【Excel・エクセル】COUNTIF関数の使い方!条件に合う数をカウント
条件に合うセルの数を数えたいんだけど。
条件指定でカウントするなら、COUNTIF関数だよ!
- 条件に合うセルの数を数えるには「COUNTIF関数」
- =COUNTIF(セル範囲,条件)
- 条件には比較演算子、ワイルドカードが使える
COUNTIF関数の練習ファイルダウンロード
一緒にやってみませんか?
【Excel・エクセル】COUNTIF関数の使い方
COUNTIF関数は、指定した条件に合うセルの個数をカウントします。
この関数、結構よく使うんですよね……。ちなみに読み方は「カウントイフ」関数です。
さっそくCOUNTIF関数の使い方を見ていきましょう!
=COUNTIF(範囲,検索条件)
COUNTIF | この中でこの条件に合うセルは何個ある? |
範囲 | 「この中で」の部分 |
検索条件 | 「この条件」の部分 |
条件には文字列や数値だけでなく、「~以上、~以下」「~以外」「~を含む」など、柔軟な条件が指定できますよ!
COUNTIF関数:条件に合う文字列をカウント
この表のB列から、欠席者が何人いたかカウントしたいと思います。
欠席って書いてあるのが条件だね。
=COUNTIF(B2:B9,D1)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
セルE5に、「=COUNTIF(」と入力してください。
ステップ2
最初は「この中で」、の部分。
欠席かどうかはB列から判断できそうですね。
セルB2からB9までをドラッグしてください。
次の引数に移るから、「,(カンマ)」を忘れずに入れてね。
ステップ3
次に「この条件」、の部分。
B列の中の"欠席"の数を数えたいので、「"欠席"」と入力するか、欠席と書かれたセルD1をクリックします。
完成!
エンターキーを押すと、無事、欠席の数がカウントできましたね!
COUNTIF関数:~以外をカウント
条件は「~以外」ってのもできますよ!
欠席以外の数をカウントして、出席者数を数えてみましょう。
「~以外」って条件は、「"<>"」で表せられるんよ。
ステップ1
さっきと範囲までは同じです。
セルE2に「=COUNTIF(B2:B9,」まで進めてください。
ステップ2
~以外は「<>」を使います。
以上や以下、以外などの比較演算子を使う場合「"」で囲むというルールがあります。
というわけで「"<>」まで入力してください。
ステップ3
欠席以外の件数をカウントしたいので「欠席」と入力します。
閉じの「"」もお忘れなく!
完成!
エンターキーを押せば、欠席以外の件数がカウントできました!
セルを指定するなら「"<>D1″」でいいの?
いや、その場合「"<>",&D1」って書かないとダメなんよ。
条件にセルを参照する際は、お気を付けください!
COUNTIF関数:~以上、以下をカウント
先ほどは「~以外」を指定しましたが、そのほか以下のような比較演算子が使えます。
COUNTIF関数で使える比較演算子
Bより大きい | “>B" |
B以上 | “>=B" |
Bと等しい | “=B" |
B以下 | “<=B" |
Bより小さい | “<B" |
B以外 | “<>B" |
さっきの「"<>"」を、置き換えればいいんだね!
その通りさぁ!
また、3月9日以降のような、日付の条件にも使えます。
条件:~以上
例えば点数が90以上の件数をカウントする場合。
「=COUNTIF(B2:B9,">=90″)」とすればよいですね。
無事、90点以上の件数がカウントできました。
条件:~以上
例えば点数が90以上の件数をカウントする場合。
条件:~以下
点数が80以下の件数をカウントする場合。
「=COUNTIF(B2:B9,"<=80″)」とすればよいです。
無事、80点以下の件数がカウントできました。
何となく、分かってきたぞ!
COUNTIF関数:特定の文字を含むセルをカウント
さらにさらに、COUNTIF関数では「ワイルドカード」が使えます。
ワイルドカード……?
詳しくは、こっちのページで説明するね。
つまり「特定の文字を含む」という条件にしたい場合、以下の記号を使えばOKです。
? | 何にでもなれる文字、一文字分 |
* | 何にでもなれる文字、0~何文字でもOK |
ためしに、名前に"藤"を含むセルをカウントしてみましょう。
ステップ1
範囲まではほぼ変わりません。
「=COUNTIF(A2:A9,」まで入力してください。
今回は名前から探すので、範囲はA2からA9になっています。
ステップ2
「Aを含む」としたい場合、「*A*」とすればOKです。
あ、文字列なので「"」で囲んでくださいね。
今回だと「"*藤*"」と入力します。
完成!
無事、藤を含むセルの個数がカウントできました!
ほかにもワイルドカードを使って、こんな条件が指定できるよ。
Aで始まる | “A*" |
Aを含む | “*A*" |
Aで終わる | “*A" |
Aで始まりBで終わる | “A*B" |
文字数まで指定したいときは、「*」の代わりに「?」を文字数分入力します。
【Excel・エクセル】COUNTIF関数ができない、反映されないときは
COUNTIF関数の注意点を2つ、ご紹介します。
256文字以上は条件に指定できない
COUNTIF関数は条件の文字数が256字以上あると、エラーになってしまいます。
めったにないとは思いますが、覚えておいてくださいね。
大文字と小文字は区別しない
COUNTIF関数では、大文字だろうが小文字だろうが文字が同じなら同じとみなします。
ただ、半角と全角は区別するようです。
これで、条件に合う件数も思い通りに数えられますね!
それでは、お疲れさまでした!
COUNTIF関数の使い方を動画で見る
- 条件に合うセルの数を数えるには「COUNTIF関数」
- =COUNTIF(セル範囲,条件)
- 条件には比較演算子、ワイルドカードが使える
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