【Excel・エクセル】平均値の出し方!AVERAGE関数の使い方

計算,統計

もりの

テストの平均点を出さなきゃ。全部を足して個数で割って……

やまの

平均は、AVERAGE関数で簡単に分かるんよ。

今回のポイント
  • 平均を求めるには、AVERAGE関数
  • =AVERAGE(平均を知りたい範囲)
  • そのほか平均を出す関数はいくつかある
  • 平均を知りたいだけなら、範囲をドラッグするだけでもいい

スポンサーリンク

【Excel・エクセル】平均値を求めるAVERAGE(アベレージ)関数

Excelで平均を出すには、AVERAGE関数が便利です。

読み方は「アベレージ関数」です。

AVERAGE関数の使用例
AVERAGE関数で簡単平均値

AVERAGE関数の使い方

AVERAGE関数の書き方

=AVERAGE(数値1,数値2……)

AVERAGEこの中の平均値を教えて!
数値この中(255個まで指定可能)

ちなみに、文字列や空のセルは無視されます。

やまの

数値には、平均が知りたいセル範囲を指定するよ。

もりの

数値は1つでも大丈夫!

では実際にテストの平均点をAVERAGE関数を使って、下のシートに出してみましょう。

※実際に操作できます。

いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!

やまの

=AVERAGE(B2:B6)で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

B7のセルに、「=AVERAGE(」と入力してください。

もりの

半角英数入力モードにしてから、入力するんだよね。

「=AVERAGE(」まで入力した画像
まずは関数名を書く

ステップ2

数値は、平均を出したい範囲をドラッグすればOKです。

セルB2からB6までをドラッグしてください。

式に自動で「B2:B6」と入力されましたね。

平均を出したい値を範囲選択する
平均を出したい値を範囲選択する

完成!

Enterで確定すれば、平均値が出ましたね!

AVERAGE関数で平均値を出した画像
AVERAGE関数で平均値が出た

平均値の小数点以下を表示する

平均の小数点以下まで表示するなら、「ホームタブ」→数値のところにある「小数点以下の表示桁数を増やす」をクリックします。

クリックした分だけ、小数点以下の値が表示されます。

「小数点以下の表示桁数を増やす」の場所
「小数点以下の表示桁数を増やす」の場所

【Excel・エクセル】平均値を出す、その他の関数

平均を出す関数にはAVERAGE関数以外にも、いくつかあります。

動画でもご紹介しています!

AVERAGEA関数

AVERAGE関数に似た、AVERAGEA(アベレージエー)関数というのもあります。

それぞれの違いはこんな感じ。

AVERAGE関数数値の平均値を求める(文字列は無視する)
AVERAGEA関数値の平均値を求める(文字列は0として平均する)
やまの

一般的に使う平均は、AVERAGE関数でOKだよ。

AVERAGEIF関数

AVERAGEIF関数は、条件に合う数値だけで平均値を出す関数です。

AVERAGE関数とIF関数の合体系ですね。

AVERAGEIF関数で平均を出した画像
お菓子の平均価格ってこと

詳しくはこちらのページをご覧ください。

AVERAGEIFS関数

AVERAGEIF関数の条件を、複数指定できるのがAVERAGEIFS関数です。

AVERAGE関数とIFS関数の合体系ですね。

AVERAGEIFS関数で条件に合う平均値が分かった画像
人気が5のお菓子の平均値

こちらのページで、詳しくお話ししています!

TRIMMEAN関数

極端な値がある場合、AVERAGE関数で出す平均値がおかしくなることがあります。

極端な数値でおかしくなった平均値
平均値だが平均年収と言えない

そこで、全体の上下を割合で除外して平均できるのがTRIMMEAN関数です。

TRIMMEAN関数で上下の極端なデータを省いて平均を出した画像
上下の極端なデータを省いて平均を出した
もりの

なんて読むんだろう……?

やまのののんびりした顔
やまの

詳しくは、こっちのページを見てね。

中央値を求めるMEDIAN関数

平均ではないですが、平均と混同されがちな、中央もあります。

平均は合計を件数で割った数ですが、中央値は昇順で並べ替えた時に中央に来る値のことです。

もりの

分かるような、分からないような……

やまの

中央値については、こっちのページを見てね。

【Excel・エクセル】関数を使わない平均値の出し方

やまの

平均値を知りたいだけなら、もっと簡単な方法もあるんよ。

セル範囲をドラッグするだけで平均値を出す

手っ取り早く平均値だけ知りたい場合、セルの範囲をドラッグするだけでわかっちゃいます!

平均値を出したい数値が書いてあるセル範囲をドラッグしてください。

すると、ステータスバー(Excelの画面の右下の方)に、

  • 平均
  • データの個数
  • 合計

の3つの値が自動で表示されます。

ステータスバーに表示された平均値
ドラッグした範囲の平均値が表示される

ここの平均を見れば、平均値がすぐにわかりますね。

平均値をオートSUMを使って出す方法

オートSUMという機能を使えば、関数を使わなくても平均値が出せます!

ステップ1

まず、平均を出したいセルをクリックします。

平均を出したいセルをクリックした画像
セルをクリック

ステップ2

「ホームタブ」→編集のところにある「オートSUM(Σのマーク)」をクリックします。

オートSUMの場所
オートSUMの場所

ステップ3

出てきたメニューから「平均」を選べばOKです。

平均を選んだ画像
平均を選ぶ

引数はオートだけに、自動で選んでくれるので、ラクチンですね♪

やまの

オートSUMについて詳しくは、別のページでお話しするね。

これで、平均値の出し方はばっちりですね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のポイント
  • 平均を求めるには、AVERAGE関数
  • =AVERAGE(平均を知りたい範囲)
  • そのほか平均を出す関数はいくつかある
  • 平均を知りたいだけなら、範囲をドラッグするだけでもいい