【Excel・エクセル】SWITCH関数の使い方!値によって結果を分岐する

if

SWITCH関数の使い方
もりの

このセルがAならこれ、Bならこれって条件で分岐したいんだけど、IF関数でつなげないとダメ?

やまの

SWITCH関数を使ってみようか。

今回のポイント
  • 値によって結果を分岐するなら「SWITCH関数」
  • =SWITCH(式,値1,結果1,値2,結果2,……既定)
  • 複雑な条件を指定するなら「IFS関数」、数値によって結果を分岐するなら「CHOOSE関数」がオススメ

スポンサーリンク

【Excel・エクセル】複数条件で分岐できる、SWITCH関数

SWITCH関数はセルの値に応じて、結果を指定できる関数です。

Aなら〇、Bなら△といったように、セルの値で条件分岐できるんですね。

SWITCH関数の使用例
SWITCH関数の使用例
もりの

IFS関数とは違うの?

IFS関数は値以外に~以上など、複雑な条件も指定できます。

SWITCH関数は値による条件分岐のみですが、どれにも当てはまらなかった場合の条件も簡単にできます。

IFS関数の使用例
IFS関数の使用例

また、SWITCH関数と似たCHOOSE関数もあります。

SWITCH関数は数値でも文字列でも条件にできますが、CHOOSE関数は数値のみ条件にできます。

が、いちいち検索値を入力しないで済むので、こちらも使えると便利ですよ。

CHOOSE関数の使用例
CHOOSE関数の使用例

ちなみに読み方は、「スイッチ関数」です。

SWITCH関数の使い方は、動画でもご紹介しています!

【Excel・エクセル】SWITCH関数の使い方

SWITCH関数の書き方

=SWITCH(式,値1,結果1,値2,結果2,……既定)

この値が
値1これだったら
結果1こう
値2これだったら
結果2こうしてね
既定どれにも当てはまらなかったらこうしてね
もりの

値と結果は126個まで指定できるんだって。

SWITCH関数の使い方、基本編

SWITCH関数を使って、この表のE列がAなら10代、Bなら20代、Cなら30代、それ以外は未測定と表示させたいと思います。

※実際に操作できます。

いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!

やまの

=SWITCH(E2,"A","10代","B","20代","C","30代","未測定")で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

まずは関数名、「=SWITCH(」と入力してください。

「=SWITCH(」まで入力した画像
まずは関数名

ステップ2

次に「どの値が」の部分。

セルE2の値を元に判定したいので、セルE2をクリックして「,(カンマ)」です。

SWITCH関数の式を指定した画像
式は、条件の元になるセル

ステップ3

次は「これだったら、こう」の部分、条件と結果ですね。

Aだったら10代と表示したいので、「"A","10代",」とすればOKです。

1つ目の条件と結果
もりの

文字列は「""」で囲むんだよね。

やまの

次の引数に移るから、「,(カンマ)」も忘れずにね。

ステップ4

同じ要領で、2つ目、3つ目の値と結果を追加していきます。

今回だと「"B","20代","C","30代",」となりますね。

SWITCH関数の値と結果を必要な文だけ追加した画像
同じ要領で、値と結果を必要な文だけ追加

ステップ5

最後に、どの条件にも当てはまらなかった場合の結果を入力します。

今回は「"未測定"」としておきますね。

SWITCH関数の既定値を入力した画像
最後に、どれにも該当しない場合を追加

完成!

これで式は完成なので、Enterを押してください。

セルE2はBなので、20代と表示されました。

SWITCH関数成功ですね!

SWITCH関数の完成図
Bなので20代と表示された

オートフィルでコピーすると、ABCと、条件の結果通りになっています。

どれにも当てはまらない「-」も、ちゃんと未測定となっていますね。

SWITCH関数をオートフィルした画像
どれにも該当しないときもバッチリ
やまの

値と結果は、セルで指定してもできるんよ。

SWITCH関数の値と結果をセルで指定した画像
値と結果をセルで指定したVer

セルで指定する場合は、必要に応じて絶対参照にするのをお忘れなく!

SWITCH関数の使い方、応用編

SWITCH関数の結果には、数式が使えます。

例えば会員区分で獲得ポイントが増量する、なんてときも、「値がプラチナ会員、結果がポイント数×2」と指定していけば、作れちゃいます。

SWITCH関数の応用
会員区分に応じて獲得ポイントが増える、なんて表にも対応できる
もりのの笑った顔
もりの

可能性を感じる関数だね!

【Excel・エクセル】SWITCH関数が使えないときは

SWITCH関数は、Excel2016、Excel2019、Excel365でないと使えません。

それ以前のバージョンをお使いの方は、IF関数を使ってみてください。

SWITCH関数で#N/A!エラーになる

また、規定(どれにも当てはまらなかった場合)を省略した場合、どれにも当てはまらないときは#N/A!エラーになってしまいます。

SWITCH関数で#N/A!エラーになった画像
N/A!エラー

これを避けるなら、規定を「""」にするといいですよ。

もりの

どれにも当てはまらなかった場合は空白ってことだね。

SWITCH関数を使えば、複数条件で結果を変えたいときも、簡単にできますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 値によって結果を分岐するなら「SWITCH関数」
  • =SWITCH(式,値1,結果1,値2,結果2,……既定)
  • 複雑な条件を指定するなら「IFS関数」、数値によって結果を分岐するなら「CHOOSE関数」がオススメ

数式・関数,Excelif

Posted by morino