【Excel・エクセル】SUMIFS関数の使い方!複数条件に合う値だけを合計

計算,if

もりの

表の中から月別で、特定の商品の販売数の合計を出したいんだ。

やまの

複数条件の合計はSUMIFS関数を使うんだ。

今回のポイント
  • 複数条件の合計はSUMIFS関数
  • =SUMIFS(合計したい範囲,条件を探す範囲1,条件1,条件を探す範囲2,条件2…)

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 SUMIFS関数の練習ファイルダウンロード

もりの
 
 

一緒にやってみませんか?

【Excel・エクセル】複数条件に一致する値を合計する、SUMIFS関数

指定した条件に一致するセルの合計を出すには、SUMIFS関数を使います。

条件が1つならSUMIF関数でもいいですが、SUMIFS関数は複数の条件にも対応できるんです。

複数の条件に合う値を合計したい表
複数の条件に合う値を合計したい
やまの

Excel2010以降に搭載された関数なんよ。

ちなみに読み方は、「サムイフス関数」「サムイフズ関数」「サムイフエス関数」などです。

ではさっそく、SUMIFS関数の使い方を見ていきましょう!

【Excel・エクセル】SUMIFS関数の使い方

SUMIFS関数の書き方

=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2……)

SUMIFS条件を検索して、条件に一致したセルの値を合計してね
合計対象範囲合計したい値が書かれたセル範囲
条件範囲1条件1の条件を検索する範囲
条件1条件範囲1の中から検索する条件
条件範囲22つ目の条件範囲(省略可)
条件22つ目の条件 (省略可)
もりの

条件と条件範囲は1つだけでもいいんだね。

やまの

ちょいむずな関数だけど、丁寧に見ていけば大丈夫だよ。

SUMIFS関数の使用例

ではでは、SUMIFS関数の実力とやらを見せてもらいましょう。

商品別販売数が書かれた表から、2月のお菓子の販売合計を、セルG3に出したいと思います。

2月とお菓子、複数の条件があるので、SUMIFS関数を使いますよ。

複数の条件に合う値を合計したい表
複数の条件に合う値を合計したい
やまの

=SUMIFS(D:D,A:A,F3,B:B,"菓子")で、求められるよ。説明するね。

ステップ1

まずは関数名を入力しましょう。

セルG3に、「=SUMIFS(」と入力してください。

「=SUMIFS(」と入力した画像
まずは「=SUMIFS(」まで書きますよと

ステップ2

次に合計対象範囲、条件が一致した時どこの値を合計するかです。

今回合計したいのは販売数なので、販売数が書かれたセルD2からD9まで。
ただこの場合、5月6月と表は続いて行くので、今回はD列を選ぶ方があとあと楽そうですね。

というわけで、D列をクリックして選択し、「,(カンマ)」を入力します。

合計したい範囲を選択した画像
合計したい範囲を選択

ステップ3

次に条件範囲1。

今回1つ目のは、月が2月の時ですね。

月はA列に書いてあるので、A列をクリックして選択し、 「,(カンマ)」を入力します。

条件範囲を指定した画像
条件範囲は、条件をどこから探せばいいか

ステップ4

お次は条件。

2月の販売数を知りたいので、直接2と入力してもいいですが、今回はセルF3が使えそうですね。

セルF3をクリックして選択し、「,(カンマ)」を入力してください。

1つ目の条件が完成した画像
これで1つ目の条件は完成!

ステップ5

あとは同じ要領で、2つ目の条件を指定してきます。

2つ目の条件はお菓子でしたよね。
お菓子かどうかはB列を見れば分かるので、条件範囲2はB列をクリックして選択し、「,(カンマ)」を入力しましょう。

条件範囲2を指定した画像
考え方は条件範囲1と一緒

ステップ6

いよいよ大詰め!

2つ目の条件はお菓子。B列では菓子と表現しているので「"菓子"」と入力しましょう。

2つ目の条件を指定した画像
条件は文字列や不等号も使える
もりの

文字列は「"(ダブルクォーテーション)」で囲むんだね。

完成!

2つの条件を指定できたので、式は完成です!

エンターキーで確定すると、2月のお菓子の販売合計数が出ましたね!

SUMIFS関数で複数条件に合う合計が出せた画像
SUMIFS関数で複数条件に合う合計が出せた

オートフィルでコピーすれば、他の月の販売数もすぐにわかりました!

オートフィルで数式をコピーした画像
ほかの月もすぐに分かる
やまの

もっと条件を増やしたかったら、「条件範囲3,条件3」、「条件範囲4,条件4」って、カンマでつなげていけばいいんよ。

SUMIFS関数ができない、エラーになる

SUMIFS関数が「#VALUE!」とエラーが出てできないときは、範囲を確認してみてください。

SUMIFS関数ができない画像
SUMIFS関数がエラーに

SUMIFS関数は、合計対象範囲と条件範囲の行数(または列数)を同じにするというルールがあります。
SUMIFS関数ができないときは、選択した範囲がズレている可能性があります。

合計対象範囲と条件範囲が異なっている画像
合計対象範囲と条件範囲が異なるとできない

SUMIFS関数にワイルドカードは使える?

みんな大好きワイルドカード。

SUMIFS関数の条件にも、ワイルドカードは使えますよ。

もりの

ワイルドカード?

やまの

詳しくはこっちのページで説明するね。

これで、複数条件があっても簡単に合計が出せますね!
それでは、お疲れさまでした!

今回のおさらい
  • 複数条件の合計はSUMIFS関数
  • =SUMIFS(合計したい範囲,条件を探す範囲1,条件1,条件を探す範囲2,条件2…)

数式・関数,Excel計算,if

Posted by morino