【Excel・エクセル】#NUM!エラーの意味と対処法!
あれ、#NUM!ってエラーになってる?マジすか?
関数か数値が無効ってことなんよ。
- #NUM!は、エクセルが処理できる数値を超えたか、関数の解が出せないときに出るエラー
- エクセルが処理できる数値の限界を知る
- IFERROR関数で#NUM!エラーを空白にできる
【Excel・エクセル】#NUM!エラーの意味は?
「#NUM!」はNUMBER(ナンバー)の略で、数値に不備があるよ、という意味です。
#NUM!エラーになるのには、いくつか原因が考えられます。
1つは、数値が大きすぎる、または小さすぎるとき。
「=10^309(10の309乗)」と計算してみると、数値が大きすぎて#NUM!エラーになってしまいました。
もう一つは、関数の引数に問題がある場合。
例えばLEARGE関数やSMALL関数で、範囲を超えた順位を指定したとき#NUM!エラーになります。
画像はA1~A4の4つの中で、8番目の値は?って式だね。
なるほど、範囲を超えた数値を指定ってそういうことか。
その他「IRR 関数」や「RATE 関数」で答えが出ない時や、#REF!のセルを参照したSUM関数なども、同じように#REF!エラーになってしまいます。
【Excel・エクセル】#NUM!エラーの回避方法
エクセルで使える数値の限界を知る
エクセルが処理できる最大値と最小値は、以下の通りです。
処理できる負の最小値 | -2.2251E-308 |
処理できる正の最小値 | 2.2251E-308 |
処理できる正の最大値 | 9.99999999999999E+307 |
処理できる負の最大値 | -9.99999999999999E+307 |
この数値を超えると#NUM!エラーになるので、頭の片隅に入れておいてください。
全然ピンと来ない数値ですが。
Eの前までの数値に、E+の後の数値の回数分10をかけるってことなんよ。
例えば1E+5だと、1に10を5回かける「1×105(1×10の5乗)」、9.99999999999999E+307だと「9.99999999999999×30710」ってことですね!
やっぱりあんまピンと来ない……
普段使う分にはそうそう超える数値じゃないけど、無限じゃないってことは知っておこうね。
関数の引数が誤っていないか見直す
先ほどのREARGE関数やSMALL関数の例では、範囲内で引数を指定すれば、#NUM!エラーは解消されます。
関数のどこかの数値が範囲を超えていたり、誤っていないか確認してみてください。
IFERROR関数を使う
IFERROR関数を使えば、#NUM!エラーを空白に変換できます。
=IFERROR(値,エラーの場合の値)
値 | この計算式(セル)が |
エラーの場合の値 | エラーだったらこうしてね |
例えば限界を超える数値になる計算式で、#NUM!エラーを空白にしたい場合。
「=IFERROR(10^309,"")」とすればOKです。
#NUM!エラーの代わりに、空白になりましたね。
「""」で空白って意味なんだね。
IFERROR関数は、こっちのページで詳しく紹介するね!
これで、#NUM!なんてエラーが出ても、落ち着いて対処ができますね!
それでは、お疲れさまでした!
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- エクセルが処理できる数値の限界を知る
- IFERROR関数で#NUM!エラーを空白にできる
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