りされてるかって、分かりにくいね。
そんな時のために、ページ区切りを表示して見えるようにしましょう。
表示の仕方はとっても簡単!
ステップ1
「ホームタブ」→段落のところにある「編集記号の表示/非表示」をクリックしてみてください。

完了!
すると、「セクション区切り(次のページから新しいセクション)」と書かれた線がでてきました。
これが「ここでセクションが区切られてますよ」という、セクション区切りの目印です。

ちなみにカッコの中の文字は、選んだセクション区切りの開始方法によって変わります。
また、セクション区切りの挿入場所によっては、線だけが表示されることもあります。

【Word・ワード】セクション区切りの使い方
セクションを区切ったところで、さっそく印刷の向きを変えてみましょう。
印刷の向きを変えたいセクション内をクリックして、「レイアウトタブ」→ページ設定のところにある「印刷の向き」をクリックしてください。

出てきたメニューから、「横」を選べば……



2ページ目以降が全部横向きになったよ?ぴえん。

もう一度セクション区切りをしないといけないのです。
今はセクション区切りは1つしかないので、セクションは2つに分かれていますよね。

セクション2は2ページ目と3ページ目のことなので、3ページ目も一緒に印刷の向きが横向きになったのです。

2ページ目と3ページ目の間にも、セクション区切りを挿入すればいいんだね!ぱおん。

使い方、間違ってますよ。
2ページ目の一番下には、ページ区切りがありますね。
これを「セクション区切り(次のページから開始)」に変えるか、ページ区切りの前で「セクション区切り(現在の位置から開始)」を挿入します。

今回は、改ページをセクション区切りに変えてみましょう。
改ページをデリートキーで消して、「セクション区切り(次のページから開始)」を挿入してください。

これで、セクションが3つに区切られました。

改めて、2ページ目の印刷の向きを変えてみると……
無事、2ページ目だけ印刷の向きを変えられました!

セクション区切りを削除するには
セクション区切りは改ページと同じで、デリートキーで削除できます。

これで、同じ文書内で異なるレイアウトができますね!
それでは、お疲れさまでした!
- セクションを区切れば、セクションごとにレイアウトが可能
- セクション区切りは「レイアウトタブ」→「区切り」
- セクション区切りの表示は「ホームタブ」→「編集記号の表示/非表示」
- セクション区切りはデリートキーで削除できる
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