【Excel・エクセル】SUBTOTAL関数で合計や個数を集計する
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商品ごとの合計を集計したいんだ。
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SUBTOTAL関数を使ってみよう。
- 集計する関数は「SUBTOTAL関数」
- =SUBTOTAL(やりたい計算の番号,セル範囲)
- やりたい計算の番号は、平均:1、個数:2or3、合計:9など
【Excel・エクセル】合計や個数を集計するSUBTOTAL関数
月の売上を商品ごとに集計して、さらに全体の合計も出したいとき。
これはもう、「SUBTOTAL関数」の出番です。
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え、合計するならSUM関数でいいんじゃないの?
確かにそれぞれの合計だけなら、SUM関数でもOKです。
が、全体の合計も出したいというのが今回のポイント!
SUM関数だと、それぞれの合計も含めてしまうので、値がずれてしまいます。
各合計を範囲から除くか、各合計だけで計算してもいいですが、めっちゃ面倒ですよね……
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しかしSUBTOTAL関数を使えば、小計を省いて合計してくれるので、全体の合計も簡単に計算できるんです。

ちなみに、読み方は「サブトータル関数」です。
では、そんなSUBTOTAL関数の使い方を、見ていきましょう!
【Excel・エクセル】SUBTOTAL関数の使い方
=SUBTOTAL(集計方法,参照1,参照2……)
SUBTOTAL | このセル範囲を、この計算方法で集計して |
集計方法 | 計算方法 |
参照1 | このセル範囲 |
参照2 | このセル範囲(省略可) |
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参照は3つ以上でもOKだよ。
では実際に、SUBTOTAL関数を使って合計を集計してみましょう。
※実際に操作できます。
いちいちスクロールするのは面倒なので、別タブか別ウィンドウで開くの推奨です!
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=SUBTOTAL(9,E2:E3)で、求められるよ。説明するね。
ステップ1
まずはセルE4に、「=SUBTOTAL(」と入力してください。

ステップ2
最初の引数は、「集計方法」……まぁ、計算方法ですね。
今回は、「合計」を出したいんでしたよね。
合計の番号は「9」なので、「9,」と入力します。

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合計は「9」って、どういうこと?

集計方法は、番号が決まってるんよ。
それぞれの番号を、表にまとめてみました。
集計方法はやりたいことに応じて、該当する番号を入力すればOKです。
番号 | やりたいこと | 該当する関数 |
---|---|---|
1 | 平均 | AVERAGE |
2 | 数値が入ったセルの個数 | COUNT |
3 | 空白ではないセルの個数 | COUNTA |
4 | 最大値 | MAX |
5 | 最小値 | MIN |
6 | 積(かけ算する) | PRODUCT |
7 | 標本に基づいた偏差 | STDEV |
8 | 母集団の偏差 | STDEVP |
9 | 合計 | SUM |
10 | 不偏分散 | VAR |
11 | 分散 | VARP |

個数や平均も集計できるんだね!
ステップ3
次の引数は「このセル範囲」、合計したいセル範囲ですね。
合計したいセル範囲をドラッグしてください。
今回は、「E2:E3」ですね。
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ステップ4
式は完成なので、カッコを閉じてエンターキーを押しましょう。
無事、カムカムガムの合計が出せました!

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SUM関数とほとんど変わらないね。
ステップ5
残りの商品の合計も、同じようにSUBTOTAL関数で集計していきましょう。

完成!
最後に全体の合計ですが、これもSUBTOTAL関数で同じように計算すればOKです。
範囲をセルE2~E11にすると……無事、全体の合計が出てきました!
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
SUBTOTAL関数を使うと、SUBTOTAL関数で集計したセルを省いて、集計してくれるんよ。
SUBTOTAL関数のもう一つの特徴
SUBTOTAL関数は、もう一つ面白い特徴があります。
それは、フィルターで非表示にしたセルは計算されない、ということ!
SUM関数を使って合計を出すと、フィルターで一部非表示にしても、全体の合計が表示されますよね。
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しかしSUBTOTAL関数を使えば、フィルターで表示されたセルだけで、合計してくれるんです!
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
詳しくは、こっちのページで教えてもらったよ!
【Excel・エクセル】同じように集計できる、小計機能
「データタブ」→アウトラインのところにある「小計」でも、同じように合計などが集計できます。
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こちらはわざわざ各合計の行を作る必要はなく、アウトラインで表示非表示を切り替えられるので、使いやすいですよ。


詳しくは、こっちのページを見てね。
SUBTOTAL関数を使えば合計だけでなく、平均や個数の集計が簡単にできますね!
それでは、お疲れさまでした!
- 集計する関数は「SUBTOTAL関数」
- =SUBTOTAL(やりたい計算の番号,セル範囲)
- やりたい計算の番号は、平均:1、個数:2or3、合計:9など
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